タイパン(学名:)は、コブラ科タイパン属に分類されるヘビ。特定動物。有毒。"O. s. canni"と"O. s. scutellatus"の2種が存在し、ニューギニア島南部およびオーストラリア北部に生息する。最大全長400cmとコブラ科では、キングコブラ、ブラックマンバに次いで3番目に長くなる種とされる。体形は細い。体色は淡褐色や暗褐色で、頭部は明色だが成長に伴い暗色になる。眼は大型で、虹彩は赤い。森林や農耕地に生息する。薄明時や夕方に活動する。性質は荒く、動作は素早い。食性は動物食で、主に小型哺乳類を食べる。獲物に一度噛みついた後、一度放し再度噛みつく。繁殖形態は卵生で、1回に3-25個の卵を産む。卵は60-70日程で孵化する。本種の毒は非常に強く(LD50=0.025mg/kg)、その主成分は強力な神経毒である。また、出血毒や溶血毒も含んでいるといわれ、それぞれが必殺の威力を持つという。また毒量も多く、一噛みで注入する毒の量は成人男性の致死量100人分とも言われる。その一方で、この毒を止血剤として活用する研究も進められている。また、本種は非常に攻撃的と言われ、噛まれた傷を見ると、歯型が複数付いていることがある。これは、何度も執拗に噛んでいるということであり、本種の攻撃性が窺える。タイパンは主に沿岸部に生息するが、オーストラリアの内陸部には、近縁種ナイリクタイパン "O. microlepitodus"(英名 Fierce Snake)が分布する。この種は陸生の毒蛇ではもっとも強力な毒を持つと言われ、一噛みでマウスを12万5千頭も殺せるという。住む場所がかなり限定されるので人との接触は少ないが、それでも毎年約60名ほどが噛まれる。しかし沿岸部のタイパンと対照的に性格は穏やかで臆病な上、血清があるため死者はほとんどない。
出典:wikipedia
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