株式会社エッチ・ケー・エス(HKS)とは、静岡県富士宮市に本社を置く自動車部品製造販売会社である。HKS(エッチ・ケー・エス)はターボチャージャーなどの過給機、マフラー、電子制御部品、サスペンションなどのチューニング部品を製造・販売している。(しかし大手パーツメーカーとしては珍しくエアロパーツの製造は行っていない)また、レース用エンジンの開発や超軽量飛行機用エンジン、天然ガス自動車用燃料供給システムの製造を行っている。2015年現在、本社のほか国内3箇所の営業拠点と3箇所のサービスセンターがあり、イギリス、タイ、中国に営業拠点、タイに製造工場がある。顧客向けのチューニングはサービスセンターで行っている。レース部門はサーキットレース、ドラッグレースに参戦している。また、デモカーによるコースレコードへの挑戦などがおこなわれている。ユーザーにも0-400の走行会「ドラッグミーティング」やハイパーチャレンジ、ドリフトチャレンジといった走行会を開催している。社名のHKSは "H"は長谷川(現社長)"K"は北川(現専務)"S"はシグマ・オートモーティブ(創業時に出資等協力。サード・BLITZなどの母体)。過去には国内トップレースで活躍を見せたこともあり、全日本ツーリングカー選手権(JTC)に出場していた三菱・スタリオンのエンジンチューニング及びメンテナンスを手掛けたり、アジアパシフィックラリー選手権(APRC)に参戦するワークス・ランサーのエンジン製作を請け負ったり、バブル期にはF1用3.5リッターV12エンジンを開発したこともある(富士スピードウェイにてF3000シャシーに搭載しテスト走行を行ったものの実戦投入は見送られた)。1994年からはオペル・ベクトラ(初年度前半のみボクスホールブランド)で全日本ツーリングカー選手権(JTCC)に参戦。1996年には日産自動車のワークスドライバーであった長谷見昌弘がHKSに移籍し戦ったが、1997年を最後に撤退した。全日本F3選手権には三菱自動車工業のエンジンをチューンする形で古くより参戦していた。1999年には同社のGDIエンジン(ガソリン直噴エンジン)を利用した新エンジンを製作し実戦投入したこともある。新エンジンは、吸気ポートがエンジンの真上に来るというGDIエンジンの特長を生かしエアボックスがドライバーズシートの真後ろに来る構造で、他社のエンジン(エアボックスが車体の左右どちらかに突き出している)に比べ空力面で有利な特性を持っていたため、エンジンの熟成が進んだ際には高性能を発揮すると期待されていたが、三菱自動車本体の業績不振に伴い、熟成を待たずして同年限りで撤退した。また、WRCに参戦していた三菱車のターボのメンテナンスを行っていたことがあり、三菱との関係が深い。2002年の全日本GT選手権にメルセデスCLKで参戦したが、マシン開発においてメルセデス本社からの協力を得られず、最終戦のみの完走に終わった。それ以降メジャーレース参戦の動きは見せていない。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。