『踊る!さんま御殿!!』(おどるさんまごてん、英称:)は、日本テレビ系列で1997年10月28日から毎週火曜日19:56 - 20:54(JST)に放送されているトークバラエティ番組。司会を務める明石家さんまの冠番組。通称は「さんま御殿」「踊る御殿」「御殿」。ハイビジョン放送(2004年10月から)、ステレオ放送、文字多重放送を実施している。司会を務める明石家さんまは「御殿の主人」という設定。毎回12人前後のゲストを「さんま御殿」に招き入れ、毎回テーマに沿った自分の身の回りで起こった出来事や過去の体験談を、主人であるさんまが指名した順に語っていくトーク番組である。元々は、同局で放送されていた同じくさんま司会のトークバラエティ番組『恋のから騒ぎ』の芸能人版というコンセプトで当番組がスタートした。番組タイトル名の「踊る!」は以前、同局で放送されていた、さんまと所ジョージ司会のトークバラエティ番組『さんま・所のオシャベリの殿堂』で、さんまのしゃべる様子を所が「さんちゃんのトークは、いつも踊ってるねぇ〜」と表現したことに由来する。さんまの意向により『恋のから騒ぎ』同様、近年のトークバラエティ番組としては珍しく、番組本編中においては出演者の発言をなぞってテロップに表示する演出や突っ込みのテロップを全く使用しておらず(予告や「今週の踊る!ヒット賞!!」に選ばれた出演者の発言、ひとこと体験談のVTRを除く)、ゲストが話し終わった後に「ゲストが話した内容の要約」を表示するのみである。かつてオープニングでは、その日に招待されたゲストが控え室で談笑し、そこでゲストが他のゲストに対する質問をナレーターが紹介するコーナーが設けられていたが、2007年からはこのコーナーが廃止となり、出演者紹介から始まっている。また、「ひとこと体験談」の数が当初は1つのテーマにつき2つであったが、現在は3つに増えている。エンディングでは、「○○さんのリクエストで○○をご用意しました。皆様どうかごゆっくりとお召し上がり下さい。」とのナレーションが流れる中、ゲストのリクエストの料理やデザートを食べ、合間にゲストがトークの反省など一言を言う流れになっている。2009年10月からは当番組の前に放送されている『SUPER SURPRISE』→『火曜サプライズ』が放送時間を2分短縮する関係から、19:56放送開始となった。現在は字幕放送であるが、開始当初はリアルタイム字幕放送を採用し、字幕は音声認識で表示されていた。また、司会の明石家さんまの声のみ黄色の字幕で表示される。一部系列局では再放送を土日昼間を中心に行っている。2010年4月27日放送分から地上アナログ放送では画角16:9のレターボックス放送に移行した。番組自体は1999年頃から人気が安定し始め、視聴率も20%を超える回も出るようになった。現在は14 - 18%で概ね好調をキープしている。2013年2月19日放送の3時間スペシャルでは他局の裏番組を大きく引き離す19.5%の高視聴率を記録した。自身も2度出演したことのある評論家の宮崎哲弥は本番組について、司会のさんまが番組中に行う「ネタふり」に対して出演者(特に芸人)が過敏に反応し適切な対応ができなければ2度とオファーが来ないため、極めて緊張感の高い現場であると述べている。司会(御殿の主人)ゲスト再現VTR出演者ゲストは若手・ベテラン、ジャンルを問わず幅広く出演している。また声優のように顔出しでテレビ出演する機会が少ない分野からの出演もある。このうち舞台を中心に活躍している個性派俳優がこの番組をきっかけにしてブレイクしたケースが多いことでも知られている。過去に、温水洋一、酒井敏也、伊藤俊人などがこの番組をきっかけにしてブレイクした。また、黒沢年雄、秋野太作、志垣太郎らベテラン俳優がバラエティで活躍するきっかけともなった。杉田かおるや坂上忍、Wink活動停止後の相田翔子がバラエティにひっぱりだこになるきっかけも、この番組である。これらの事例から、若手タレントからは登龍門と例えられる。年末年始・春・夏・秋の改編期には放送時間を拡大し、『踊る踊る!さんま御殿!!』(2ブロック、2時間スペシャルの場合)、『踊る踊る踊る!さんま御殿!!』(3ブロック、3時間スペシャルの場合)のタイトルで放送される。すなわち、放送時間が1時間拡大するごとに『踊る』の文字が1つ増える。スペシャルではオープニングのBGM「Hanky Panky」のイントロ部分が「踊る」の数だけ繰り返される演出が施される。視聴者からもテーマに沿った実際にあった出来事の投稿を募集しており、テーマの冒頭で再現ドラマを用いて3本が発表される。採用者には賞金53,000円が贈られる。賞金の金額は番組開始時は30,000円だったが、以後¥50,000→¥53,000→¥53,500→¥53,000と変化している。これについては、番組宣伝担当者によると、収録後のある日スタッフ全員で放送を楽しんで見ていると、さんまから「謝礼を少しずつ上げていったらどうなるか」と言われ、2002年1月29日まで5万円だった金額を翌週から3000円増額、さらに4週間後には500円上乗せしていった。しかし、さすがに中途半端だという思いがあり53,000円に戻った。要するに楽屋トークから出たジョークが生んだ金額である。賞金に「3」と「5」の数字が使われているのは「さんま」と「御殿」に掛かっているとされる。2004年春頃に放送された視聴者からの投稿の中に「ブロッコリーをサドルの代わりにした」という投稿があったが、このネタはかつて雑誌に掲載されていたことが発覚した。これ以降、番組のエンドテロップの左隅に「投稿はオリジナルのものに限ります。そうでなかった場合採用されても賞金の発送は致しません」というテロップが出るようになった。これは盗作防止の為であると同時に、オリジナルかつ実際の話でなければ賞金がもらえないことも意味している。その週の出演者の発言の中で、一番面白かったものを番組が選び、その発言をした出演者に「今週の踊る!ヒット賞」が与えられる。番組のラストにその発言のリプレイシーンが流され、この時に限りそのセリフにテロップがつけられる。流れた後は「(受賞した)○○さんには何か□□な物を贈っておきます」とナレーションが流れ、その出演者に記念品が贈呈されるが、どんな物が贈られているのかは番組内では明らかにされていない。ただし、以下の出演者が他番組やブログなどで贈られてきたものを明かしている。それらから分かるように、記念品は毎回異なるもので、受賞者が「今週の踊る!ヒット賞」を獲得したときに発言した内容にちなんだもののようである。
出典:wikipedia
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