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視覚障害者

視覚障害者(しかくしょうがいしゃ)とは視覚(視機能)が日常生活や就労などの場で不自由を強いられるほどに「弱い」、もしくは「全く無い」人たちのことである。長年、視覚障害者は情報障害者と、言われ続けてきた。しかし近年は情報通信技術(Information and Communication Technology:ICT)の著しい発展で状況によっては健常者と変わらない活動をする機会が与えられるようになってきた(アクセシビリティのページを参照の事)。残存視覚がある「弱視者」(またはロービジョン者)(low vision)と、視覚をもたない「盲」(全盲)(blindness)とに分けられ前者を"見えにくい人"、後者を"見えない人"、と呼ぶ場合がある。対義語は「晴眼者」。日本においては明治維新以前の時代では、当道座、盲僧座、瞽女屋敷など、視覚障害者の自治的組織がいくつかあり、中でも当道座では検校や勾当(こうとう)、別当 座頭などの官位が与えられ、音楽家や鍼灸按摩を専業としていた。当道の座の最高職である「総検校」(または「職検校」)は、。視覚障害者は過去「めくら」と呼ばれたが、現在では差別的(差別用語)とされたり、「視覚障害者」という言葉の指し示す対象が拡がってきた事もあり、余り用いられない傾向にある。障害者、特に視覚障害者はどの時代や国、地域にも広く存在する社会的少数者(マイノリティ)である。そのため視覚障害者の生活は時代や国により大きな制約を受ける。その割合は、国々によって異なり、ある説では、世界70億の人口のうち、1億5千万人が視覚障害者とするものもある。また、視覚障害者のうち、「弱視者」(またはロービジョン者)の割合は7割強を占め多数であり、全盲より遥かに多いのだが、この事実はあまり広く知られておらず、ドラマなどで取り上げられる視覚障害者が全盲である事がほとんどであることもあり、世間一般では「視覚障害=全盲(=まったく見えない)」のイメージで捉えられる事が多い。一般に「視覚障害者」と言う場合「“(行政から)認定を受けた”視覚障害者(とりわけ全盲の人)」を指していることが少なくない。本質的な「障害」に対する考え方は、日本図書館協会の「図書館利用に障害のある人」という定義や、ロービジョンケアにおける考え方、近年の「障害者の権利に関する条約」に基づく、政府による障害者の定義の見直しにも見られるように、日本においても医学モデルから社会モデルへの転換が図られつつあり、従前のとらえ方では漏れる人たちが多数発生することに注意が必要である。たとえば、夜盲症(鳥目)や視野狭窄、眼瞼下垂、眼震、羞明、複視、色覚異常、昼盲も言葉の定義からすれば、視覚障害ではあるが、これらは身体障害者福祉法における視覚障害の定義には含まれない。視覚障害者を対象にした学部を持つ国立大学として、筑波技術大学がある。聴覚障害者への対応も行っている。また、一般的な大学でも視覚障害者の受け入れをしており、その情報支援・情報保障(テキスト・講義は適宜点訳・音訳されている)は大学によっては大きく進んでいる。2007年に創設された、特別支援学校教諭免許状の教職課程を設置している大学等の教育機関のうち、5領域中、「視覚障害」の取得可能な教育機関は、他の4教育領域に比べて著しく少ない。さらに、大学通信教育においては、2012年現在は課程設置校は皆無であり、そのほとんどが、旧養護学校免許状に相当する3領域のみ取得可能となっており、聴覚障害を教育領域とする免許を取得可能な通信制課程も1校にしか認可されていない。世間での典型的なイメージは「視覚障害者=全盲=点字」であるが、近年、中途視覚障害者や統合教育を選択した(つまり盲学校に行かない)者を中心に、点字の普及率は決して高くは無く、よって、比較的豊かな点字図書の資産を生かす事ができない視覚障害者も増えてきている。しかし一方で、点字未習得者で「点字を必要としている」者もまた少なくなってきている。時代と共に音訳による録音図書や、とくに近年においてはパソコンなどのIT技術を利用した情報取得の機会も多くなってきており、視覚障害者自身による、より自発的・能動的な情報収集も可能となっている(情報保障も参照の事)。