Xbox Live(エックスボックス ライブ)とはマイクロソフトが提供するオンラインサービス(オンラインコミュニティ)である。各種オンライン対応ゲーム・ビデオといったエンターテイメントに対応し、ユーザーの情報等を共通して使用することができる。同社が発売するゲーム機であるXboxの発売に合わせてコンシューマーゲーム向けのサービスを開始し、次世代機種であるXbox 360・Xbox Oneでも受け継がれた。Windows Vistaにも同等の物の実装(Xbox 360とWindowsパソコン間でのオンライン対戦プレイもサポートされる)やWindows PhoneやWindows 8などゲーム機以外にも対応している。オンラインゲームを展開する際にネットワークやアカウントの設定などがゲームごとに必要になるのではユーザーの利便を損なうことになる。Xbox Liveでは「Microsoft アカウント」(旧名:Windows Live ID、Microsoft Passport Network)をベースとしたシングルサインオンシステムで本体の機能として接続情報と会員情報を一括管理し、オンラインゲームはその情報を利用することによりゲームごとに登録するわずらわしさを解消している。またそれのみならず各種ゲームの情報や体験版の配信、他のプレイヤーとのテキストやビデオチャットなど多彩なサービスが提供されている。Xbox Liveには有料のゴールドと無料のシルバーの2つのメンバーシップ契約がある。ゴールドでは特典として、ネットワークを通じた対戦機能やビデオチャット機能、体験版のダウンロードなどの優遇サービスが受けられる。Xbox Live会員の「ニックネーム」。アカウントの設定時に英数字で設定する。すでに使用されているゲーマータグを重複して使用することはできない(Xbox 360本体で作成したゲーマープロファイルの名前が既に使用されていた場合、Xbox Live用のプロフィールにする際に変更を要求される。なお重複していなくてもオンライン用のプロフィールにする際に変更することは可能。)ため、Xbox Liveにおいてプレイヤーを特定することができる。Xbox 360では本体よりゲーマータグの変更が可能になっている(有料:800マイクロソフトポイント)。また、ゲーマータグはXbox.com内のフォーラムにおけるハンドルネームとしても扱われる。基本的に各プレイヤーは会員情報としてゲームでの成績によるレーティングが管理されており、できるかぎり同じレーティングのプレイヤーが対戦を行うことができる。またゲームによっては既に開かれているセッションの中から条件を指定して検索しそのセッションに参加する形で対戦相手を選ぶ事が可能。また、既に参加枠が埋まったセッションにおける対戦を観戦できるソフトもある。Xboxのオンラインゲームでの意思伝達手段はキーボードによるテキストチャットではなくボイスチャットを標準としている(一部ソフトは例外としてキーボードも使用できる)。またゲーム以外でもメッセージを送る事ができる。またXbox.comでもメッセージを確認する事ができ、ゴールドメンバーシップであればXbox.comでメッセージを送信する事も可能。また周辺機器であるXbox Liveビジョンカメラを使用する事で対応ソフトではお互いの顔を見ながらの通信プレイができる他、ビデオチャットや写真付きのメッセージの送信が可能(ゴールドメンバーシップが必要)。また、2007年5月に行われたアップデートでWindows Live Messengerとの間でのメッセージ送受信も可能になった。仲がよくなった他のプレイヤーを登録しておくことができる機能。他のプレイヤーが接続中かどうか(そして何をプレイしているか)を確認でき、さらに現在プレイしているゲームに招待したりボイスメッセージを送ることも可能である。また、Xbox 360やXbox.com内のMy Xboxでは自分とフレンドの実績(後述)をゲーム単位で比較する事も可能。2007年12月より、13歳以上のプレイヤーは自分のフレンドリストをフレンドに対して公開できるようになった。18歳以上であればフレンド以外への公開も可能であり、また年齢に応じて定められた初期設定を上限として更に公開範囲を制限することも可能。ゲームのバランス調整、バグ修正のパッチやシステム自体のアップデートはLive接続時に自動的に確認、ダウンロードされる。パソコン用ゲームのような煩雑なパッチの適用が不要となっている。なおアップデートが行われる際は一度Xbox Liveから切断され、更新を行わないと再接続できない(ゲームに対するアップデートを行わなかった場合はそのゲームを終了しダッシュボードに戻った時点で再接続される)。不正行為やボイスチャットで他のプレイヤーからハラスメント行為などがあった場合はゲーム中からそのプレイヤーをマイクロソフトに通報することが可能となっている。マイクロソフトが必要と判断すればボイスチャットの一定期間使用禁止などの措置がとられる。