小型ゾイド(こがたゾイド)は、玩具メーカー『トミー』(現タカラトミー)より販売されている『ゾイド』シリーズに登場する架空の兵器。主に小型のゼンマイ駆動キット、およびこれに類するサイズのものを指す。旧シリーズで発売されたキットは、RMZもしくはEMZの付く番号が割り振られていた。ヘリック共和国軍が極めて初期に開発した初の水陸両用蛙型潜水艇ゾイド。元々は調査用のメカであったが、偵察や軽攻撃などもこなす。フロレシオスと共に中央大陸戦争初期の共和国軍海軍兵力を担った。タンクは注排式で水上移動のみならず水中に潜航する能力も持つ。多くのゾイドが絶滅したZAC2056年の惑星Zi大異変後は、姿が確認されなくなっている。※機体諸元は「メカ生体ZOIDS RMZ-05 アクアドン」より中央大陸戦争時代、ゼネバス帝国軍がヘリック共和国軍のゴドスに対抗すべく開発したイグアノドン型汎用ゾイド。捕獲したゴドスを研究して作られたため、ゴドスとの共通点が多く見られる。左前脚に4連装インパクトガン、背部にマグネッサーシステムを利用したフレキシブルスラスターバインダーなどを装備している。スラスターバインダー搭載によって生まれる高機動性により、総合力でもゴドスを一歩上回り、この機体により帝国軍はゴドスに対抗する手段を得たが、これは同時にゴドスの優秀さ、ゴドスに対抗できるのは(当時の段階では)ゴドスだけという事を自ら証明するという皮肉な結果となった。第二次大陸間戦争初期においては モルガ同様、ガイロス帝国軍の主力機として運用されたが、後継機のレブラプターに役目を譲っていった。※機体諸元は「メカ生体ZOIDS EMZ-22 イグアン」、「ZOIDS EZ-017 イグアン」、「HMM-039 EZ-017 イグアン」より中央大陸戦争初期にヘリック共和国軍が開発した電子機器を多数装備した軽装甲の象型電子戦ゾイド。主に偵察機として使われた多くのゾイドが絶滅したZAC2056年の惑星Zi大異変後は姿が確認されなくなっている。※機体諸元は「メカ生体ZOIDS RMZ-03 エレファンタス」より中央大陸戦争初期にヘリック共和国軍が開発したサソリ型奇襲戦用ゾイド。蜘蛛型ゾイドのグランチュラをベースにゾイドコアをバイオ技術によって巨大化させたサソリ型野生体の物に変更。レーザークロー(格闘戦用のハサミ)、スタビライザーとウエポンラック兼用の尾を装備した。砂の中に身を隠し待ち伏せする戦法を得意とする。ゴドス同様、通常タイプ、重装甲タイプと換装する事が出来、それぞれで武装が異なっている。ガイサックはベースとなった固体が元々、毒液発射能力を身に付けていた為ポイズンジェットガンスプレーを右、硫酸ジェットガンを左の鋏脚から発射する事が可能となっている。ZAC2056年の惑星Zi大異変後も生き残り、共和国軍での運用が続けられた。西方大陸戦争では同じ奇襲用ゾイドであるステルスバイパーと共に砂漠での戦いに活躍。中でもインディゴ・ランバート軍曹は72時間砂の中に潜り続け、セイバータイガーを撃破した。古くからある機種だけに完全自動操縦機であるスリーパー仕様などバリエーションも多い。※機体諸元は「メカ生体ZOIDS RMZ-12ガイサック」及び「ZOIDS RZ-002 ガイサック」よりアニメ『ゾイド -ZOIDS-』第23話に登場した改造ガイサック。“釣り人”の異名で恐れられる賞金稼ぎのスティンガーの愛機である。鋏を大型化し、尾にパラライズミスト弾を装備するなど各武装を強化。動力機関の出力も向上している為、最高速度も通常機の三割増しとなっているらしい。カラーリングは赤。作例がゾイド公式ファンブック2巻に掲載されている。全長10.0m、重量27.1t、最高速度120km/h。アニメ『ゾイド -ZOIDS-』に登場した改造ガイサック。その名の通り主に土木作業用として改修された機体で、ブルドーザーのショベルが装備されたり、尻尾がクレーンになっている機体の確認が出来る。行軍の為の進路確保や地雷探査用など様々なバリエーションも存在する。民間では一般工作重機として活躍している。月刊コロコロコミック誌2001年12月号付録「ZOIDS改造AtoZ」及びゾイド公式ファンブック3巻に掲載。砂漠での奇襲を得意とする通常機に対し、森林における待ち伏せを主な任務とする改造ガイサック。機体が一回り大型化し、パワーが向上している。読者公募の採用作品で、カスタマイズパーツCP-04 アタックユニットとガイサック、余りランナー等のプラ材で作られている。『HISTORY OF ZOIDS』に登場。尾部のロングレンジガンがオペレーター搭乗型の76ミリレーザー砲座へと換装されている。鋏のレーザーシザースも強化され、これによって敵装甲を破壊し、毒液発射によってパイロットを攻撃する戦法で猛威を振るったとされる。『HISTORY OF ZOIDS』に登場。尾部の主砲をニードル状の装備に換装し、機体色を砂漠専用のライトカーキに変更。パイロットであるモーリス少尉は特殊な探査能力を持っていた為、それに合わせ装備を最小限にして行動力を強化する改造が施されている。ヘリック共和国軍が中央大陸戦争時代に開発した砲撃戦に特化したカメ(リクガメ)型自走砲ゾイド。小型ながら強力な火力を持ち主砲は大型ゾイドをも撃破する威力を持つ。機動性は低いが、その変わりに装甲が通常のゾイドより頑丈なものとなっている。ゾイドバトルストーリーの著者、ロイ・ジー・トーマスの陸軍時代の愛機である。ZAC2056年の惑星Zi大異変後も生き残り、第二次大陸間戦争でも共和国軍での運用が続けられた。この時期にはRZ-014 ゴドス共々、荷電粒子砲を標準装備している。中央大陸戦争時では海戦は不可能とされていたが、西方大陸戦争時では能力は低いものの海戦が可能となっている。※機体諸元は「メカ生体ZOIDS RMZ-27 カノントータス」、「ZOIDS RZ-013 カノントータス」、「HMM-011 RMZ-27カノントータス」より自走砲ゾイドとして絶大な信頼を持つRZ-013 カノントータスに大口径ビームキャノンを装備して火力と射程距離を強化した機体。カラーリングはブルーとグレー。ゾイド公式ファンブック4巻の暗黒大陸(ニクス大陸)における戦闘でその姿が確認する事が出来る。初出はウェブコミック『ZOIDS妄想戦記』「親子ゲーム」。乾燥した空気という条件下であれば、その射程は約100kmと言われている。この記録を打ち立てたのは、バスタートータスの呼称の元となったヘリック共和国軍狙撃部隊の老エースパイロット、ロン・“バスター”・アイソップ少尉である。