


西岡水源池(にしおかすいげんち)は、札幌市豊平区の月寒川上流にある貯水池。1909年に造られ、1971年まで上水道に利用された。現在、池の周辺は西岡公園になっている。月寒に駐屯していた大日本帝国陸軍歩兵第25連隊の軍用水道として1908年に着工し、翌1909年に通水が開始された。水源池から引かれた月寒水道は、歩兵第25連隊のほか、月寒種畜牧場、月寒小学校などに水を供給した。その後1945年から豊平町の、豊平町が札幌市と合併した1961年からは札幌市の上水道として利用された。白川浄水場の完成に伴い、1971年に水源としての利用はなくなった。1977年、池とその周辺は札幌市が管理する西岡公園になった。過去の水道施設として、明治時代に建設された取水塔が保存されている。この取水塔は2001年に日本の登録有形文化財に登録された。西岡水源池は、南北に細長い池で、月寒川が南から流れ込み、北から流れ出る。北端の水流の出口付近に、西岡水源池取水塔がある。周囲を低い丘に囲まれる。池の南方に湿原がある。池の表面は冬に凍結し、周囲は雪に埋もれる。湿原では4月にミズバショウが咲く。夜間に広大な公園に踏み込むのは、園道が入り組んでいるうえに川が流れていることもあって、危険である。公園の北は札幌市街の延長の住宅地だが、公園を境に南は森林丘陵地で人家がなくなる。公園の入り口付近、北側が西岡水源池をめぐる道で、奥の南側に湿原を通る木道が作られている。自然に親しむための公園なので、北の端にある広場を除けば、歩道と休憩所のほかに特別な施設や庭園はない。湿原を通り抜けて南に出ると、約10キロメートルの道のりで東の山部川沿いに出る自然歩道の入り口がある。札幌オリンピックの真駒内距離競技場跡地の一部であり、冬季は歩くスキーコースが開設される。
出典:wikipedia
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