瞬間移動(しゅんかんいどう)は、超能力の一種で、物体を離れた空間に転送したり、自分自身が離れた場所に瞬間的に移動したりする現象、及び能力のことである。テレポートもしくはテレポーテーションともいう。念力の一種と考えられている。文芸の世界でSFによく登場し、その能力を持つ者はテレポーターと呼ばれる。そのような作品では空間を非連続的に飛び越えるワープのようなものとして設定されていることが多く、単なる高速移動とは異なる場合が多い。また別の用例として、ステージでよく行われるマジックで、移動に要する時間は考えないで、通常では物理的に不可能だと思われる距離・位置関係の移動を行う事を瞬間移動と表現する場合もある。実際に確認された事例は存在しない。SFにおいては瞬間移動は念動力(テレキネシス)、テレパシーなどと並ぶ超能力である。瞬間的に移動する能力としてはアルフレッド・ベスターの『虎よ、虎よ!』の「ジョウント」やフレドリック・ブラウンの『火星人ゴーホーム』の「クイム」もほぼ同じものと思われる。自分以外の物体を瞬間移動させる能力(遠くにある物体を引き寄せる能力)を特に「アポーツ」と呼ぶことがある。何らかの技術によって瞬間移動と同じような現象を起こす機械が登場することも多く、そうした機械は「転送装置」などと呼ばれる。また、宇宙船などで超長距離を瞬間移動する場合は「ワープ」などと呼ばれる。2点間の空間を飛び越えて瞬間的に目的地に物体を転送したり、自分自身が移動する能力である。ほとんどの場合はこちらに当たる。この能力に共通する性質として、次のようなものがある。瞬間移動の対象物として、次の2つに分けられる。また能力の描写の方法については、次の2種類のものが多い。移動先の目的地については、次のような制限を設けられることがある。先に述べたように、移動先に固形物があった場合、その物体と体の物質が融合することから大爆発を起こすという設定がよくあるが、もし固形物がなくても、気体や液体も分子から構成されているのだから、真空に移動する以外には必ずこの現象が起きるはず、という指摘がある。それを回避する考えが、離れた場所へ移動するのではなく、離れた場所の空間とこちらの空間を置き換える、という考え方である。この場合固形物に突っ込めば、人型の塊が元の場所に出現することになる。こちらは人間が目にも留まらぬ速さで移動することにより瞬間的に移動したように見える(サイコキネシス)、という現象である。荒唐無稽なバトル漫画などで、高速で瞬間的に移動したような描写はよく見られるが、それに瞬間移動という呼称を用いる例はあまり多いとは言えず、上記の空間を飛び越えるものと明確に区別されている例も多い(縮地、加速装置を参照)。こちらの場合は間に壁などの障害物があった場合は破壊しない限り通り抜けることはできない。多くの場合空気抵抗等は無視されている。また、高速移動を繰り返すことによる残像現象を利用して分身したように見せる技もよく描かれる。瞬間移動が出来ると自称、または噂される者もいる。その真偽については定かでなく、科学的には不可能とされる。またマジックにおいては、主に脱出マジックの超常現象的説明として持ち出されることが多い。どちらにしろ現実に使われるこの言葉は、移動が瞬間的であることよりも「障害物を通り抜けて移動する」ことに重点を置くことが多い。テレポーテーションという言葉を使用した物理学の用語に量子テレポーテーションがあるが、これは物質が瞬間移動するわけではない。
出典:wikipedia
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