彼はこの機体でブレードライガーミラージュのパイロットである息子のピーター・アイソップ大尉とその仲間の危機を救ったが、その際にバスタートータスは失われている。その後、バスター・アイソップ少尉にはキャノニアーゴルドスが支給された。成型色とシールを変更したカノントータス及びカスタマイズパーツCP-05大口径ビームキャノンセットを同梱したキットとして、2003年03月27日頃、ハピネット加盟店にて定価1200円で限定販売された。キットの形状はカノントータスBCと同一だが、『ZOIDS妄想戦記』作中においては大口径ビームキャノンは液冷式荷電粒子ビーム砲と交換する形で機体に設置されており、また大口径ビームキャノンそのものもキットに見るより長大な装置として描かれていた。HMMシリーズでも第14弾として2009年11月発売。『ZOIDS妄想戦記』に登場したバスタートータスの設定に準じる形で立体化されており、大口径ビームキャノンを改良したロングレンジバスターキャノンを装備している。※機体諸元は「HMM-014 RZ-013 バスタートータス」及び『ゾイド・コア・ボックス』付属「プロイツェンの反逆」より。武装は「バスタートータス」商品パッケージに準拠。ヘリック王国時代から使用されていたヘリック共和国軍の恐竜(メガロサウルス)型ゾイド。中央大陸戦争初期において活躍した。のちに後継機のRMZ-11 ゴドスが開発されたため第一線から退き、訓練機として使われた。多くのゾイドが絶滅したZAC2056年の惑星Zi大異変後は、姿が確認されなくなっている。機体は12.5tと軽く、最高速度は92.0tの重量を持つシールドライガーを上回る※機体諸元は「メカ生体ZOIDS RMZ-01 ガリウス」より第二次大陸間戦争期、ヘリック共和国軍がブレードライガーに続いて開発したオーガノイドシステム搭載のベロキラプトル(ヴェロキラプトル)汎用小型ゾイド。ブレードライガーのサポート機であり、ゴジュラスらと共に共和国軍機甲師団の強襲戦闘隊にも配備される先にガイロス帝国で開発されたEZ-027 レブラプター同様にオーガノイドシステムを限定的に搭載し、従来の小型機を遥かに凌駕する程の俊敏性と生命力を獲得しつつも一般兵にも扱える機体となっている。レブラプターとは異なりオールラウンドに戦う事が可能で、全身に火器を装備し砲撃戦に対応するだけでなく、必要に応じて武装を強制排除する事でさらに身軽となり、高い格闘戦能力を発揮する事が出来る。※機体諸元は「ZOIDS RZ-030 ガンスナイパー」および「HMM-013 RZ-030 ガンスナイパー」よりガンスナイパーナオミスペシャル。アニメ『ゾイド新世紀スラッシュゼロ』にて、「紅き閃光」ことナオミ・フリューゲルの愛機として登場する赤いガンスナイパー。アクティブジョイントスタビライザー及び高性能バランサーを装備した狙撃専用のカスタム機。後にブレードライガーLSを駆るレオン・トロスとチームを組む。搭乗者のナオミが苦手とする接近戦を挑まれ、格闘装備の無いシンカーにすら窮地に立たされたこともあった。「ガンスナイパー 限定 ナオミ・フリューゲル専用機」限定発売された。カラーリング以外の形状はシールも含め通常のガンスナイパーと同様。劇中では単に「ガンスナイパー」と呼称され、2001年に展開していた「ゾイドバトルカードゲーム」カードでは「ガンスナイパーNaS」の呼称が用いられた。その後『ZOIDS SAGA』、『ゾイドタクティクス』、『ゾイドカードコロシアム』といったゲームでガンスナイパーNSの名称が登場した。HMMでは2010年3月発売のシリーズ第18弾として登場。スナイパーライフルを劇中同様のものに変更したガンスナイパーNSと、形状が大幅にアレンジされたワイルド・ウィーゼルユニットのセットとなっている。本来、ワイルド・ウィーゼルユニットはナオミの戦闘スタイルとは合致しない装備であるが、ロイヤルカップ後に開催された個人バトルロワイヤル大会「サバイバルカップ」にて、一対多数の状況に対応する為にこの装備を用いたとされている。※機体諸元は「ガンスナイパー 限定 ナオミ・フリューゲル専用機」商品パッケージおよび「HMM-018 RZ-030 ガンスナイパー ナオミ仕様 with ワイルド・ウィーゼルユニット」よりガンスナイパーリノンスペシャル。アニメ『ゾイド新世紀スラッシュゼロ』第7話にて初登場。バックドラフド団のエレファンダーにディバイソンを破壊されたリノン・トロス(チーム・ブリッツ所属)の新しい機体として登場したガンスナイパー。リノンの特別注文によってロメオシティのガンスナイパー専門店において用意され、カスタマイズパーツCP-13 ワイルドウィーゼルユニット×1、カスタマイズパーツCP-03 ビームガトリングセットのガトリング砲×2、レッドホーンの対ゾイド3連装リニアキャノン×2、ディバイソンの8連ミサイルポッド×4、さらに高性能バランサーと関節各部強化パーツを装備する。これは失ったディバイソンの穴を埋めるべく装備を増強した措置であるが、超重装備仕様からナオミには「邪道」と評されている。第7話作中においてジェミー・ヘメロスはディバイソンを下取りに出しても尚ローンが残る装備仕様と説明していた。劇中では単に「ガンスナイパー」と呼称され、2001年に展開していた「ゾイドバトルカードゲーム」では「ガンスナイパーRiS」の呼称が用いられた。その後、『ZOIDS SAGA』、『ゾイドタクティクス』、『ゾイドカードコロシアム』といったゲームでガンスナイパーLSの名称が登場した。大型ゾイド用武装を惜しげもなく費やしたバブリーな作例として知られてきたが、HMMシリーズにおいて製品化され2011年3月発売。本シリーズにおける設定では正式名「ガンスナイパー・ワイルドウィーゼル・フルバーストカスタム」という名称でリノンオリジナルの仕様ではなく、第二次大陸間戦争期にすでに確立されたスタイルだったとされており、ワイルド・ウィーゼルユニットの「オクト・ウェポン・システム」を利用し、帝国軍の鹵獲兵器を大量装備した特別仕様機と言われている。キットに付属する武装は主砲となるビームガトリングガンおよび3連装キャノンは流用ではなく、新規金型が起こされガンスナイパーのサイズに合わせたものが用意されている。オプションとしてアニメ劇中に登場した買物カゴとその中の商品が付属している。※機体諸元は「HMM-024 RZ-030 ガンスナイパーリノン仕様」及び「ゾイドエンサイクロペディア」よりゾイド公式ファンブック3巻に掲載。RZ-030 ガンスナイパーを、砲撃力のみに特化した改造機。支援砲火において絶大な力を発揮するが、格闘能力は無きに等しいとされる。