『ハイウェイスター』("Highway Star")は、スクウェア(後のスクウェア・エニックス)が1987年8月7日に発売した、ファミリーコンピュータ向けのゲームソフトである。日本国外での名称はRad Racer。のちにファイナルファンタジーシリーズ(I-IIIまで)の開発に携わるナーシャ・ジベリがメイン・プログラミングを担当した。「ファミコン3Dシステム」対応作品。本作は自動車と高速道路を使ったレースゲームで、F1レース (任天堂)のように、スプライト (映像技術)と、ラスタースクロールによって、コースの湾曲を表現するタイプのレースゲームである。縦方向のスクロールを画面分割と併用する事により、滑らかな路面の起伏表現などを実現していることが特徴。本作はジャンル的にはレースゲームとして認知されているが、特に誰とも競争しない点、タイムが減算式でタイムアタックの概念が無い、一本道を時間切れになる前にゴールに到達するなど、ドライブゲームやアクションゲームのような要素もみられる。ゲーム中にSELECTボタンを押すと画面表示がぶれるモードがあり、この状態で別売りのファミコン3Dシステムの3Dスコープをプレイヤーが装着することで、ゲームを擬似的な立体映像でプレイすることが可能だった。前作『とびだせ大作戦』で対応していた「とびだせメガネ」にもコマンド入力(車種選択画面でBを押しながらスタート)することで対応となっている。本作は「ファミコン3Dシステム」の初対応作品でもあり、パッケージには「液晶対応記念価格4,500YEN」と表記され、ファミコン3Dシステムへの対応ソフトということを強調して売り出していた。全8ステージを1コースずつ制限時間内に走破することがこのゲームの目的。1つのコースを設定された時間内に走行できればステージクリア。尚、タイムは減算式であり制限時間はチェックポイントを通過すれば一定タイムが加算される。操作は十字キーの左右がステアリング、Aボタンがアクセル、Bボタンがブレーキと簡略化されておりシフト切り替えの要素は無い。速度が90km/h以上で走行中に、アクセルオン状態で十字キーの上を押しっぱなしでターボチャージャーが発動し加速力が上がる。基本ルールは与えられた制限時間内にコースを走破してゴールすることだが、残り時間が無くなってもすぐにはゲームオーバーとならず、まず走行状態からアクセルが効かなくなり、一定区間を惰性走行した後に自車が完全に停車して初めてゲームオーバー扱いとなる。その為、惰性走行状態でチェックポイントの通過およびゴールできれば、ゲームオーバーとはならずにゲーム続行・クリアできるシステムである。また、バウンド中やバウンド後のコースへの復帰中に時間切れになると、コースに復帰した瞬間にゲームオーバーとなる。全8ステージを走破できればエンディングを迎えられる。自車が道路脇の障害物にぶつかると自車が大きくバウンドして転倒し大きなタイムロスとなる。また、走行中の他車に横から接触すると大きくはじかれ一瞬操作不能となったり、後部に追突すると大きくスピードダウンする。また、相対速度の高い車に追突した際にもバウンドする事もある。わざと敵車に接触してはじかれて急カーブを曲がる際のコーナリングフォースを強制的に得たり、カーブ前に急減速したりするという高等テクニックも存在した。なお、セーブ、パスワード、コンティニューはできない。ただし裏技で開始ステージを選択することが可能なので、これをコンティニューとして代用できた。世界各国の美しい景観が展望できる数々の高速道路が舞台となっている。
出典:wikipedia
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