蘭川（あららぎがわ）は、長野県木曽郡南木曽町を流れる木曽川水系の一級河川。清流で、イワナ、アマゴ、ウグイ等が棲息する釣りの名所。また5月から8月にかけてはカジカガエルの声も聞くことができる。長野県木曽郡南木曽町の東部、木曽山脈の床浪高原に源を発し西に流れる。富貴畑付近で与川峠からの長者畑川を併せ、蘭から深い谷間を抜ける。男埵川を合わせて間もなく北流に転じて妻籠へ入り、程なく関西電力妻籠発電所が現れる。妻籠市街の東を潤し、国道19号と国道256号との交点である吾妻橋で木曽川に注ぐ。河口部にも蘭川発電所を有する。中下流域には中山道が並行しており、妻籠宿は馬籠峠越えの宿場町として栄えた。また妻籠宿のやや上流、男埵川沿いには大妻籠の集落があり、ここでも宿泊が可能だった。

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