コンピュータ用語でのアカウント (account) は、ユーザーが特定の領域(ネットワークやコンピュータなど)にログインするための権利のことである。また、ユーザーとは、コンピュータシステムの利用者を意味する(エンドユーザー参照)。ユーザーに割り当てられたアカウントをユーザーアカウントとも呼ぶ。例えば、ネットワークにログインするためのアカウントや電子メールを送受信するためのアカウントなどがある。アカウント (ID) には、パスワードが関連付けられており、利用者はアカウントと併せてパスワードを入力することにより、ログインする権利を認められたネットワークやコンピュータにログインすることができる。権利 (ID) とパスワードを合わせてアカウントと呼ぶこともある。アカウントには、次のような種類がある。公的機関や一般企業の機密な領域(書庫や特定の部屋など)への入室時認証にアカウントが採用されることがある。これらの場合、アカウントに付随するパスワードの代わりの手段として生体認証(指紋認証・眼球虹彩認証・声紋認証など)が挙げられる。アカウント自体は盗難(盗み見や書き写しなど)に遭ってもさほど問題とはならない。付随するパスワードが分からなければ、そのアカウントに認められた利用権を行使することはできないからである。しかし、アカウントと共にパスワードも盗まれてしまった場合は、アカウントを不正利用されることがある。現在は、不正アクセス禁止法により、アカウントの不正利用は禁止されているが、アカウント所有者の盗難に対する予防が求められる。紛失についても、紛失に気づいたらただちにアカウント発行元(システム管理者など)に報告し、当該アカウント利用の凍結を行ってもらうのが良い。盗難や紛失に対する予防策としては、次のようなものがある。アカウントハックツールとはオンラインゲームを中心に出回っているアカウント及びパスワードをツール作成者及び配布元に不意に送信してしまう不正ツール(トロイの木馬及びコンピュータウイルス)の俗称である。ラグナロクオンラインやRED STONEを中心に被害が拡大しており、ActiveXコントロールを悪用したWebサイトを閲覧しただけで感染するという種類もある。現在のコンピュータウイルス対策ソフトウェアにはアカウントハックツールを検知できない種類もあり、そういったソフトウェアに頼らず自衛をする必要がある。これらへのリンクは、オンラインゲームを扱う掲示板やSNSに大量に貼り付けられており、リンクのアドレスでは判断不能なものも存在するため、誤ってクリックしてしまうことが懸念される。この他、Webページやプログラムなどの脆弱性を利用して正規のWebページ上に不正なコードを挿入し、ソフトウェアの脆弱性を利用してユーザーの知らない間にインストールされる手法も存在する。この手法は2005年5月に発覚した、価格.comへの不正アクセスでも利用された方法である。この手法の最大の特徴は信頼性の高いサイトに不正なコードを挿入することができる点にあり、これはどのようなサイトでも不正なコードが潜んでいる可能性があることを示している。
出典:wikipedia
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