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中原鉄道

中原鉄道(ちゅうげんてつどう)は群馬県邑楽郡館林町(現在の館林市)の東武鉄道館林駅と同郡小泉町(現在の大泉町)にある小泉町駅を結ぶ鉄道路線を運営していた鉄道事業者である。終始経営不振であり、後に東武鉄道に買収され、路線は現在、同社小泉線の一部となっている。1913年(大正2年)4月に館林 - 小泉間の軽便鉄道(軌間762mm)敷設と運輸営業の免許が下付された中原軽便鉄道株式会社(資本金15万円)は社長の若旅喜一郎を始め役員達は一人を除き邑楽郡の大地主であり、株主たちも小泉町を中心とした地元の人たちで構成されていた。当初は本社を東京市京橋区に置いたが、1915年(大正4年)2月に小泉町に移転し、5月に中原鉄道に改称した。1914年(大正3年)から測量を開始し、1916年(大正5年)5月には土地買収を一部の問題を残しながらを終了し工事に着工した。その間に軌間を762mmから1067mmに変更し、客車・貨車・軌条・転轍機は鉄道院より払い下げを受け、1917年(大正6年)3月に館林 - 小泉町間が開通した。経営は当初から不振をきわめ、大正7年(1918年)上半期決算書によると開業してから1年半で16,490余円の欠損を出している。また当時の職員の話によると利用客は一般客は少なく定期券通学の学生が大半を占めていたようである。1919年(大正8年)に副業として石炭・薪炭の販売をはじめたがこれも振るわず1923年(大正12年)に販売をやめてしまった。1922年3月に「中原」の名称がこの土地とは関係ないため浸透していないことから、延長の計画もある上州から採って上州鉄道に改称した。この年の決算書によると大正11年上半期及び前期繰越欠損の合計は113,360余円となった。また株式の払込が遅延しており、5月に資本金を1/5の3万円に減資せざるをえない状況に追い込まれていた。そんな中で起死回生の案として、小泉町 - 新田郡太田町(現在の太田市)の延長線の願出に対し4月に免許が下付された。しかしこの延長計画に対し太田町では反対運動が起こり工事は延期となった。また1923年5月の株主総会では邑楽郡伊奈良村(現在の板倉町)への延長計画が承認され、1925年(大正14年)10月に館林町 - 伊奈良村(天満)の延長免許が下付されたが、この計画も実現せずに1929年(昭和4年)10月にこの免許を館林古河電鉄(群馬鉄道)に譲渡してしまうなど、打開策は思うように進まなかった1928年11月に社長の若旅が辞任し専務取締役の渡辺秀治が社長に就任したが、1930年(昭和5年)8月には取締役と監査役全員が辞任してしまう。ただこれもまた1931年(昭和6年)4月に全員が辞任するなど、経営陣も混乱していた。業績は低迷したまま1936年(昭和11年)9月の重役会において上州鉄道更正案が提出された。これによると現在の開業線のままでは限度があることから、太田線延長計画の再検討により、3倍から5倍の収入増を見込まれるので、そのための出資者を募ることを審議していた。ところが一方では売却計画も進められていた。根津嘉一郎率いる東武鉄道(東武)は「同社線は当社線館林駅で接続しているという交通上の密接な関係」から上州鉄道を買収する交渉をしていた。そして10月に東武への営業権譲渡の契約及び株主総会承認と話は急速に進み、1937年(昭和12年)1月に鉄道省からの許可を受けて買収手続きは完了し会社は解散した。従業員は新規採用という形で東武に雇用された。開業時には蒸気動車2両、客車3両、貨車7両があった。1929年(昭和4年)より気動車を導入した。木造車体で二軸のガソリン車であった。これらは経営不振のため使用途中または当初から上州鉄道関係者個人の所有になっており、上州鉄道が車両を賃借りしていた。これらの気動車は東武が上州鉄道を買収した時に併せて買い取ることになった。また1931年4月より東武から2号蒸気機関車を借入して貨物列車用に使用した。開業時は一日5往復し所要時間は30分であった。蒸気動車が客車や貨車を牽引していたが、客車の稼働は少なかった。その後、気動車になってからは気動車は旅客専用とし、東武から蒸気機関車を借用して貨物列車を運行していた。1922年における貨物の輸送実績は総輸送量3716トン、1日あたり約10.2トン。輸送品目を見ると麦、米、陶磁器及土器(小泉焼)、肥料、小麦粉が主で、工業製品は見られなかった。開業時の駅は館林・本中野・篠塚・小泉町。その後、1926年(大正15年) - 1933年の間に成島・目車・瘤観音・狸塚の各停留所を設置した。

出典:wikipedia

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