『パワプロクンポケット7』(ぱわぷろくんぽけっとなな)とは、2004年12月2日にコナミ(※)から発売されたゲームボーイアドバンス用の野球ゲームソフトである。パワプロクンポケットシリーズの7作目にあたる。キャッチコピーはガッツだ!ファイトだ!パワポケ7!。パワポケシリーズ本編では最後のGBA版となった(外伝作品を含めば『パワポケダッシュ』が最後)。野球部分で、大きな調整ミス・バグが存在する(後述)。今作では球場が広くなるといった改善された部分はあるものの、以下のような調整ミス・バグが存在する。選手が何度も作り直せるバグやパワポケPが無限になるバグなどが存在する。以下の4つはおまけモードでも遊べる。サクセスモード中では1つクリアするごとにレベルが上昇するが、アイテム「攻略本」を所持している場合や、クリアしていない場合はレベルが下がる。これらのミニゲームはおまけモードから選択できない。パワポケ1、パワポケ4に続いてシリーズ3度目の高校野球を舞台にしたサクセスモード。今作のクリア条件は3年目の夏に甲子園大会に出場することである。シナリオはパワポケ5までの表サクセスと同様、1年ごとの3章構成だが、1・2年目固有のクリア条件はない。また、2年生の大会は2回勝利すると自動的に敗戦、もしくは辞退となり、それ以上試合ができない。クリア自体は能力の高いヒーローに頼ることができるので楽である。しかし、ハッピーエンドを目指す場合はその能力の高いヒーローとの試合や、ヒーロー抜きで甲子園の試合を勝たなければならないので難易度は格段に高くなる。ハッピーエンドの条件は「3年目の夏におけるヒーロー達の試合に勝利する」、「3年目の地区大会に優勝する」、「最後のヒーロー達との戦いに勝利する」の三つ。3年夏の地区大会に負けたり、ヒーローの試合とミニゲーム(この2つは条件を満たすと発生する)に負ける、またはリスクメーター(今作のみ登場。怪我やイベントなどで増加)が満タンになったときはゲームオーバーになってしまう。今作からパワポケ9まで、彼女キャラはデフォルトでは5人しか登場しない。6人目の彼女を登場させるにはサクセスを始めるときパワポケポイントを使用する必要がある。このいわゆる『隠し彼女』からは誕生日に野球超人伝をもらえる。ヒーロー編といえども子供っぽい内容ではなく、従来通りダークな展開は健在である。特にヒーロー戦に負けたときの終わり方は悲惨なものであった。また、ヒーローたちに立ち向かうルートでは「正義」とは何かがテーマの一つとなっており、主人公たちは一体何が正義だったのかと苦悩することになる。なお、2014年現在、正史が公式サイトに公表されているのは、この作品までである。とある日の練習試合。主人公の所属する花丸高校野球部は1点ビハインドのまま、9回裏2アウトに追い込まれていた。そんなとき、電光掲示板の上から現れた謎のヒーロー『レッド』。彼が放った逆転サヨナラ弾により、試合は見事勝利を収める。翌日、主人公のクラスにやってきた転校生。それは先の試合で活躍したレッドだった。彼は野球部に入ると瞬く間にレギュラーとなり、不動の活躍を見せる。さらにブルー・イエローなど他のヒーローも登場し、花丸高校野球部は一躍強豪チームとなった。だがしかし、次々と元いた部員と交代し増殖・増長していくヒーローたち。そんな彼らに、主人公を初めとしたチームメイトは追いやられていくこととなる。主人公たちはヒーローに奪われた野球部を取り戻すため、行動を起こそうとする。花丸高校に突如としてやってきた謎のヒーロー達。ある日の花丸高校野球部の試合にて、チームがピンチになった時にレッドが代打として現れ、次の日に彼が野球部の救世主として花丸高校へ転校してきた事から始まる。レッドがやってきたその後、次々と彼の仲間のヒーロー達が助っ人として野球部に参加してくる。全員、必ず色に関連した名前になっており、またラッキョウがパワーの源。相手を洗脳したり、レントゲンによる透視能力等、一人一人が特殊能力を持っている。最初は騒がれたり不可解に思われたものの、徐々に野球部や世間にも存在は浸透していき、彼らの活躍で花丸高校はそれ以前とは比べ物にならないほど強いチームとなった。マスコミに取材されたことで、甲子園の相手校が存在を知っていたりと、彼らの知名度は全国区に広がった。また野球だけでなく、悪の組織であるワルクロ団とも戦っている。最初こそは非常に頼もしい助っ人達だが、物語が進んでいくと、徐々に彼らの本性が明らかになってくる。ワルクロ団は実は彼らによって構成された下位組織で、ヒーロー達は黒野博士から奪った怪人量産マシーンよってワルクロ団を結成させた。ヒーローは彼らに陰で悪事を起こさせ、自分達がワルクロ団を退治する事で周りの評価を得るという自作自演を謀っていたのだった。