本項目で記述する護衛艦(ごえいかん)は、『宇宙戦艦ヤマトシリーズ』に登場する架空の宇宙戦闘艦。量産型の艦艇で、比較的小型の戦闘艦である。劇中に登場する勢力では地球防衛軍および暗黒星団帝国がこの艦種を保有しているのが確認出来る。地球防衛軍の護衛艦は『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』及び『宇宙戦艦ヤマト2』に登場。デザイン担当は宮武一貴。対ガミラス戦役後の復興に伴い、拡大した物資輸送航路の護衛を目的として地球連邦政府が建造した量産型の護衛艦艇であり、現実世界のフリゲートに相当する。全長112m・全幅13.9 m・自重3,600tの小型艦で、艦体基本構造は同時期の駆逐艦と同一。主機関に波動エンジンを採用。対ガミラス帝国戦役時の地球防衛軍艦艇とは、あらゆる面で凌駕する性能を有している。艦型は、対ガミラス戦役時の地球防衛軍の艦艇と共通する紡錘-葉巻形の艦型で、艦底部にはインテーク状の構造物がある。これは、同時期に建造された巡洋艦、パトロール艦、駆逐艦と共通の特徴である。艦のサイズは、同時期の駆逐艦とほぼ同寸であるが、駆逐艦に比べると高い艦橋構造物を有している。艦橋の頂点には、横に回転する風車状の3次元レーダーを有する。艦橋後部には、艦橋の約2倍の高さのアンテナを設置。艦底部のインテーク状構造物にあるアンテナについて、駆逐艦には左右に1枚ずつの計2枚あったが、護衛艦は直下に一枚のみである。また、船団護衛艦として情報処理能力が高いとされる。艦体色は、青に近い灰色を基調とし、艦前部とメインエンジン部は水色、艦首(波動砲口)・波動砲口下部のレーダー状構造物の前縁・上甲板の前縁・艦底部のインテーク状建造物の前縁は淡い黄色、メインエンジンノズルのショックコーンのみが橙色に塗られている。武装は、艦隊決戦用として雷撃に特化した駆逐艦と異なる。艦首には、艦隊決戦兵器である波動砲を装備。連装衝撃砲については、駆逐艦の2基から、上甲板の前部にもう1基増設した計3基となっている。両舷にある4基の宇宙魚雷発射管が、駆逐艦では四連装式だったが、護衛艦は三連装式になっている。 また、駆逐艦にはあった、艦橋側面連装対空パルスレーザー砲が、護衛艦には装備されていない。艦後部には駆逐艦同様に、小型の連装砲塔がX状に4基配置されている。シリーズ作品ではこの他にも「護衛艦」と呼ばれる艦が登場するが、いずれも「護衛任務に就いた艦」としての呼称であり、艦種ではない。『宇宙戦艦ヤマトIII』には、移住可能惑星探索を行う探査船団の護衛任務に就いている戦艦が登場する。詳細は護衛戦艦を参照。『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』では、移民船団の護衛艦としてスーパーアンドロメダ級戦艦とドレッドノート級主力戦艦が登場する。詳細は宇宙戦艦ヤマト 復活篇#地球防衛軍・艦艇を参照。暗黒星団帝国の護衛艦は、『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』及び『ヤマトよ永遠に』に登場する。デザイン担当は中村光毅、板橋克己。名称通りフリゲート艦である地球防衛軍のものとは異なり、駆逐艦に近い艦である。暗黒星団帝国の戦闘艦に共通する、円盤型本体の中央に艦橋が配置される形状で、3連装主砲と船体両脇のビーム砲2門を装備。3連装主砲は艦橋構造物基部に格納可能である。全長108mの小型艦で小回りが利くが、ショックカノン1発で2隻同時に貫通されるなど耐久力は低い部類に入る。『新たなる旅立ち』と『永遠に』で若干カラーリングが異なっており、『新たなる旅立ち』では艦前部中央がオレンジだったが、『永遠に』では濃いグレーとなっている。
出典:wikipedia
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