また、普段の情報入手の手段として、実は健常者と変わらずテレビが一番多い(テレビ音声の受信可能なラジオでアナログ放送を聞いていた視覚障害者が多かった)のだが、地上デジタル化に合わせた対応(ラジオの地デジ化)が進んでいなかった時期があり、緊急の課題であったが、実は視覚障害者にとっても重大な問題であったのである。日本における視覚障害の原因で、最も多いのは緑内障である。次いで、糖尿病などが続く。交通事故や労働災害などの事故も原因となるが、出生時の損傷による視覚障害は比較的少ない。また、緑内障、白内障などの各種眼疾患の他にも、脳腫瘍のような脳疾患、糖尿病やベーチェット病のような全身性疾患でも視覚障害を伴う場合がある。ミトコンドリア病の3大病型の内の1つCPEOや、重症筋無力症などによる外眼筋や眼瞼筋の麻痺などによる障害もある。41歳以上からの中途視覚障害者が半数を占めている。一定の社会的基盤をもった人が視覚障害を負うと、特にQOLの維持が極めて大きな課題になる。2008年3月24日に厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部企画課から発行された平成18年身体障害児・者実態調査結果(p.17)によると、視覚障害者(総数 310,000人)及び視覚障害児(総数 4,900人)における視覚障害の原因は、次のとおりである。眼科で受診後、市町村福祉事務所に申請をすることで身体障害者手帳が交付される。等級は、各区分の障害の程度に応じて1級から6級まである。視覚障害は「視力障害」と「視野障害」とに区分して認定する。重複する場合、重複障害認定の原則に基づき認定する。なお、この「視力の和」(合計)については、対数視力を用いず、小数視力を足して認定の基準にする事に本質的な疑問が投げかけられている事に注意が必要である。重複する障害の合計指数に応じて認定する。視覚障害者の職域は現状、依然としてあはき業に大きく依存しているが、近年のICT技術の普及等を背景として、約1割の視覚障害者が事務職に就職している。弱視者(またはロービジョン者)への配慮についてはロービジョンの項目も参照の事。点字図書や、録音図書などにより全く情報が得られない状態からは脱却できる。しかし、現状ではあくまでこれらの図書はボランティアの活動に頼っている現状であり、用意されている図書のジャンルが文芸作品に偏っているなど問題が指摘される(詳しくは録音図書、点字図書館のページを参照)。読みたいと思っても直ぐには読めない(新刊の場合、翻訳にはどんなに早くても出版から数週間は掛かる)わけであり、読みたい書籍を自ら手に取って読むという晴眼者のスタンスから比べると受動的といえる。しかし、後述のパソコンなど情報技術の利用により、受動的な立場から、視覚障害者が自らの意思により文字情報を得るような時代になってきているといえる。歩道や鉄道駅などでは視覚障害者に配慮し(移動のアクセシビリティ)、突起のついた「視覚障害者誘導ブロック」、いわゆる「点字ブロック」(大概は黄色)が床面に設置されている。細い溝のついたタイルは「(溝の方向に)進め」を意味し、点々のついたタイルは「止まれ」あるいは「危険」を意味する。ブロックを黄色としているのは弱視者が点字ブロックを容易に視認するためである。近年、美観整備の一環で、突起を路面タイルの模様に一致させた点字ブロックが散見されるが、弱視者への配慮に欠くと指摘があり、この点については国土交通省から基準が明示された(輝度比2.0)。点字ブロックの発祥地は日本である。また、手すりや券売機には点字、横断歩道や駅の階段では音声・音楽による誘導もなされている。ガイドヘルプ(移動介護従事者)や盲導犬による補助も行われる。2003年には「身体障害者補助犬法」が施行され、市役所などの公共機関や鉄道・バスなどの公共交通機関に限らず、百貨店やレストラン、ホテルなどの不特定多数の人が利用する民間施設での、盲導犬を含む各種補助犬の受け入れが義務付けられた(施設が拒否した場合、障害者からの告発があれば処分があり得る)。方向が分からず援助が必要な視覚障害者に対し、アナログ時計(針式時計)の文字盤を想定した案内が明瞭簡潔で、特別支援学校(盲学校)などの訓練でも採用されている。視覚障害者と接し慣れていない場合、適切な案内に判断を迷い「もう少し……」など曖昧表現が多用され互いに混乱を招く場合がある。