アニメ『ゾイド-ZOIDS-』第52話にて初登場。ガンスナイパーW2にヒルツに付き従うオーガノイド・アンビエントが合体し突然変異した機体。その名称通り、関節部分が棘状に変形し、機体色も赤く変化している。名称はファンブック「ゾイドエンサイクロペディア」より。イベント冊子「新生ゾイド改造研究所分室」及び漫画「ゾイドバトラー雷牙」で掲載された鷲型の改造ゾイド。ヘリック共和国軍がザバットを参考に開発した機体で、シュナイダーユニットを装備した事により格闘戦に秀でている。作例はガンスナイパーをベースにザバット、シュナイダーユニットを使い製作されている。ヘリック王国時代から使用されていたヘリック共和国軍の鳥(水鳥)型飛行ゾイド。偵察や連絡用にも用いられたほか、民間でも使われた。中央大陸戦争期には既に旧式化していた。ペガサロスはこのグライドラーの発展型である。多くのゾイドが絶滅したZAC2056年の惑星Zi大異変後は姿が確認されなくなっている。※機体諸元は「メカ生体ZOIDS RMZ-02 グライドラー」よりヘリック共和国軍の蜘蛛型ゾイド。ワイヤー射出機を用いて敵機を捕縛する。中央大陸戦争初期において活躍し、ガイサックの原型にもなった。多くのゾイドが絶滅したZAC2056年の惑星Zi大異変後間もないZAC2057年には純粋な強化型としてエクスグランチュラが配備されていたが、第二次大陸間戦争期には姿を消している。※機体諸元は「メカ生体ZOIDS RMZ-04 グランチュラ」より中央大陸戦争初期にゼネバス帝国軍が開発したディメトロドン型軽電子戦ゾイド。大きな背鰭にレーダーを内蔵し、強行偵察などに従事する。マグネッサーシステムを導入し、滑るように移動する事で最高速度200kmを叩き出す。正面戦闘を想定した機体ではないが、小口径ガトリングビーム砲で歩兵陣地の制圧等に用いられた。コックピットは単独での飛行が可能。ZAC2056年の惑星Zi大異変後も生き残り、第二次大陸間戦争ではガイロス帝国軍において運用されている。後にネオゼネバスでも導入され、小規模のキメラブロックス運用の為の司令機に使用されている※機体諸元は「メカ生体ZOIDS EMZ-02/EMZ-14 ゲーター」および「ZOIDS EZ-022 ゲーター」よりゾイド公式ファンブック2巻に掲載。敵地で長期間単独行動し情報収集する特別仕様のゲーター。小口径ガトリングビーム砲を3Dレーダードームに換装し、背鰭はオーバーヒート防止の為の放熱板となっている。砂漠や森林に潜む為ブラウン系の迷彩塗装が施されている。全長11.8m、重量21.5t、最高速度200km/h。旧シリーズのゲーターのパッケージ裏に掲載されたバリエーションの一つ。森林の多い国境付近での警戒、共和国領内に潜入しての情報収集にあたる為に迷彩カラーとなっている。旧シリーズのゲーターのパッケージ裏に掲載されたバリエーションの一つ。背中の全天候3Dレーダーに代わり、より強力な360°回転式のレーダーを装備。全身にはダークシーグレーの電波吸収塗料を塗装し敵のレーダーに発見されず行動可能。ECM、ECCM、早期警戒を得意としているが、量産効率と整備性の悪さから1〜2機のみの生産となっている。中央大陸戦争初期にゼネバス帝国軍が開発した恐竜(トリケラトプス)型ゾイド。先行して導入されていたマーダは機動性こそ高かったものの、その装甲の弱さ故に損耗率が高かったことから開発された。2本の角は砲になっている。格闘武器は無いが、攻防のバランスがとれており、レッドホーンと共に主力部隊を構成した。マグネッサーシステムでの高速移動が可能で、複数の兵士を運ぶこともできる。コックピットは単独での飛行が可能。ZAC2056年の惑星Zi大異変後も生き残っていたが、骨董品扱いであった。しかし、第二次大陸間戦争ではマーダ、マルダー、シーパンツァーと共にプロイツェンの苛烈な総攻撃命令により、ZAC2101年の暗黒大陸(ニクス大陸)の戦いに投入された。※機体諸元は「メカ生体ZOIDS EMZ-04/EMZ-16 ゲルダー」より中央大陸戦争時代、RMZ-01 ガリウスの後継機としてヘリック共和国軍が開発した恐竜(アロサウルス)型ゾイド。「小型ゴジュラス」、「恐竜の殺し屋」の異名を持ち、格闘戦を得意とする。特に強力なキック攻撃は、同クラスのゾイドなら簡単に蹴り飛ばし、装甲を簡単に貫通してしまう威力を持ち、中央大陸初期には最強の小型ゾイドと謳われた)。まさに小型ゴジュラスと言うべき機体である。バリエーションとして通常の機体に火器とレーダーを増設し、コックピットを交換した「重装甲タイプ」も存在する。これは主に指揮官専用機として運用されている。後に、ゴドスを参考にしたゼネバス帝国軍のEMZ-22 イグアンが登場した。新旧シリーズともゴドスは共和国小型ゾイドの主力量産機となって活躍し、その配備数も共和国史上最多となるが、攻撃重視の設計である為、防御力が弱く、損耗率も高い。後継機であるRHI-8 アロザウラーやRPZ-19 ゴッドカイザーが配備された頃に第一線から退くが、これらはZAC2056年の惑星Zi大異変で激減した為、多数生き残ったゴドスが再び実戦に復帰する事になった。第二次大陸間戦争期には小型化に成功した荷電粒子砲を標準装備し、共和国陸軍の主役として活躍した。ZAC2101年以降は本機に代わり、ガンスナイパーやスナイプマスターといった機体が後継機として台頭しつつある。大異変後間もないZAC2057年には、当時著しく強大化した磁気嵐に耐える新たなゾイドの一つとして、ゴドスの純粋な強化型後継機であるHRZ-005 ドスゴドスが配備されていたが、磁気嵐が予想以上に過早に収束した事で逆に環境に不適合となってしまい、第二次大陸間戦争期には姿を消している。※機体諸元は「メカ生体ZOIDS RMZ-11 ゴドス」、「ZOIDS RZ-014 ゴドス」、「HMM-028 EZ-014 ゴドス」より中央大陸戦争初期にヘリック共和国軍が開発した恐竜(ステゴサウルス)型電子戦ゾイド。性格はおとなしい。背びれにレーダーおよび妨害電波発振器を内蔵し、強行偵察等に従事する。のちに輸送用ゾイドだったRBOZ-004 ゴルドスが電子戦機に改造されたため、第一線から退く。多くのゾイドが絶滅したZAC2056年の惑星Zi大異変後は姿が確認されなくなっている。※機体諸元は「メカ生体ZOIDS RMZ-06 ゴルゴドス」より※「II」は、ローマ数字の2である。中央大陸戦争時代、ゼネバス帝国軍が開発したカブトムシ型ゾイド。史上初の対地攻撃機ゾイドである。低空からの狙いすました機銃掃射は驚異的な命中率を記録した。