『エム×ゼロ』は、叶恭弘による日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2006年23号から2008年25号まで連載されていた漫画作品。全99話、単行本は全10巻。九澄大賀は私立聖凪高校の入学面接試験での回答を柊愛花に大笑いされ動揺し不合格になってしまう。愛花の事が頭から離れない九澄は新学期開始後に聖凪高校の前までやって来るが、教師の柊賢二郎に脱走生徒と勘違いされ強引に校内に連れ込まれる。実は聖凪高校とは選ばれた者だけが入学できる魔法使い養成学校だった。愛花との再会を果たし誤解を解いた九澄。しかし、資質の有無は定かではないものの魔法が使えない一般人の九澄は、規則により記憶を消されそうになる。愛花への気持ちに気付き抵抗する九澄と、責任上解雇の危機にさらされた柊教師の思惑が一致し、校長の許可のもと九澄を入学させ、柊教師が魔力ゼロの九澄をサポートする事に。やや治安の悪い聖凪高校で、生徒達の魔法騒動に悩まされ続ける九澄のスリリングな学校生活が始まった。魔法教師は基本的にG(ゴールド)プレートを所持し、ブラックプレートでもある。マジックプレートとは、魔法特区において魔法を使う為の特殊なプレートである。また、個人証・入校証の役割を持ち、プレートを持たない者は校内に入る事が出来ない。プレートの制作には多大な魔力が必要であり、特定の時期にしか制作出来ない。生徒は主に魔法試験に合格し、特定の時期にプレートの格上げ(ランクアップ)を行うことで、以前より強力な魔法を使用することが可能となる。通常、1年生から2年生初期はベースメタル系(RI・I・C・WI・YB・BB・WB・RB・B)で成長し、2年以降、バランス重視白金属系(Sb・S・G)、入力量用アップレアメタル系(Rb・Co・Ru)、容量はあまり増えないが魔法の威力アップ強化合金系(St・Cc)などから選択することが可能となる。簡単にいえば、異なる物体を"融合"させる魔法。例えば、九澄は「頭」と「ネジ」を"融合"させられたことにより、首と体を分離させられた。このとき、九澄の頭の、体と連結していた首がおねじとなっていて、体の首が据えられていた個所にめねじがうがたれていた。1年生終了時のレベルの魔法。M:1初出(1巻)物体の体積や形状の変化等をする魔法で、魔法的な機能を付加するものもある。武器を用意するなどの目的で使用される。作中ではヘアピンや絆創膏、安全ピンなどが巨大化された。三国久美らが得意とする。相手に見える姿や形を変化させる魔法。あくまで視覚情報を操るだけで実際に変化するわけではない。攻撃力はないが、補助魔法としてはかなり有効。柊愛花が得意とする。物体や人などを操作することができる魔法。乾深千夜が得意とする。物質や人間に磁力を帯びさせ、磁石化する魔法。伊勢カオルが得意とする。自身または相手の身体能力や仕組み、形状などを変化させる魔法。見かけだけ凄かったり、驚かしたりして相手を牽制するための魔法、または演技などに使う。魔法が使えない九澄が主に用いる。九澄の魔法は柊賢二郎が協力することが殆どだが、九澄の機転でその場しのぎで使われることもある。花先音弥が黒魔法処理を行う際、どのくらい処理をするのかを見極めるために行われる試験。試験者は音弥の持つ巨大なハンマーで、自身の魔法力を押し出されて創られた身体で試験を受けなければならない。生身の体ではないため、いかなる衝撃を受けようとも死ぬことはない。九澄の場合はルーシーと同じくらいに小さくなってしまった。試験は10段階に分かれている。魔法クラスマッチとは、クラス対抗で行う魔法サバイバルゲームである。以下、九澄ら1年生が参加した1学年クラスマッチについて説明する。各クラス13人(攻撃選手/A・C、偵察選手/S・C、守備選手/G・Cが各4人計12人と、王様/K・Cが1人)の選手を選び、裏山において1クラス同士の勝ち残り式トーナメント方式で行われた。風船帽を被るK・C以外の選手は首にPB(ペイントボール)を下げており、敵選手のPBを割ることでその選手を退場させること、すなわち倒すことができ、かつポイントを得られる。試合時間は各3時間。発覚した場合は失格・退場なお、作中で『MMR マガジンミステリー調査班』や『ジョジョの奇妙な冒険』、『踊る大捜査線』のパロディネタが使用されている。また、その逆もあり、『太臓もて王サーガ』でも本作のパロディネタが使用されている。『週刊少年ジャンプ』2005年3・4号に掲載。『エム×ゼロ』の前身と言える漫画。登場人物・魔法の設定(マジックプレートではなく指輪)などが異なる。作者が連載した前作『プリティフェイス』で用いられた、「"主人公が正体を隠してパニくる学園コメディー"」というシステムをベースに作られている。建物の9割が3DCGで制作されている点が過去の作品と大幅に違うところ。作者によると、編集者側に1ヶ月で作れと命令されて焦って作ったという。『Snow in the Dark(叶恭弘短編集III)』に収録。主人公の加水良人が入りそこねた私立凪高校は魔法学校だった。だが、教師影井の面目の為に入学させられる事に。同作はその波瀾に満ちた1日目を描いている。
出典:wikipedia
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