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ズンドコベロンチョ

「ズンドコベロンチョ」は、1991年4月18日にテレビドラマ『世にも奇妙な物語』内で放送されたストーリーである。第94作目。同回の作品に「愛車物語」「ライバル」がある。また、2015年11月21日に同番組で新たな脚本とキャストでリメイクしたリメイク版も放送された。ストーリーテラーであるタモリが最も好きな作品でもあり、2009年4月6日に放送された『SMAP PRESENTS ドラマの裏の本当のドラマ』内でも、その様にコメントしている。脚本は北川悦吏子。過去にも番組の脚本をいくつか担当していたが、この作品をきっかけに注目されるようになる。当時、放送終了後に「ズンドコベロンチョ」に関する問い合わせがフジテレビに殺到した(北川本人によると約650件)。三谷幸喜脚本のドラマにおける「赤い洗面器の男」の話や富士ゼロックスの「Apeos」のCMに似た手法が取られている。時はバブル時代、主人公は、妻と娘と暮らす優秀なエリートサラリーマンの三上修二(草刈正雄)。主に仕事の場を中心に自分の知識の広さ深さを披露し、日々難解な言葉を頻繁に駆使、活用して周りから畏怖、尊敬されていた。自らも「俺が知らないことなんてこの世にはない」と自負していて、難しい言葉のわからない部下たちのことを信じられないと思い軽蔑し、無能な奴らだと考えていた。ある日、身の回りで「ズンドコベロンチョ」なる自分の全く知らない謎の言葉を耳にする。皆その言葉は知っていて当然のように語っていて、ズンドコベロンチョを今見ていなかったら業界人とは言えないだろうとまで語った上で、「三上さん、見ました?」と部下たちから急にズンドコベロンチョについての話を振られた三上は、適当に「ああ、もちろんだよ、なかなかじゃないかあれ。たいしたもんだ」とつい知ったかぶりをする。「なんてことだ。俺の知らないことがあったとは屈辱だ」と、その後すぐに発売中のテレビ雑誌を読んだり、図書館で様々な辞典をひいたりしてズンドコベロンチョの意味を調べようとするが、どこにも載ってはいなく、全く意味を知ることができない。気が付くと、「ズンドコベロンチョ」や略して「ズンベロ」は流行の中心となっていて、常に周囲の会話の中に「ズンドコベロンチョが…」、「やっぱズンベロだよ…」と出てくるほどで、三上の妻と娘さえもズンドコベロンチョの話をしている。三上はその会話に聞き耳を立てるものの、その内容を得るには至らない。ズンドコベロンチョのことを聞こうとして妻と娘を泣かせたり怒らせてしまって、家族からもズンドコベロンチョの意味を知ることはできずに失敗する。当然三上も周囲の人間にズンドコベロンチョについての話を何度も振られるが、今更聞くに聞けない状況になってしまって適当に相づちを打つしかない。しかし適当な相づちが的をはずれていて専務や店員を激怒させたりもしてしまう。意味を推測してもことごとく外れる上に周囲や家族のズンドコベロンチョに関する会話の内容には共通性が無く、三上をますます混乱させる。その後三上は、ズンドコベロンチョとはきっと子供が好きなキャラクターだと推測し、ズンドコベロンチョのイラストを予想のみで狂ったように描く。そしてズンドコベロンチョが欲しいとおもちゃ店に尋ねただけで警備員を呼ばれ怒鳴られ警察に通報までもされてしまい、どう画策してもその言葉の意味を知ることが出来ず、半ば錯乱状態になってしまう。また、たびたび核心に迫るチャンスがありながらそれを逃し続ける。 そんな三上を尻目に、ついに会社でも大プロジェクト「ズンドコベロンチョ・プロジェクト」が発動。しかも三上がそのチーフこと責任者に大抜擢されてしまう。部下や上司たちに祝われ拍手されクラッカーを鳴らされ万歳が起こり、会社の業務連絡放送では「三上修二さんがズンベロプロジェクトのチーフに就任されました。ズンベロのことなら何がなくても三上まで。ズンドコベロンチョ三上におまかせ。三上バンザイ!!」と放送が流れる中、進退窮まった三上は、ついに涙を浮かべて半泣きで皆に「教えて…、ズンドコベロンチョって、何?」と小声で尋ねる。そんな彼に、周囲は驚愕と失望の声を一斉に上げるのだった。そしてその中で三上は「教えて~~!!」と大声で叫ぶ。2015年11月21日放送の『25周年記念!秋の2週連続SP 傑作復活編』にてリメイクされた。視聴者投票6位。脚本は北川が新たに書き下ろしたほかジェーン・スーが脚本協力として参加している。 リメイク版では、主人公の三上修二役は藤木直人が演じ、三上は、ITベンチャー企業の社長で、顔と名前を世間に知られているITの世界での有名人という設定に変更されている。三上が表紙を飾っている雑誌での三上のキャッチコピーは、「時代を席巻するIT界の寵児」、「インターネットより世界を知る男」と書かれている。オリジナル版の三上は妻と娘と暮らす妻子持ちであるが、今作では独身の一人暮らしという設定に変更されており、代わりに三上の家族は田舎に住む三上の祖母が登場する。オリジナル版と同じく三上は「何だってわかる。僕に知らないことなどこの世にない」、「もの(言葉)を知らないってことは重罪だ」という考えを持っている。