またチート対策からか2007年5月より内部のプログラムが改造されている本体を自動的にXbox Liveから排除するシステムが運用されている。また、2008年3月25日より外部ツールなどを使用して不正に実績を入手しゲームスコアを改竄したアカウント所持者には以下のような制裁が下される事となった。なお、Xbox Liveの使用やリセット後にプレイするゲームの実績の解除は可能である。ゲームの体験版、Xbox Live Arcadeのゲーム(後述)やゲームのデモムービーなどをダウンロードする機能。Xbox 360では、配信コンテンツのダウンロードに関しては無料ユーザーである「シルバーメンバーシップ」でも行えるようになっている。ただしこれらの無料ダウンロードコンテンツの一部はゴールドメンバーシップのメンバーに一足早く配信された後、1週間ほど遅れてシルバーメンバーシップのメンバーに対して配信開始されるケースがある(例:『ブルードラゴン』など)。また、中にはゴールドメンバーシップ限定のダウンロードコンテンツも存在する。配信コンテンツは、特にElectronic Entertainment Expoや東京ゲームショウなどのイベントで発表された新作ゲームのデモムービーなどに力を入れている。Xbox 360ではゲーマープロフィールと呼ばれるプレイヤーのステータスがゲーマータグに関連づけられている。これには以下のものが含まれる。ゲーマースコア(単位:G)の基本ポイントはパッケージタイトル(ディスク媒体で販売されている物)では1本につき1,000G、Xbox Live Arcadeのタイトルでは1本につき200Gとなっており、制作者はそれを複数(パッケージタイトルでは最低5項目以上、Xbox Live Arcadeでは本体で12項目)の「実績(じっせき)」と呼ばれるゲームの進行度ややり込みの項目に分配する事になる。実績のロックを解除してゲーマースコアを獲得することを実績解除という。「Xbox LIVE Rewards」では実績によりマイクロソフトポイントといった特典が与えられる。その分配は均等でもよく、難易度に応じて重みを付ける事も可能。実績に対するゲーマースコア配分に下限はなくソフトによっては0Gの実績が存在する(『TMNT 1989 Arcade』のマンホールに5回落ちる「In the Dark」)他、その実績を持っているプレイヤーとオンラインでプレイすることで感染するタイプの実績も存在する(『Soltrio Solitaire』の「ミングラー」)。2007年2月1日に発表された新基準ではこの他にダウンロードコンテンツに関連する25%(パッケージタイトルでは250G、Xbox Live Arcadeタイトルでは50G)までの上乗せが可能となっている他、基本ポイントの一部を無償のダウンロードコンテンツに割り当てる事も可能となっている。以下は基本ポイントの一部をダウンロードコンテンツに割り当てた一例である。ただしダウンロードコンテンツによる上積み分の上限がさらに変更されているケースがある。これについては、現在上積み分が最高で基本ポイントの75%(パッケージタイトルでは750G、Xbox Live Arcadeでは150G)になっていることが発表されている。また『NINJA GAIDEN 2』など、発売時点からDLCによる実績を含めているために合計値が上積みされているものもある。実績解除するための難易度はゲームによって大きく異なり、開始後数分で全実績が解除されるゲーム(『Avatar:The Burning Earth』など)もあれば、一つの実績を解除するのに廃人プレイでも数年かかる難易度のゲームも存在する(『ファイナルファンタジー11』のレリック装備を最終段階まで強化するなど)。また、プレイ人数の減少によるオンラインプレイが困難になったり、バグなどで実績解除が不可能なゲームもある。なお、デモ(体験版、お試し版)および旧Xboxの作品ではゲーマースコアは獲得できない(『ライオットアクト2』では体験版で一定条件を満たした状態で製品版をプレイすることで、体験版で解除条件を満たした実績が即時解除されるシステムが登場した)。プレイヤーのゲーマープロフィール情報の内以下のデータのRSSフィードを提供するXbox Community Developer Programも存在する。日本でこのシステムを利用しているのはマイクロソフトが運営しているコミュニティサイトXbox Friendsのみであるが、日本以外ではこのシステムを利用して様々なサービスを提供しているサイトがいくつか存在する。以下はその一例。この他Windows Live SpacesのモジュールにもXbox Liveのゲーマーカードと最近プレイしたゲームのモジュールが存在する。Xbox Live Arcade(エックスボックス ライブ アーケード、略称:XBLA、)はXboxでは専用クライアントディスク、Xbox 360では本体のメニューの機能として実装されておりネットワーク上でしか配信されていない各種ゲームをダウンロードしてプレイすることができる。