そのため、ヘリック共和国軍は大型ゾイド以上にサイカーチスを恐れ、対抗機としてRMZ-30 ダブルソーダを開発したほどである。反面、空戦能力は極めて低くプテラスなど超音速戦闘機ゾイドに対して対抗手段が無い。ZAC2056年の惑星Zi大異変後も生き残り、ガイロス帝国軍において運用が続けられた。ZAC2099年の第二次大陸間戦争開戦時にはダブルソーダへの対抗策として火力増強が図られ、小口径ながら荷電粒子砲が装備された。※機体諸元は「メカ生体ZOIDS EMZ-23 サイカーチス」および「ZOIDS EZ-018 サイカーチス」より中央大陸戦争初期にゼネバス帝国軍が開発した恐竜(ブラキオサウルス)型小型ゾイド。戦闘能力は低く、偵察や輸送に使用されていた。コックピットは単独での飛行が可能。早い段階でフェードアウトし、多くのゾイドが絶滅したZAC2056年の惑星Zi大異変後も姿が確認されていない。※機体諸元は「メカ生体ZOIDS EMZ-05/EMZ-17 ザットン」より余談だが、ゾイドバトルストーリー掲載のジオラマ遠景でウルトラザウルスを再現するにあたり、本機やブラキオスのキットを改造したものが見受けられる。第二次大陸間戦争期、ガイロス帝国軍が開発したコウモリ型急降下爆撃機ゾイド。ゾイド史上初の完全自動操縦によるUCAV機という設定だが、厳密には自動操縦ではなく、母艦から無線操作される。無人機ゆえにパイロットの安全面を考慮する必要が無く、犠牲を顧みない攻撃が可能である為、爆撃命中率は有人機の2倍にもなる。その為、ヘリック共和国軍将兵から「死神」と恐れられている。また、頭部の換装によって有人機として使用可能。こちらは伏臥式のコックピットとなっており、パイロットの安全面から、ステルス性を生かした偵察機として運用された他、換装装備としてバインドコンテナが用意されており、輸送機としても運用される。これを装備した仕様はザバットコンテナと呼称される。この有人タイプは後にネオゼネバス帝国軍によって電子戦改造を施したキメラ司令機としての検討もなされた。腹部に搭載したホーミングボムは、地表落着後に自走して標的を追尾する機能を持つ。その為、標的に空中から直接着弾させる事が出来なかった場合にも無駄となりにくい。EZ-044 ザバットの有人仕様機に、カスタマイズパーツCP-19 バインドコンテナを装備した仕様。ホーミングボムと換装する形で腹部に設置される。輸送機としての運用が可能となり、ガイロス帝国戦略空軍輸送飛行隊に配備されている。ザバットコンテナという名称は、ゾイド公式ファンブック3巻「ガイロス帝国軍団組織図」にて確認できる。ゾイド公式ファンブック3巻掲載。空軍力で劣る帝国軍が開発した翼竜型実験機であり、テスト飛行ではマッハ3.3の機動力を叩き出し、レーザーガンの装備でレドラーを上回る攻撃力を持つ。初出は月刊コロコロコミック誌2002年1月号の改造アイデア読者公募で、ザバットとディロフォースを組み合わせて製作されている。中央大陸戦争時代、ゼネバス帝国軍が開発したヤドカリ型水陸両用ゾイド。強力な武装と重装甲に守られた機体は機甲戦および上陸作戦から沿岸防衛まで幅広い作戦に適応できる。小型ゾイドでありながら、中型ゾイドであるブラキオス以上の戦力を持つ強力な機体である。ZAC2056年の惑星Zi大異変後も生き残り、ガイロス帝国軍でも運用された。第二次大陸間戦争ではEMZ-13 マーダ、EMZ-16 ゲルダー、EMZ-18 マルダー同様、ZAC2101年の暗黒大陸(ニクス大陸)の戦いに投入された。ただし、大異変の地殻変動によりヤドカリ型野生体が絶滅、新たに生産を行う事は不可能となっている。ZAC2102年にはネオゼネバス帝国によって一部の機体がシンカー、マッカーチスとともに沿岸守備隊に配属されている。ゼネバスの逆襲が始まったZAC2041年ロールアウト。強力な機体と設定されているものの、活躍は少ない。バトルストーリーではもっぱらやられ役に回っており、敵の基地を探る目的でわざと鹵獲されたが、作戦が失敗して共和国に持ち帰られてしまったり、ウオディックとともに港に停泊しているところを奇襲攻撃により全滅したりと、損な役回りが多かった。中央大陸戦争時代、ゼネバス帝国軍が開発した始祖鳥(アーケオプテリクス)型ゾイド。その野生体は中央大陸の火族が古くから移動手段や戦闘に用いてきたもの。ヘリック共和国軍のRMZ-21 プテラスに対抗することを主眼としたゼネバス帝国初の本格的な戦闘機ゾイドであり、ZAC2039年のゼネバス帝国首都陥落時には、ゼネバス皇帝を乗せたトビー・ダンカン少尉機が脱出機にとなり、見事に大役を果たした。その戦力評価は資料によってばらつきがあり、中央大陸戦争時は当初プテラスと互角、後に旋回性能の差でプテラスに劣る、または、中央大陸戦争当時からプテラスを遥かに上回る性能だったともされる。ZAC2056年の惑星Zi大異変後も生き残り、ネオゼネバス帝国建国後に第一線へ復帰。戦闘力はストームソーダーやレイノスといった共和国飛行ゾイドに劣るものの、低空域での戦闘力と新型コンピュータの採用により誘導能力が向上し、レイノスをも撃墜する威力を持つSAMバードミサイルを買われ、グレイヴクアマやフライシザースと共にネオゼネバス帝国軍の貴重な航空戦力となる。※機体諸元は「メカ生体ZOIDS EMZ-29 シュトルヒ」および「ZOIDS EZ-068 シュトルヒ」より中央大陸戦争時代、ゼネバス帝国が開発したエイ(イトマキエイ)型海空両用ゾイド。その野生体は中央大陸の海族が古くから家畜として用いてきた。元々は水空両用の輸送、伝達機体として運用されていたが、改修が行われ戦闘用に配備された。深海の水圧にも耐え得る堅固な装甲はそのまま機体の防御能力にも直結し、加えて高い旋廻性能を持っていた事から当時の共和国戦闘機だったペガサロスを凌駕する性能を誇った。とりわけゼネバス帝国軍・ゴードン大尉の搭乗した機体はベガサロスを10機以上撃破する活躍を見せた。コクピットは単独での飛行も可能。海上戦以外にも奇襲や爆撃、水中戦などにも対応可能なこの機体によって、ゼネバス帝国は海上戦力と航空戦力を同時に手に入れた。このように運用面では非常に優秀であり、下記のバリエーションの様に飛行性能を強化した改造モデルも複数登場している。ただし、基本仕様機は音速を出せず高高度性能にも難があるなど、空海両用機ゆえにプテラス等の戦闘機型ゾイドには空戦能力で不利な一面も存在する。ZAC2056年の惑星Zi大異変後も生き残り、第二次大陸間戦争では最新式のホーミング魚雷とビーム砲の威力増強を施しガイロス帝国軍によって運用されている。