日々難解な言葉を活用していて、難解な言葉の意味を理解できない部下を「勘弁してくれよ」と叱責するIT社長三上は、ある日「ズンドコベロンチョ」や略語の「ズンベロ」なる自分の全く知らない言葉を耳にする。そして、「社長見ました?ズンベロ」と部下たちに話を振られた三上は、意味を知らないのにプライドからつい知ったかぶりをして「ああ、あれな。あれなかなかいいよな」と適当に答えてしまう。そして気が付くと自分の周りでいつも毎回「ズンドコベロンチョ」の話がされている状態となり、ズンドコベロンチョが何なのかわからない三上は困り果てる。オリジナル版の時代設定はインターネットが一般的には普及していないバブル時代であったが、今作ではインターネットが発達した時代に則したものとなり、冒頭で三上は、何でもかんでも携帯で検索する言葉を知らない部下のことを「ググってんのかよ!」と叱責したり、その後三上自身が携帯電話(スマートフォン)やパソコンで「ズンドコベロンチョ」の検索をかけようとしたり検索をする描写がある。しかしネット検索をしても、ズンドコベロンチョの説明文は、「ズンドコベロンチョとは、シナジーによる熱伝導が作用したオポチュニティーとも言える。すべてのフレームワークに適応可能なディストリビューションとナレッジマネジメントを最適なソリュージョンとしてデリバティブし、そのエビデンスをβ崩壊させエスティメートと認識されるとする。ズンドコベロンチョ以外のズンドコベロンチョについては後述する節ズンドコベロンチョを参照のこと」等、全く理解できない難解過ぎる言葉が並んでおり意味不明だったり、画像検索をかけた「ズンドコベロンチョの画像」はすべてバラバラでまるで共通性がなかったりでズンドコベロンチョの意味を知ることはできない設定になっている。またオリジナルと同じく図書館のような場所でたくさんの本を開いて調べる場面もあるが、しかしズンドコベロンチョの記述はどこにも載ってはいなかった。 仕事で大切な商談相手であるニューヨークから来たジョンソン氏との食事会でもズンドコベロンチョの話が出て、三上はここでも知ったかぶりをしてしまうが、しかしその知ったかぶりは的をはずれていて、ジョンソン氏を激怒させて帰らせてしまい上手くいっていた仕事を破談にさせてしまう。その後三上は田舎にまで出向き、田舎に住む祖母にズンドコベロンチョについて聞きにいくが、「ズンドコベロンチョ」のことを祖母に尋ねたとたんに祖母は叫び取り乱しパニックを起こしてしまい、結局祖母からもズンドコベロンチョの意味を聞けないままとなる。なお、三上の祖母の住んでいる地方では「ズンドコベロンチョ」の略語は「ズンベロ」ではなく「ドコチョ」になっていて、祖母はズンドコベロンチョのことは「ドコチョ」と言っている。 オリジナル版で、ズンドコベロンチョとはキャラクターだと推測した三上が予想でズンドコベロンチョのイラストを描くシーンがあるが、そのシーンがそのままリメイクされており、今作ではズンドコベロンチョとはきっとゆるキャラだという推測をした三上は、ズンドコベロンチョのイラストを予想で描いて、そのイラストを持ち込んで「ゆるキャラのズンドコベロンチョくんに会わせてくれ」と、とある会社に乗り込み警備員に止められるシーンがある。しかし今作ではこのシーンのみは夢オチであった。ズンドコベロンチョが何なのかどうしても意味を知ることができないまま、最後に三上は内閣総理大臣から、2020年東京オリンピックの「ズンドコベロンチョ・アンバサダー」なる役職に抜擢されることとなる。テレビで生中継されている任命式のスピーチの場で、耐えられなくなった三上はついに「ズンドコベロンチョって、…何ですか?」と言い出し、そのことがネット中で大炎上を起こしてしまい、三上を馬鹿にしたコラージュ画像までたくさん作られ叩かれまくってしまう。そして日本のニュース番組ではもちろん世界中のニュース番組で、あの有名な三上修二社長がズンドコベロンチョを知らなかったという件が取り上げられ大々的に報道されてしまう。ラストシーン、任命式会場の三上は、会場内の全ての人々から罵倒されていろいろな物を投げつけられてしまっているその中で、「ねえ、教えて!ズンドコベロンチョって何~~!!」と叫んだ。作者の北川悦吏子によると、知り合いのサラリーマンと懐石料理を食べている最中に「友人から電話が来ても結婚の話ばかりだ」と言い、「もし結婚と言う言葉が解らなかったらどうなるだろう。自分の知らない言葉が在るってのは怖い」と続けた。ならその解らない言葉は何がいいだろうと言うとそのサラリーマンは「ズンドコベロンチョはどうだろう」と言った事からこの作品が誕生した。その後、会議でシナリオを出したところプロデューサーが即、映像化を決定し放送されることとなった。この番組で会議の際に即映像化が決定される作品は珍しい。北川は書いたらすぐ忘れていくため一度目に書いた脚本のデータを消してしまい二度目の脚本が使われている。なお「ズンドコベロンチョ」の意味について、太田出版発行の「世にも奇妙な物語7」に収録されているノベライズでは、都市伝説の「牛の首」の様に「誰もが皆知ったふりをしているだけで実際は存在しない物」と言う事になっているが、この作品はノベライズを担当した作家による独自の展開である。

出典:wikipedia

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