そのため、誘導する際は「左に少し行くと……」のような曖昧表現を避けて「9時の方向、3メートル先に……」と具体的に説明し、「真後ろに2メートル後退する」際は「6時の方向に2メートル進む」と誘導する。このように方向、距離、共に数字を用いて具体的に伝達し、勘違い・誤解を防止する。ただし、時計に拘る必要はない、左、右、前、後といった言葉は十分理解でき、時計を用いなければならないというのは、机上の空論である。合理的配慮という点では、あくまでコミュニケーション優先であり、頑なな頭で対応してはいけない。対象者の不安感を和らげるため、身体接触が必要な場合は事前の声かけを行い援助対象者の了承を得るようにし、いきなりの身体接触は極力避ける(例外は危険性が高い場合)。白杖使用者の白杖も身体の一部(目の代用)とみなし触れないこと(例外は白杖使用者が手を空けるために誘導者に持っていることを希望した場合)。「手引き」と呼ばれることが多いが、誘導者が援助対象者の手を取って引っぱって歩く方法ではない。誘導者と援助対象者が同じ向きに並び、誘導者が援助対象者に腕を掴んでもらい案内することが基本的な方法である。しかし、事前の声かけの際に援助対象者が別の方法を希望した場合は、それを尊重することが望ましい。視覚障害者用の腕時計はふたを開けて針の位置を指で確認できる。また時間合わせを自動でしてくれる電波時計は、視覚障害者にも便がよく、音声読み上げタイプは日常生活用品として行政による購入補助の対象のものもある。洗濯機などの家電製品にはスイッチ部分に点字を刻印してあるものがある。また、携帯電話は画面読み上げ機能がついたらくらくホンの普及率が特筆的に高い。シャンプー容器には、リンスやヘアコンディショナーと区別するために刻み模様を入れたりして視覚障害者への配慮がされたものがある。牛乳パックでは上部の張り合わせの部分を丸く切り取ってあるものがある。アルコール飲料の缶の上部などに「おさけ」などと点字を刻印してあるものがある。おもちゃの中には、「盲導犬マーク」がついているものがある。これは視覚障害の有無に関係なく利用できるおもちゃであることを示す。このようなおもちゃ類を「晴盲共遊玩具」といい、日本玩具協会がはじめた活動である。 現在は国際共通マークとして認められ、徐々にその活動の輪が広がっている。ポインティングデバイス(マウスなど)操作が困難な人は、テキスト音声化ソフト(スクリーンリーダーや音声ブラウザ)の読み上げ音声を頼りにキーボードからの文字入力とショートカットキーのみでパソコンを使用する。視力によっては文字やマウスポインタの拡大やハイコントラスト化で対応可能な場合もある。現在、主なOSやアプリケーションソフトはキーボードだけでも操作可能な設計とされており、タッチタイピングの習得が可能なら(晴眼者以上の努力は必要ではあるが)文字入力に関してのみ言えば不都合はないともいえるが、アプリケーション操作に関しては、各コマンドの構成を一通り記憶しなければならないので、新しいソフトの導入やバージョンアップなどでコマンドの増減や操作方法の大幅な改編が起きると、その対処にも晴眼者以上にエネルギーを要する。インターネット上の情報取得には、カーソルキーとShift、TABキー以外ほぼ必要ないので不都合はないが、以下のような音声ブラウザでの利用を念頭に置いていないウェブサイトにおいては視覚障害者の利用に問題が発生する場合もある。これらは作り手の以下のような配慮で解決が可能な場合もある。などが有効である。一方、Flash側における配慮も行われてきており、Flash Player 6以降からは、MSAA(Microsoft Active Accessibility)への対応が施され、HTMLにおけるalt属性に相当する内容をFlashファイル内の各項目に埋め込みが可能となった。また、日本IBMから「aiBrowser」がオープンソースで公開されマルチメディアコンテンツへのアクセシビリティ改善の取り組みもまた進んでいる。視覚障害者のウェブデザイナーやITのバリアフリーを目指す技術者も少なからず活動している。映画鑑賞が視覚障害者も可能なように、場面構成等を解説した「シーンボイスガイド」と呼ばれる音声を無音声部分(セリフとセリフの間など)に差し入れる形にした映画が存在する。特に視覚障害を取り扱った映画に採用される場合が多い。製作サイドが、はじめから組み入れる場合も有るが、多くは別に録音したシーンボイス部分のみを同時再生、もしくは映画の進行を見ながらその場で行なう。