ZAC2100年においてはこの機体に長きに渡って煮え湯を飲まされ続けてきた経験から、ヘリック共和国軍は量産性を除いたすべての性能で凌駕する対抗機種を開発・配備している。※機体諸元は「メカ生体ZOIDS EMZ-19 シンカー」および「ZOIDS EZ-032 シンカー」よりヘリック共和国軍が開発したヘビ型奇襲用ゾイド。中央大陸戦争時代はRMZ-25 スネークスと呼称されていた。ZAC2056年の惑星Zi大異変後も生き残り、第二次大陸間戦争ではステルスバイパーの名称で共和国軍での運用が続けられた。森林地帯など狭い地形に沿って自在にボディをくねらせて進む事が出来る。また、格闘戦においては相手に纏わり付いて締め付ける戦いを得意としている。対空用の武装も豊富で地対空ミサイルや機銃などを多数装備している為、飛行ゾイドに対しても有利に戦える。コクピットは単独での飛行も可能。頭部形状はコブラのフードを思わせるが、新シリーズの「バイパー」とはマムシやクサリヘビ類の事を意味する。第二次大陸間戦争期、RZ-030 ガンスナイパーの後継機として開発された、ヘリック共和国軍のベロキラプトル(ヴェロキラプトル)型ゾイド。武装を整理し機体そのものも軽量化することで、運動性能と格闘能力が向上している。また、射撃性能を更に高めるためスナイパーズシートとスコープを採用。ガンスナイパーでは一人で担っていた操縦と狙撃をスナイプマスターでは分担することでパイロットの負担を半減させ、より高度な狙撃精度と射程距離を実現させた。また、機体各部には「マルチウエポンラック」が多数設けられ、拡張性にも優れる。標準の状態での簡素な装備を補うため、スナイプマスターには3種類のカスタマイズパーツが用意されている。フレキシブルブースターユニットを装備した仕様はスナイプマスターFB、アクティブシールドユニットを装備した仕様はスナイプマスターAS、CP-26 全方位ミサイルユニットを装備した仕様はスナイプマスターMUと呼称される。ガンスナイパーにはオーガノイドシステムが組み込まれていたが、スナイプマスターも同様か、あるいはライガーゼロのような強靭な野生種ゾイドから造り上げたという資料はこれまでのところ確認されていない。尾部のライフルは取り外し、他のゾイドのパーツとして使用することも想定している。RZ-057 スナイプマスターの試作型とされる。通常機の青い関節キャップに対し、こちらは赤い関節キャップを使用しているが、その他に外見的な差異は見受けられない。キットでの当仕様の再現は、RZ-057 スナイプマスター以外必要としないため極めて容易と言える(キット解説参照)。なお、呼称や前述の設定は、キットが発売された当時は定められておらず、ニンテンドーゲームキューブ用ゲームソフト『ZOIDS VS.』シリーズにて付加されたものである。RZ-057 スナイプマスターに、カスタマイズパーツCP-24 フレキシブルブースターユニットを装備した仕様。スナイパーズシート部ハードポイントに設置される。機動力と砲撃能力が向上している。スナイプマスターやフレキシブルブースターユニットのキットが発売された当時、呼称は定められていなかった。その後、『ZOIDS VS.』シリーズ、『ゾイドタクティクス』といったゲームでスナイプマスターFBの名称が登場した。RZ-057 スナイプマスターに、カスタマイズパーツCP-25 アクティブシールドユニットを装備した仕様。全身に配されたパイロン「マルチウエポンラック」に分散して設置される。防御力と格闘能力が向上している。スナイプマスターやアクティブシールドユニットのキットが発売された当時、呼称は定められていなかった。その後、『ZOIDS VS.』シリーズ、『ゾイドタクティクス』といったゲームでスナイプマスターASの名称が登場した。RZ-057 スナイプマスターに、カスタマイズパーツCP-26 全方位ミサイルユニットを装備した仕様。全身に配されたパイロン「マルチウエポンラック」に分散して設置される。火力が大幅に向上している。『ZOIDS VS.』シリーズ、『ゾイドタクティクス』といったゲームに登場。全方位ミサイルユニットは製品パッケージにおいてスナイプマスター、ハンマーロック双方での装着が示唆されているが、取扱説明書内での言及はなされていない。電撃ホビーマガジン2003年1月号に掲載された改造作例。戦闘によってゾイドコアに致命傷を負ったスナイプマスターをゾイドブロックス技術を導入し再生させた機体。その名称はサイボーグに由来する。全身がブロックスの規格となっているため、チェンジマイズによって砲撃形態「ボーグ ヘビィガンナー」や格闘形態「ボーグ ガーデナー」をとることができる。スナイプマスター・ブルーユニコン小隊機。ヘリック共和国軍「試作機戦闘試験小隊ブルーユニコン」に配備されたスナイプマスター。白とオレンジという、テスト機として識別しやすいカラーリングが施されている。初出はニンテンドーゲームキューブ用ゲームソフト『ZOIDS VS.』シリーズ。第一作では単にスナイプマスターと呼称され、第二作からスナイプマスターBUの名称が登場した。PlayStation 2用ゲームソフト『ゾイドタクティクス』にもスナイプマスターBUとして登場。キットは、『ZOIDS VS.』の初回生産特典として数量限定配布された。成型色は大まかに、胴体が白、四肢が鮮やかなオレンジ、四肢の爪と尾が黒、目がクリアレッド。関節キャップはオレンジと紺の二種類が同梱される。シールは新規のもので、ヘリック共和国の国章は無いが、ブルーユニコン隊のエンブレムに加え、さらには敵役であるロットティガー隊やテラガイストのエンブレムまであしらわれている。カラーリング以外の形状は通常のスナイプマスターと同様。※機体諸元は「ZOIDS VS. 初回生産特典 スナイプマスター」パッケージに準拠。中央大陸戦争初期に登場したヘリック共和国軍のカマキリ型奇襲ゾイド。密林や草原における格闘戦に優れ、小型機ながら鎌状の前肢「ハイパーサーベル」は強力で、野生体はこれを用いて他のメカ生体を捕食する狂暴な性質を持つ。多くのゾイドが絶滅したZAC2056年の惑星Zi大異変後は姿が確認されなくなっている。※機体諸元は「メカ生体ZOIDS RMZ-09 スパイカー」より第二次大陸間戦争期、ヘリック共和国軍が開発したスピノサウルス型ゾイド。西方大陸戦争末期に実戦投入が開始された電撃ホビーマガジン2002年7月号「SMACK ZOIDS」Bパートより。暗黒大陸(ニクス大陸)のような険峻な地形への対応を主眼に置いた、史上初の戦闘工兵ゾイド。