『河童の三平』(かっぱのさんぺい)は水木しげる著の漫画シリーズおよび、それを原作として作成された特撮テレビドラマ、アニメーション映画。漫画『河童の三平』は一作のみでなく、発表雑誌、内容の違う複数の作品が存在するが、河童によく似た人間の少年、河原三平を主人公としている点はほぼ一致する(一作のみ例外、後述)。各作品の詳細は下記に紹介する。また、漫画から派生した映像作品(特撮、アニメーション)が存在する(後述)。「河童の三平」の前身は作者水木しげるが幼い親戚の子供に話して聞かせた「河童のカー坊」の話が元となっている。この「河童のカー坊」はほとんど出任せで作られた物語であり、現在の河童の三平とは異なる物語だったと思われる。その後紙芝居になり名称も「河童の三平」となり、前後あわせて80編の作品にされた。しかしここで作者の水木しげるは最後に失敗したと語る。四十数匹の河童が人間社会に登場したという話に発展した作品は極めて実在感を失い、ストーリーの展開も難しくなったという。こうして後編の40編は未公開で終わった。後に再編集され貸本漫画として「河童の三平」は現在の形となり復活した。しかし貸本漫画の出版屋の事情などから全八巻で連載終了を告げられ、やむなく終了させたという経緯がある。※ 愛蔵版「河童の三平」を元に記載1961年から1962年まで兎月書房から刊行された同名貸本劇画集に連載。河童にそっくりな人間の子ども、河原三平がひょんなことから河童の世界に迷い込むことがキッカケで、河童の長老の息子が人間世界への留学することになることから始まる長編物語。全8冊。1966年『月刊ぼくら』で連載された。貸本版序盤のリメイク的内容。1968年から1969年まで『週刊少年サンデー』『別冊少年サンデー』で連載された。貸本版のリメイクに、複数回新規オリジナルの挿話が挿入される構成。1993年から1994年まで小学館の学年別学習雑誌『小学一年生』に連載された。オールカラー作品で、河童(本作中では名前は登場しないがサンデー版のかん平と同一キャラクターだと思われる)が行方不明になった人間の少年三平になりすまして、人間世界で生活するという内容。1968年10月4日から1969年3月28日までNET系で全26話が放送された。1993年にっかつ配給で劇場用アニメ『カッパの三平』が公開された。脚本は『ゲゲゲの鬼太郎』第1期・第2期・第4期の雪室俊一。90分のカラー作品。デジタルリマスター化したDVDがポニーキャニオンから発売。初回限定生産の愛蔵版には、原画デザインのスリーブケース、劇場パンフレットのミニチュア版などの特典付き。各シリーズ別に比較的新しい書誌を記載。(絶版含む)貸本版サンデー版また、eBookJapanから電子書籍として全5巻が配信されている。その他
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。