バーバロ(あるいはバルバロ、英語表記:Barbaro)はアメリカの競走馬。父のダイナフォーマーはジャージーダービーを勝っている。2005年10月のデラウェアパークのメイドンでデビュー勝ち、GIIIロレールフューチュリティーを制し重賞初制覇。年明けの1月1日にコールダーで行われたGIIIトロピカルパークダービーも制して3連勝を飾る。ここでケンタッキーダービーに使うために試しにダートを、と使ったガルフストリームパークのGIIIホーリーブルステークスも勝利し、さらにはフロリダダービーも制し初GI制覇。そしてクラシック第一弾のケンタッキーダービーへ向かう。20頭立てのレースで終始先頭集団を追走し、4コーナーで先頭に立つとアソールトに次ぐ6 1/2馬身差で勝利、無敗でのケンタッキーダービー制覇となった。生産者のMr. & Mrs. M. Roy Jacksonは、同日に行われた英2000ギニーでも生産馬のジョージワシントン (George Washington) で勝っている。続く5月20日のプリークネスステークスでは、アファームド以来28年ぶりの三冠はもちろん、シアトルスルー以来29年ぶり二頭目の無敗の三冠馬誕生に向け、連勝が大いに期待されて11万8402人が競馬場に詰めかけた。しかし、レースではゲートを壊して発馬、再スタート後すぐに騎手が異変を感じて競走中止、右後脚の球節の上の砲骨顆部及び、球節の下の第一趾骨を粉砕骨折するという最悪の結果に終わった。これにより、バーバロは競走能力を喪失し、このレースが生涯最後のレースとなった。通常ならば予後不良と診断され、直ちに安楽死の措置が採られてもおかしくない故障だったが、馬主の意向により生存へ向けた手術が行われた。
ペンシルベニア大学で行われた5時間に及ぶ手術は成功したものの、競走能力は喪失、助かる見込みは50%といわれていた。7月には右後脚をかばって体重がかかっていた左後脚に蹄葉炎を発症、極めて予断を許さない状況になっていたが、その後は驚異的な回復を見せ、8月中旬には外で元気に歩く姿も見せ、いずれは退院できるというまでに回復していた。しかし、再び左後脚に加え両前脚に蹄葉炎を発症、左後脚の蹄葉炎が結果的に致命傷となり延命を断念、2007年1月29日に安楽死の処置がとられた。今後、バーバロの名を冠した記念レースや闘病生活に焦点を当てた映画がつくられるという。
出典:wikipedia
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