CASの設計思想を引き継いだ換装機構を持ち、レーザーチェーンソーやレーザーエクスカベイターといった背部のマルチオペレーションアーム用装備を自在に換装が出来る事が最大の特徴である。武装も決して貧弱ではなく、同クラス機との戦闘であれば後れを取る事は無い。ベースとなった野生体はダークスパイナーと同種のゾイドを用いているが、工兵用機体として戦闘力の上限を低めに設定している為、必ずしもダークスパイナー等のような特別な個体は必要としない。カスタマイズパーツとして4連装インパクトカノンセットが用意されており、これを装備した仕様はスピノサパー4連キャノンと呼称される。※機体諸元は「RZ-043 スピノサパー」商品パッケージ、およびゾイド公式ファンブック3巻に準拠。『ZOIDS SAGA』シリーズの第一作『ZOIDS SAGA』にのみ登場。なお、登場するのはレーザーチェーンソー装備型のみである。中央大陸戦争時代、ヘリック共和国軍が開発したクワガタ型対地攻撃機ゾイド。その野生体は中央大陸の虫族が古くから家畜として共生してきたもの。「空の掃除屋」とも渾名される。全体のフォルムからノコギリクワガタに近い形状。ゼネバス帝国軍のEMZ-23 サイカーチスに対抗する事を主眼に置いており、後発たるダブルソーダの方が武装、スピード共に上。さらに上空からの偵察にも対応出来るよう、複座式のコックピットを採用している。格闘戦には大顎「ブレイクソード」で対応し、ウイングスタビライザーを用いて敵機を切り裂く事も可能。ZAC2056年の惑星Zi大異変後も生き残り、第二次大陸間戦争でもヘリック共和国軍での運用が続けられた。中央大陸戦争時代、ゼネバス帝国軍が開発したマンモス型ゾイド。当時、射撃戦中心から白兵戦重視へシフトしつつあった戦術思想を受け、頑強な機体に格闘戦用の長大な牙とノーズ先端の火炎放射器を装備。帝国親衛隊に配備され、帝国首都および王宮内を防衛する戦闘に投入された。多くのゾイドが絶滅したZAC2056年の惑星Zi大異変後は、姿が確認されなくなっている。それまでの帝国小型ゾイドとはコクピット形状が異なり、より周囲の装甲が厚い設計となっている。※機体詳細はEMZ-28ツインホーンより。中央大陸戦争初期に登場したヘリック共和国軍の恐竜(ブロントサウルス)型小型ゾイド。装甲、武装とも貧弱だが再生能力が高く、設定では尾が千切れても、トカゲのように再生してしまうという。その特性から10名を運べる兵員輸送車として用いられた。多くのゾイドが絶滅したZAC2056年の惑星Zi大異変後は、姿が確認されなくなっている。中央大陸戦争時代に開発された、ヘリック共和国軍のワニ型水陸両用ゾイド。ZAC2031年のフロレシオ海海戦にて初登場。同時期に開発された海空両用ゾイドEMZ-19 シンカーには後れを取ったものの、旧式化したアクアドンやフロレシオスに替わって共和国海軍兵力の一翼を担った。ZAC2056年の惑星Zi大異変後も生き残り、その後もウルトラザウルスやハンマーヘッドが登場するまで共和国軍唯一の海軍兵力だった。バイトファングの威力は凄まじく、噛み付いて河川に引きずり込む戦法を得意としている。帝国の主力海軍戦力であるブラキオスとは中央大陸戦争時代は互角とされたが、ブラキオスが強化された西方大陸戦争以降は不利とされる。※機体諸元は「メカ生体ZOIDS RMZ-20 バリゲーター」および「ZOIDS RZ-003 バリゲーター」よりZAC2056年に発生した大異変の影響で戦闘能力が著しく低下した バリゲーターであったが、ガイロス帝国軍との戦いが再燃したZAC2057年には鹵獲したガイロス帝国軍のゾイドを参考にして装甲材質に強化を施し、さらに異変後に強勢化した磁気嵐にも対応させる為スラスターシステムと言う新機構を搭載したバリゲーターTSとなって再配備されてエクスグランチュラと共にドスゴドスの援護や敵地への上陸作戦などで活躍した。劇中ではドスゴドスの尾部に噛み付き、振り回して貰う事でバリゲーター自体を質量武器とする連携戦法ターボアクセレイション・ハンマーアタックを披露している。08年に発売されたZRCシリーズのキットでは劇中ではスラスターシステムと呼称されるボタン電池で動くモーター(バッテリーボックスは背中に装備され、コードでキット内のモーターに電気を送る仕組み)を搭載する事でゼンマイ駆動型から電動駆動型となっている。ゼンマイモーターは付属していない為ノーマル仕様だと稼動しない。中央大陸戦争時代、ゼネバス帝国軍が開発したゴリラ型汎用歩兵ゾイド。アイアンコングの小型版と言うべきゾイドであり、格闘能力ではゴドスどころか、後年のレブラプターでさえ上回る。コクピットは単独での飛行が可能。ZAC2056年の惑星Zi大異変後も生き残り、第二次大陸間戦争ではガイロス帝国軍の機体として第一線に復帰する事となった。小改修のみで新鋭機にも劣らない性能を発揮する高いポテンシャルを示したが、ハンマーロックの能力の高さに目を付けた帝国摂政ギュンター・プロイツェン元帥の策謀によってガイロス帝国の正規軍である国防軍には回されず、彼の私兵集団であるプロイツェン騎士団(通称PK師団)にのみ配備された。ネオゼネバス帝国成立後は強襲戦闘隊に配備され、主力ゾイドの一つとして使用されている。現行機にはスナイプマスター同様、カスタマイズパーツ・フレキシブルブースターユニット、アクティブシールドユニット、全方位ミサイルユニットが用意されており、これを装備する事で空陸を問わない攻撃が可能となる。これらの装備装着時の呼称は特に定められていない。※機体諸元は「メカ生体ZOIDS EMZ-26 ハンマーロック」および「ZOIDS EZ-056 ハンマーロック」より。『ゾイドジェネレイションズ』に登場するハンマーロックの改造機。トビザルと読む。ナカトの忍、ツカモトの乗機で、本体のコアに3つのブロックスコアを連動させて胸部のマグネッサーシステムにエネルギーを供給し、高出力・高機動を実現している。主な武装はメタルZi製の忍者刀「シエン」と背部に装備した特注の複合センサー「心眼システム」。他にもダートガン、格闘用クロー、スモークディスチャージャー、ロケットアンカーなどの装備を持つ。サポートブロックスゾイド・鋭華と合体すると中型ゾイドを超えるパワーを発揮する。合体機構は後から追加されたもので、この際心眼システムの小型化や展開式キャノンへの換装が行われている。中央大陸戦争時代、ゼネバス帝国軍の シンカーに手を焼いたヘリック共和国軍が開発したプテラノドン型戦闘機ゾイド。マグネッサーシステムによるVTOL機能を持っている為、長大な滑走路を必要とせず、いかなる場所でも離着陸と長時間のホバーリングが可能である。