ボランティアで行なわれることも多い。シーンボイスガイド未利用者の妨げにならないようにシーンボイスの聴取は入口で貸し出されるポケットサイズのFMラジオにイヤホンをつないで行なわれる。ニュースやドラマなど副音声にて解説放送が採用される場合がある。詳しくは同項目を参照。日本銀行券(紙幣)の下端右側または左右に、指触りで金種を識別するためのくぼみが漉き込まれている。五千円紙幣E号券と一万円紙幣E号券には券面にホログラムがあり、このホログラムの透明層がその他の印刷面と異なる触感であることから、透明層の有無・面積および形状により金種を区別できるようにする取り組みも行われている。2014年度前半を目途として、五千円紙幣のホログラム透明層の面積・形状を変更することが発表された(これにより、五千円紙幣の透明層の面積・形状が一万円紙幣のものと異なることとなり、区別が可能となる)。日本の紙幣は、異なる額面の紙幣は、互いに大きさが変えるよう(額面の大きい金種の大きさが大きくなるよう)設計されている。しかしながら、二千円紙幣D号券(2000年発行)について、先に発行された五千円紙幣D号券(1984年発行)との横幅がわずか1ミリメートルの短さしかないため、区別がつきづらい。多くの国では額面が大きいほど紙幣の大きさも大きくなるが、一部の国の紙幣(アメリカ合衆国ドル紙幣など)は、金種が異なっても大きさが同一であり、視覚障害者にとって使いづらいとされる。金種を問わず同一サイズの紙幣を発行する国は、ほかにオーストラリア、カナダ、フィリピンなどが挙げられる。通常は「目の不自由な人」と呼称されることが多い。視覚障害者の対義語として、正常な視覚を有する者を「晴眼者(せいがんしゃ)」と呼ぶ。「盲」の訓読みは「めくら」であるが、この呼称は使われなくなってきている。「盲(めしい)」ともいう。地域によっては、隻眼(片方の目が見えないこと)または左右の目の大きさが異なることをあらわす「めっかち」という言葉もある。全盲の場合は、盲人(もうじん)とも表現する。「盲」の派生語として、何らかの事情で教育を受ける機会がなかったために文字が読解できない人を「文盲」「明盲」と呼ぶ。また、それらの人達のために作成された暦を「盲暦」と呼んでいた。しかし、視覚障害者への配慮によって、今日ではそれぞれ「非識字者」・「絵暦」と呼称されることが多い。「盲目(もうもく)」または「盲目的」という言葉は、「周囲が見えていない」という意味から、現在でも「理性や分別がない」といった意味で使用されることがある。これらの言葉も、場合によっては視覚障害者が理性に欠けているかのような印象を与えかねないので、マスコミ・出版業界では避ける傾向にある。現在では「盲(めくら)」と訓読みした場合、差別用語とみなされることがあり、注意が必要である。漢字「盲」の訓読み「めくら」は、当用漢字表にはあるが、常用漢字表では削除されている。箏の奏者を「めくら」と呼ぶのは明治以前からタブーとされていた。視覚障害者に与えられる官位である検校などの社会的地位が高かったからである。文芸作品などで見かけることのある語句について簡単に述べておく。「めくら」を含むこれらの言葉を差別的だと捉えられることもあるので、マスコミ・出版業界では使用しないように言い換えが進んでいる。視力が退化した生物に対する生物学上の和名として、「メクラヘビ」、「メクラウナギ」、「メクラウオ」、「メクラアブ」、「ザトウクジラ」、「メクライシムカデ」などがある。これらが現在においても使用されていることに対して、差別とは無縁な分野であっても、問題視する動きもある。これに対し、和名の変更を考える学術的な行動は「メクラカメムシ」を「カスミカメムシ」、「メクラグモ」を「ザトウムシ」に変更するなどの例はあるものの、和名の変更に反対する意見もあって、全ての和名が変更される事態には至っていない。2007年2月1日、日本魚類学会はメクラなど差別的語を含む51の標準和名を改名すべきとの勧告を発表した。その勧告によって「メクラウナギ」は「ホソヌタウナギ」と改名されているしかし、こうした動きについて過剰な言葉狩りであるという批判もなされている。

出典:wikipedia

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