Xbox360では当初は『ガントレット』や『スマッシュT.V.』、『フロッガー』、『ギャラガ』といったクラシックゲームや日本国外で携帯電話向けに配信されていたコンパクトなアクションパズルゲームの移植版などが中心だったが順次本体の性能を生かしたフルポリゴンゲームも投入されている。なお、Xbox 360用ハードディスクには出荷状態でアレクセイ・パジトノフのパズルゲーム『HEXIC HD』がプリインストールされている。また、『UNO』などのように周辺機器の「Xbox Liveビジョンカメラ」を接続することでボイスチャットだけでなく顔を見ながらの対戦プレイが可能な物もある。基本的にほとんどのゲームが無料でお試し版をダウンロードでき、気に入ればマイクロソフトポイントを使用してフルバージョンを解放する形で購入できる。配信ソフトについてはXbox Live Arcadeのゲームタイトル一覧、を参照。Xbox 360向けに行われているパッケージタイトルのダウンロード販売には、Xbox用ソフトを配信するXbox クラシックスとXbox 360用ソフトを配信するゲームオンデマンドがある。Xboxクラシックスは2007年12月4日に開始された。価格は1本1,200マイクロソフトポイント。Xbox 360上での互換機能を利用するため、ソフトの挙動は実際に旧Xboxソフトを動作させた場合と同等となっている。日本においては2007年12月4日から5本が配信開始され、以降も配信ソフトが追加されている。また米国などでは「Xbox originals」と呼称され、配信ソフトが大きく異なっている。配信タイトルについてはXbox 360のゲームタイトル一覧#Xboxクラシックスのゲームタイトル一覧を参照のこと。2009年8月11日にはゲームオンデマンドが開始された。Xbox 360ではXNAを利用して個人でもXbox Live インディーゲーム(、略称XBIG、およびXBLIG)と呼ばれるゲーム(日本ではインディーズゲームと呼ばれ、狭義の同人ゲームやフリーゲームはこれに含まれる)を制作することができる。以前はXbox 360上での実行にはXNA Creators Clubのメンバーシップが必要でありXNA Creators Clubメンバー間での共有は可能であったが、後にXNA Creators Clubの会員以外でも完成したソフトをマーケットプレースでダウンロード購入することが可能となった(日本では2009年8月11日より)。以前は「コミュニティゲーム」と呼ばれていた。なお、インディーゲームもXbox Liveアーケード同様お試し版の無料ダウンロードでテストしてから購入することが可能となっている。HD・SD画質を扱う映像配信サービス(ビデオ・オン・デマンド)。レンタル方式・セル方式、ストリーミング・ダウンロードで用意される。Xbox 360・Windows 8などに対応。「Xbox SmartGlass」にも対応。ストリーミングラジオ・サブスクリプション・ストリーミング・ダウンロードといった機能をまとめたオールインワンの音楽配信サービス。3000万曲を用意。Xbox 360・Windows 8などに対応。ウェブ版も提供された。2013年現在、日本では対応していない。Xbox 360におけるマーケットプレースでのコンテンツ購入にはまずマイクロソフトポイントと呼ばれているポイントを購入してアカウントにチャージを行い、そのポイントで決済を行うことになる。2013年9月に廃止され、現地通貨ベースに移行している。2008年1月末現在のXbox Liveに関する料金および周辺機器の価格は以下の通り。価格は全て消費税込み。ゴールドメンバーシップの購入もマイクロソフトポイントの購入と同様にオンラインもしくはプリペイドカードの購入が可能なほか、2007年5月25日からEdyを利用して携帯電話のみで購入することも可能になった。また、2007年3月以降に発売された一部のソフト(『コール オブ デューティ3』や『Test Drive Unlimited』等)には、オンラインプレイに限定した(メッセージ送受信などの機能は利用できない)48時間の無料利用コードが添付されている(ただしこれはシルバーメンバーシップになっている者に対してのみ有効)。Xbox Live ビジョンの価格は地域によっては日本と同様(ただし日本ではマーケットプレースのメニューで別にダウンロードできるXbox Live Arcadeゲーム『TotemBall』に付いてもコードが入っている)のパッケージの他に、メンバーシップが12か月分でありXbox Live Arcadeゲーム『ロボトロン2084』と200マイクロソフトポイントも入っているゴールドパッケージも存在する。他社サービス
出典:wikipedia
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