後継機のレイノスが登場するまで長い間、共和国軍の主力戦闘機を務めた。コクピット形状はスネークス(ステルスバイパー)と共通し、脱出ポッドとして単独飛行が可能。第一次大陸間戦争では既にレイノスに変わって第一線を退いていたが、マッドフライの艦載機として登場している。ZAC2056年の惑星Zi大異変後も生き残り、第二次大陸間戦争でも共和国軍での運用が続けられた。現行機にはカスタマイズパーツとしてCP-06 ボマーユニットが用意されており、これを装備した仕様はプテラスボマーと呼称される。※機体諸元は「メカ生体ZOIDS RMZ-21 プテラス」および「ZOIDS RZ-010 プテラス」よりプテラスに、カスタマイズパーツCP-06 ボマーユニットを装備した仕様。第二次大陸間戦争期においては戦闘機としての旧式化が目立つプテラスだが、爆撃能力と索敵能力の充実によって戦闘爆撃機への転換が図られている。アニメ『ゾイド新世紀スラッシュゼロ』ではチームブリッツ所属機として登場。ジェミー・ヘメロスの愛機だったが、トロス博士がレイノス購入の資金繰りの為に勝手に売り飛ばしてしまった。また第18話では、チームチャンプの対戦チームが使用していた。※機体諸元は「HMM-025 RZ-010 プテラスボマージェミー仕様」よりゾイドバトルストーリー4巻に登場。RMZ-21 プテラスの超高高度偵察機仕様改造機。マッハ4の速度で4万mの超高空を飛行可能。ステルス機能を有し、スパイカメラを搭載している。当時、ヘリック共和国軍基地を脅かしていた爆撃機仕様改造デスザウラー「デスバード」を追跡。基地を発見し、空撮写真を撮影した。この情報を元にロバーツ大佐によるデスバード基地奇襲作戦が発動されたが、逆に待ち伏せの罠に嵌って部隊は全滅し、作戦は失敗に終わった。RZ-010 プテラスの背部に、カスタマイズパーツCP-13 ワイルドウィーゼルユニットのレドームを搭載した偵察機仕様。ヘリック共和国軍デストロイヤー兵団に配備され、ウルトラザウルス・ザ・デストロイヤーに正確な砲撃目標の位置を伝達する。全長10.3m、重量23.4t、最高速度マッハ2.1。漫画『機獣新世紀ZOIDS』2巻に登場。プテラスを横列に2体繋げた情報戦略機。背面に大型のレドームを1基装備している。旧シリーズパッケージ裏バリエーションにて登場。量産が間に合わないサラマンダーに代わり改装されたプテラスの爆撃仕様で、夜間用レーダーやレーザー測距器、ロケット弾パックを増設。腹部には多目的ウェポンベイを装備している。旧シリーズパッケージ裏バリエーションにて登場。コクピットをパイロット養成用にタンデムシートとしたタイプ。ボディのバルカンは対地用の大口径バルカンに換装され、脚部にバーニア追加、尾翼が2枚に変更した事で低空性能が向上。対地攻撃用として運用された。中央大陸戦争初期に登場したヘリック共和国軍の海竜(プレシオサウルス)型水雷艇(高性能駆逐艦ともいわれる)ゾイド。アクアドンと共に中央大陸戦争初期の共和国軍海軍兵力を担った。元々はその長い首でコクピットから海の監視と生物の生態観察を行う事に適した機体で、海における生活のためのゾイドであった。この一部の改造タイプでは水陸両用型も存在したものの、基本的には水上専用タイプが主流であった。帝国、共和国に分裂した際に戦闘メカへと転用され、対空機関砲や魚雷、レーダーを搭載し、すべてが水陸両用に改造された。海上からの上陸作戦、物資の輸送等の支援活動に加え、元来持っていた観察に適した作りを生かし、沿岸警備でも活躍した。多くのゾイドが絶滅したZAC2056年の惑星Zi大異変後は姿が確認されなくなっている。※機体諸元は「メカ生体ZOIDS RMZ-10 フロレシオス」よりヘリック共和国軍がグライドラーの後継機としてペガサス型ゾイドをプロトタイプに開発した鳥(猛禽類)型戦闘爆撃機ゾイド。元々は狩猟用のメカであったことから旋回性に優れ小回りが利く。非常に獰猛な性質で、猛禽類型に相応しく他のメカ生体を急降下して襲う性質を持つ。谷間にある基地から飛び立てるほど滑走距離が短く、高度一万メートルまで9秒かからない上昇能力を持つ。中央大陸戦争初期においてゼネバス帝国は飛行ゾイドを保有していなかったため、対地攻撃で活躍した(ヒストリーオブゾイドのイラスト・漫画のみの登場でキット化されてはいないが翼竜型の飛行ゾイドを保有していたらしい)。ところがゼネバス帝国軍がシンカーを投入し、たちまち劣勢に陥ったため、後継機としてプテラスが開発されることになる。多くのゾイドが絶滅したZAC2056年の惑星Zi大異変後は姿が確認されなくなっている。※機体諸元は「メカ生体ZOIDS RMZ-08 ペガサロス」より中央大陸戦争中期、ゼネバス帝国軍が開発したヒョウ型(ジャガー型と呼ぶ場合もあった)高速戦闘ゾイド。ヘリック共和国軍のガイサックに多大な損害を受け、奇襲戦の重要性を学んだ事から誕生した。コクピットは単独の飛行が可能。元祖ステルスゾイドであると同時に、高速機の草分けでもある。砂漠戦を得意とするガイサックに対し、ヘルキャットは森林や山岳での奇襲戦を想定して設計された。特に脚部に施された消音機能とブラックホール化した極限まで熱放射を抑えた排気システムは秀逸で、これにより赤外線に感知されず敵に気付かれず接近できる為「密林の暗殺者」と言う異名を持つ。この技術は後にサーベルタイガーに活用された。ZAC2056年の惑星Zi大異変後も生き残り、第二次大陸間戦争ではガイロス帝国軍によって運用が続けられた。光学迷彩を導入した機体も存在したとされる。※機体諸元は「EMZ-24及びEZ-023ヘルキャット」よりヘルキャットの強行偵察用改造機。敵基地への侵入を想定し、装甲及び攻撃力が強化されている。初出はニンテンドーゲームキューブ用ゲームソフト『ZOIDS VS.II』。ミッションモードにおいて、帝国ストーリー主人公であるコウキ・デモンが、ガイロス帝国軍ロットティガー隊に合流して最初に搭乗する機体である。キットは『ゾイドVS.II』の初回生産特典として数量限定配布された(この通常版のほか、さらにデザートライガーのキットも付属する『ゾイドVS.II初回版デザートライガーセット』も定価8800円で数量限定販売された)。成型色は大まかに本体が暗緑色と黒、帝国共通コクピットが銀色、コクピットの風防がクリアグリーン、関節キャップが赤。シールは新規のものでガイロス帝国の国章の他、ロットティガー隊のエンブレム、さらには敵役であるブルーユニコン隊やテラガイストのエンブレムまであしらわれている。カラーリング以外の形状は通常のヘルキャットと同様。