痩果(そうか、英語:achene、akene、achenium、achenocarp)とは、多くの被子植物に見られる、単純で乾いた果実の一種である。このような実のつき方をする植物の雌蕊は1つであり、成熟しても種を飛ばすことはない。痩果の種子は果皮にくるまれている。種子と思われていたものが、実は痩果だったということはよくあることである。このような実のつき方をする植物にはキンポウゲ、ソバ、タンポポなどがある。これとよく似たものにイチゴがあり、イチゴは花托の上に痩果が乗っている。カヤツリグサ科の植物の果実は、子房が1つのloculeで構成されているため痩果の部類に入るとされている。同じ理由でキク科の果実も痩果の一部とされている。殻に入ったヒマワリの『種』は、実際の『種』ではなく、痩果である。つまり、ヒマワリの『種』の殻は果皮である。カエデの種子など、羽のついた痩果は翼果と呼ばれる。バラもまた痩果をもっており、バラの「実」の中に痩果が数個入っている。穀物も痩果に近いところがあるが、種皮が薄い種の殻とつながっている。utricle(スゲなどの薄い袋状の胞果)も痩果に近いところがあるが、子房は複数あり、子房はコルク状になっているか、穴がたくさんあくようになる。
出典:wikipedia
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