パンテオンシネマズAKiTA(ぱんておんしねまず-あきた)とは、秋田市の秋田拠点センターアルヴェ民間低層棟で営業していたシネマコンプレックス。水野晴郎プロデュースにより、水野自身の個人事務所「M&T ピクチャーズ」(西田和昭代表)が主体となり、同市南通亀の町(通称・有楽町)で「秋田パンテオン」や「秋田有楽座」を経営する「第一商事」と提携して運営していた。2004年(平成16年)7月16日オープン。その後、2004年(平成16年)後半から西田和昭の病気療養を理由に「M&T ピクチャーズ」に出資していた「ラスカルピクチャーズ」が運営に当たっていたが、2005年(平成17年)10月に再び「M&T ピクチャーズ」に運営が戻った。しかし、テナント料の問題として裁判沙汰になったことから2005年(平成17年)10月14日突然の休業に入り、事実上の撤退をした。後継テナントとして、民間棟部分のビルオーナーの秋田新都心ビルの作業が難航したことから、民間棟のテナント会有志が、黒沢久雄の事務所に直接掛け合って交渉するなど、後継探しが二分している状況になっていた時期もあった。後に、テナント有志側が駅の映画館 AKITAシアターの名称で暫定営業を行った。その後、岩手県盛岡市で名劇、ルミエール、ピカデリーなど5館の映画館を展開する岩手県盛岡市の南部興行が運営に名乗りを上げた。同社は「AKITAシアター」(現・ルミエール秋田)の名称で、2006年11月18日から営業を行っている。パンテオンシネマズAKiTAは5スクリーン、全718席。全館にSRD-EXを導入。聴覚障害者に対応した骨伝導スピーカー(ヘッドホンシステム)も導入。車椅子用の席を中央部に設置していた。施設面では映画館であった。秋田県が舞台となった「釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!?」は、県内では7映画館で上映され、入場者数は約5万5千人だった。中でもパンテオンシネマズAKiTAは約2万2千人を動員し、全国の映画館の中でも5位内に入る動員数を記録した。日本映画では松竹作品、外国映画ではワーナー・ブラザース、20世紀フォックス、UIP作品が中心となっていた。「釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!?」では、記録的な観客数を動員したが、それ以外では人気作品の配給をとることができず、集客面ではかなり苦戦していた。韓流映画も積極的に上映したが、観客数は伸びなかった。また、集客力のある「イオン秋田・TOHOシネタウン」(現「TOHOシネマズ秋田」)に優先的に配給をしたい大手配給会社の思惑もあり、東宝、東映、ブエナビスタ、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント作品は一度も上映されなかった。
出典:wikipedia
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