アニメ『ゾイドフューザーズ』第15話では、良く似たカラーリングのヘルキャットが登場している。※機体諸元は「ZOIDS VS.II 初回生産特典 ヘルキャットノワール」パッケージに準拠。ゼネバス帝国軍初期の恐竜(オルニソレステス)型軽戦闘ゾイド。地上ゾイドとしては非常に速く、マグネッサーシステムによるホバー走行は最高速度500km/hに達する(飛行ゾイドであるダブルソーダより速くエナジーライガーが登場するまで最速の地上ゾイドであった)。コックピットは単独での飛行が可能。ZAC2056年の惑星Zi大異変後も生き残るがやはり旧式化著しく、骨董品扱いである。しかし、プロイツェンの苛烈な総攻撃命令により、第二次大陸間戦争ではゲルダー、マルダー、シーパンツァー同様、ZAC2101年の暗黒大陸(ニクス大陸)の戦いに投入された。※機体諸元は「メカ生体ZOIDS EMZ-01/EMZ-13 マーダ」より中央大陸戦争時代、ゼネバス帝国軍が開発したカタツムリ型自走砲ゾイド。当時の小型ゾイドの中でも特に機体重量があり、移動速度が制限されるため、後方からの火力支援や移動トーチカとして運用された。火器を豊富に搭載し、砲撃戦、対空防御に威力を発揮する。カノントータスのライバルとも言われたが、機動性の不足から早い時期に表舞台から退いた。しかしZAC2056年の惑星Zi大異変後も生き残っておりガイロス帝国軍でも運用された。第二次大陸間戦争ではマーダ、ゲルダー、シーパンツァー同様、ZAC2101年の暗黒大陸(ニクス大陸)での戦いに投入された。また、同種の大型化した野生体に着目した共和国が、これをベースとして輸送ゾイド超巨大ゾイド#ホバーカーゴを開発している。※機体諸元は「メカ生体ZOIDS EMZ-18 マルダー」より第二次大陸間戦争期、ジェノザウラーと並行して開発されたガイロス帝国軍のベロキラプトル(ヴェロキラプトル)型ゾイド。オーガノイドシステムを搭載しているが、安全性を考慮し、低めに抑えられている。それでも戦闘能力は小型ゾイドの範疇を超え、中型ゾイド並みとされる。単機でもゴドスを数機纏めて破壊できるだけでなく、集団でかかればゴジュラス級の巨大ゾイドをも撃破することも可能。牙や四肢の爪の他、背部にも鎌状の刃「カウンターサイズ」を2基装備し、格闘武器が充実した機体である。その一方で機動力と凶暴性を最大限に発揮するため、標準では火器を搭載していない。ただし、前脚肘部にハードポイントが存在するため装備追加は可能となっており、各種媒体ではこの部分や背部カウンターサイズ上にAEZ20mmビームガン(レッドホーンやセイバータイガーが装備している)と思しき武装が施された機体も見受けられた。カスタマイズパーツとしてパイルバンカーユニットが用意されており、これを装備した仕様はレブラプターPBと呼称される。※機体諸元は「ZOIDS EZ-027 レブラプター」よりレブラプターパイルバンカー。EZ-027 レブラプターに、カスタマイズパーツCP-08 パイルバンカーユニットを装備した仕様。特殊金属の槍を射出し、大型ゾイドの装甲を貫く能力を付加させるとともに城壁突破も視野に入れた仕様。ガイロス帝国機動陸軍装甲師団強襲戦闘隊に配備されている。全長11.4m、重量26.8t、最高速度205km/h。レブラプターダブルパイルバンカー。EZ-027 レブラプターにカスタマイズパーツCP-08 パイルバンカーユニットを二基装備した仕様。レブラプターWPBという名称は、『ゾイドVS.III』、『ゾイドタクティクス』、『ゾイドカードコロシアム』といったゲームで登場した。ゾイドバトルカードゲーム、ゾイド公式ファンブック3巻に掲載。EZ-027 レブラプターの格闘性能をさらに強化した改造機。前肢の爪をカウンターサイズを束ねた物に変更し、カウンターサイズをレーザーソードに換装。レーザーソードは可動アームでリーチと自由度が確保されている模様。オリーブドラブとレッドブラウンの迷彩塗装で奇襲効果を高めてある。前頭部には髑髏を模したレリーフが施されている。全長12.7m、全高8.2m、重量24.6tゲーム『ゾイドサーガ2』に登場。追撃能力に優れた改造機。前脚ハイパークローが新型となり、カウンターサイズの代わりにキラーランスと呼ばれる、変形する鋏型の武器を装備。全長12.0m 重量24.0t 最高速度210km/h学年誌「ゾイドバトルワールド」に掲載された改造レヴラプター。背中にレドラーの羽根を装着し、ジェットエンジンではない事を生かし音を立てず敵地に忍び込む事を得意とする。小学二年生掲載漫画「ゾイドバトルストーリー」では帝国軍の機体として登場するが、電撃奇襲型ステルスバイパーに撃破されている。レブラプターにジェノザウラーと同様の黒と紫のカラーリングを施し、パイルバンカーユニットを装備した仕様。キットは、小学館発行の学年誌(いわゆる小学○年生)2000年09月号誌上通販にて定価980円で限定販売されたほか、2001年春の次世代ワールドホビーフェアにて少量限定販売された。内容はカラーリングを変更したレブラプターおよびカスタマイズパーツCP-08 パイルバンカーユニットを同梱した商品となっている。成型色は大まかに頭部・胴体・前肢が紫、後肢・尾部が黒、胴体のフレーム・イオンチャージャーがグレー、四肢の爪・カウンターサイズがガンメタル、目がクリアグリーン、関節キャップがごく暗い赤(ボルドーに近い)。カラーリング以外の形状は、シールも含めレブラプターPBと同様。ガイロス帝国の「黒騎士」ハインケル・サーベラー中佐が駆る漆黒のレブラプター。パイルバンカーユニットを装備することで中型ゾイドに対する格闘性能を向上させている。ゾイド公式ファンブック4巻の暗黒大陸(ニクス大陸)における戦闘でその姿が確認できる。初出はウェブコミック『ZOIDS妄想戦記』「紅の未来・黒き過去」。パイルバンカーユニットによって重量が増加しているが、俊敏性を高めてあるため運動性能はノーマル機以上とされる。パイロットの腕と相まって、シュトゥルムテュランと単機で互角に渡り合った。キットは、カラーリングを変更したレブラプターおよびカスタマイズパーツCP-08 パイルバンカーユニットを同梱した商品となっている。シールは新規のもの。カラーリング以外の形状は、レブラプターPBと同様。※機体諸元は『ゾイド・コア・ボックス』付属「プロイツェンの反逆」より。武装は「レイヴェンラプター」商品パッケージに準拠。
出典:wikipedia
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