十牛図(じゅうぎゅうず)は、禅の悟りにいたる道筋を牛を主題とした十枚の絵で表したもの。十牛禅図(じゅうぎゅうぜんず)ともいう。中国宋代の臨済宗楊岐派の禅僧・廓庵(かくあん)禅師によるものが有名。廓庵禅師の十牛図には弟子の慈遠和尚により「どんな人にも仏の真源、仏性が備わっているが、迷いの世界に入り込みもがき苦しんでいるので、そこから逃れる方途をこれまでも示されてはきたがそれらは不十分であったので、新たに廓庵禅師は牧牛によってその方途を示された」と頌が加えられている。巻子、画帖など、また掛幅1幅に10描いたものもある。中国伝来のものもあるが、絶海中津や周文など日本の室町時代以後の禅僧、また絵画の各派の画人によって制作されたものもある。10図すべてを描いた作例よりも、1場面だけを描いた「牧牛図」の作例が数多く見られる。十牛図は以下の十枚の図からなる。ここで牛は人の心の象徴とされる。またあるいは、牛を悟り、童子を修行者と見立てる。伝 周文 筆:相国寺蔵
出典:wikipedia
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