エンディングにて、ヒーロー達の正体が元々子供の頃の主人公に24色のクレヨンによって描かれた絵であり、それらが主人公達の「試合に勝利したい」という願いによって具現化した妄想の存在だと黒野博士に推測されている。妄想から生まれた存在である故に彼らの中身は空であり、スーツ上の体の中身は空洞となっている。彼らの存在理由は、「「試合に勝利したい」という花丸高校の野球部員の願いを叶え、同時に願いの代償として主人公達に「ヒーロー」を乗り越えさせる」という理由であるが、彼らはれっきとした自我を持ち、それどころか自分たちの存在の意味を理解できず、悩み行動する存在であった。またヒーローの姿で召喚されたため、周りの人物からは正義の味方としても期待されるようになった。そのために、後から自分たちに「正義の味方」という新たな目的を設け自分達の敵となる存在としてワルクロ団を結成させた。しかし、その「正義」の定義が徐々に歪んでしまい、洗脳や武力行使を行うような危険な集団になってしまっていった。結局は、周りの期待に振り回されただけの哀れな連中だったのではないかと黒野博士は推測している。正史では、3年目の夏に甲子園出場を決めるも、主人公達の反乱に遭い野球部員と野球勝負をする。主人公達に敗北すると、自分たちがもう必要とされなくなったことを知り、一旦消滅する。しかし、花丸高校の甲子園優勝後に野球部員たちが願っていた「試合に勝利したい」という強烈な気持ちに、甲子園優勝という願いの成就による感情の爆発が加わったことで復活を果たす。自分達の存在を安定させる為に主人公のガンダーロボと対決するも敗北。主人公達に敗れ去った後、ヒーロー達は完全に消滅し、彼らの存在は主人公を含めた野球部員以外は人々の記憶から消された。しかし、ブラック、ピンク、ブルー、オレンジ、レッドだけは残り、後のシリーズに登場している。パワポケダッシュ以降は設定変更され、パワポケ8の公式サイトでは、公式名称を「ポケレンジャー」に変更されたが、本作内には「ヒーロー」と表記されているため、本項の記述では本作の公式名称「ヒーロー」が使用されている。正史に存在するヒーローの数はストーリー上の理由で24名。パワポケ8のアレンジチームでの再登場時に投手枠の増加(10人→12人)のため、本作(正史)に登場していないヒーロー2人が登録されている(パワプロ8以降のアレンジチームと違い、パワポケシリーズのアレンジチームの選手人数は必ず作品の選手枠の人数と同じ)。上記以外で本作サクセス中に登場する可能性があるヒーローはグリーン(二塁手)、パープル(外野手)、オレンジ(捕手)の3人であるが、特別なイベントはない(オレンジはパワポケ8にも登場している)。シリーズ恒例となっているもう一つのサクセスモード。西暦1923年の日本が物語の舞台。探偵である主人公が各地で発生する事件(クエスト)を解決するRPG仕立てのシナリオ。4000円以上持って最後の依頼を成功するとクリアだが、1万円以下だとペナルティとしてパーツが取られるが、ラスボスを倒した時点で1 - 3999円だとお金を取られずに済んでクリアでき、残ったお金でパーツが買える。のうちどれかになるとゲームオーバーになる。また、最後の冒険が終わり、最後の買い物をしている時にリセットすると最後の冒険に行ったあとの状態で続行するため、選手登録が出来なくなるバグも存在する。父親が残した(生きているので「遺した」ではない)1万円という膨大な借金を返済するために、私立探偵の主人公は野球人形コンテストの賞金(一等賞の8000円)を狙う。実際は当時の1円は現代の2000円程の価値があったそうだが、ゲーム中では当時の1円は、現代の5000円にあたると説明される。数々の冒険をこなしお金を集めればクリア。依頼された仕事をこなしていくにつれて我威亜党(がいあとう)なる犯罪組織の影が見え隠れする。「天才による秩序の再構成」を謳う彼らは鉄人と呼ばれるロボットを用いてさまざまな犯罪やテロ活動を行い世界征服をたくらんでいる。我威亜党による悪行の集大成は蒸気で動き地震を発生させる鉄人を用いて1923年9月1日に東京を攻撃すること(史実でいう関東大震災を引き起こすこと)だった。選手名および球団名は2004年9月中旬当時のデータを搭載したものである。そのため、チームの並び順が2004年の最終順位と異なっている。北海道移転に伴い日本ハムファイターズが北海道日本ハムファイターズに変更されている。また、パワポケシリーズとしては大阪近鉄バファローズが登場した最後の作品である。
出典:wikipedia
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