『夢使い』(ゆめつかい)は、植芝理一による日本の漫画、及びそれを原作としたアニメ。『月刊アフタヌーン』(講談社)にて2001年3月号から2004年2月号まで連載された。全6巻。島田雅彦の同名小説「夢使い」とは全く別の作品である。『夢使い』の前作である『ディスコミュニケーション』(以下、ディスコミ)シリーズで登場した三島塔子・燐子の姉妹と橘一らが主役の作品。ただし、本作は前作『ディスコミ』とはパラレルワールドとして別世界の話になっているため設定が変更されている。なお『ディスコミ』最終章『精霊編』は、その内容がほぼ『夢使い』のものに近いため、何も知らない人間が見たら同一の世界と混同・誤解する事がある。(実際、単行本後書きなどにおける作者からのメッセージが無いと、一見しただけでは世界の違いの見分けがつかない)ただし『ディスコミ』そのもの(特に第2部となる冥界編)が深層心理に直結したパラレルワールド構成を内包した作品であったため「世界は違っても、同一の作品」と理解しても、それはそれである意味では間違いではない。前作との相違については、登場人物の項目を参照の事。漫画は全6巻発売されており、「虹の卵」編、「鉱物の聖母」編、最終話「影の女」の3エピソードである。原作である漫画版には、性的行為(特にマイノリティ的な事柄が多い。作者の作風も参照の事)や人体の破壊などを連想させるような、そのままアニメ化するには適さない内容や表現が多いため、アニメ版は「夢使い」という設定とある程度のキャラクター設定のみ引き継いでいる。2007年6月にはアニメ版で構成、脚本を努めた小林靖子によってノベライズ化された「小説夢使い―心の言葉・繭子の日記」が発売されている。当時の作者は『おジャ魔女どれみ』に感化されており、作中でもアニメの登場キャラクターの姿が見られる。名門女子校・葩坂(はなびらざか)女学院で数ヶ月の間に女生徒が次々と妊娠するという事件が起こる。しかし彼女らのお腹に胎児の姿は認められず、その全てが想像妊娠だと判明する。彼女らと同級生の中島蕙の依頼を受け調査にのりだした夢使い・三島燐子は、彼女たちのかつてのクラスメート見上漾子の死との関係を疑い、やがて学院で女生徒と死んだはずの彼女の奇妙な行為を目撃する。ある日九州の夢使い・茶川三時花が上京してくる。三時花はかつて隠れキリシタンが住んだといわれる甕島(みかじま)で一夜にして島民全員が蒸発した事件を担当していて、事件の前に謎の電話が告げた「小さな人間が入った黒い石」の行方を追って東京に来たのだ。同じ頃東京にある甕島の宗主の子孫の家には胸に「小さな人間が入った黒い石」とガラクタで出来た身体をもつ少女の姿があった。二ノ宮智は夜毎寝床にやってくる影だけの女について三島塔子・燐子姉妹に相談する。塔子のアドバイスを受け「影の女」を捕まえる智だったが、その正体は幼なじみの晃だった。その日を境に彼女の身体には奇妙な変化が現れる。アフタヌーンKC、講談社、全6巻。2006年4月から6月までUHFアニメとして放送された。地上波放送終了直後にBSフジでも放送された(製作のポニーキャニオンと同じフジサンケイグループの関連もあるものとされる。BSフジでフジテレビが関与していないポニーキャニオンのアニメが放送されたのはこれが唯一)。ABCでは同時期に放送されていた『うたわれるもの』と並ぶ初のUHFアニメである。※地上波での放送では次回予告は最後に次回のサブタイトルが表示されているだけだったが、BSフジでは映像付きの次回予告が放送されていた。
出典:wikipedia
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