摩耶駅(まやえき)は、神戸市灘区灘南通五丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線の駅である。「JR神戸線」の愛称区間に含まれている。1972年まで東灘駅という貨物駅で、神戸港駅へ向かう支線(通称:神戸臨港線)が分岐していた。当駅と神戸港駅の間から神戸製鋼所神戸製鉄所岩屋地区(現在は閉鎖)への専用線が分岐していた。1972年10月に貨物取扱が廃止され、操車場に格下げされ東灘操車場となった。1981年には貨物輸送の削減と方針転換で役目を終え東灘信号場となった。2003年12月1日の神戸貨物ターミナル駅開業により神戸臨港線が廃止されると、貨物列車や回送列車の待避(営業旅客列車を先に通すため)、異常時の列車留置に使われるようになった。複々線の両側にそれぞれ1本の待避線が設けられており、長大貨物列車の待避に備えて総延長は1kmほどある。なお、2000年3月11日から2002年10月4日までは日中の快速がこの信号場を利用して外側線と内側線の間を移動していた。また、留置線や待避線も多く存在していたが、前述した貨物支線の廃止によりその大部分が撤去されている。信号場は灘駅の東にあるということから「東灘」と命名されたが、所在地は東灘区ではなく灘区である(東灘区の設置は1950年であり、「東灘」の名前としては区より早い時期に使われていた。)。また、阪神本線の西灘駅や阪急神戸線の王子公園駅(旧・西灘駅)とはほぼ南北に並んだ位置関係にあり、更に灘駅、王子公園駅共々灘区内では相対的に西側となる。当駅の北側は神戸保線区の資機材置場としても使われている。2010年12月14日にJR西日本から六甲道 - 灘駅間に旅客駅を開業させることが発表され、ひらがな表記のまや駅という仮称で表記されていたが、2015年10月2日に駅名は漢字表記の「摩耶」駅とすることが発表された。駅名の由来は、「摩耶山」「摩耶埠頭」「摩耶出入口」「フェニックスプラザ摩耶」など近隣施設に広く使用されており、なじみやすい名称であるためとしている。当駅の営業キロは以前の東灘信号場と同一となっており、信号場を駅へ格上げする形となる。いわゆる請願駅ではなく、JR西日本が約40億円と見積もられる建設費を全額負担して建設された。ホームは島式1面2線(内側線のみ)で、駅舎は橋上駅舎として建設された。また、神戸方に上り線から下り線への渡り線を設け、JR神戸線のダイヤが乱れた際の運転整理を円滑に行えるようにされた。当駅開業前では、この区間で上り列車が運休になると姫路以西からの列車がすべて西明石で運転打ち切りとなっていたが、この渡り線の新設により西明石 - 三ノ宮間の運行を確保できるようにする(折り返し設備は西隣の灘駅にも設けられている)。この新駅では、列車がブレーキをかける際に発生する回生電力をそのまま駅の電力に活用できる「直流電力変換装置」を導入するとともに、太陽光発電システムも導入するなど、様々なエコメニューが用意されている。島式ホーム1面2線を持つ地上駅で、橋上駅舎である。アーバンネットワークエリアに属しており、ICOCA及び交通系ICカードが利用可能。みどりの窓口はないが、みどりの券売機プラスが設置されている。
出典:wikipedia
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