CASA(カーサ)は、事業者向けキャフェテリア事業を中心としたイギリス資本コンパスグループ傘下の西洋フード・コンパスグループ株式会社と、同社から分社した西洋レストランシステムズ株式会社が運営しているビルイン型のファミリーレストランである。2012年8月現在、首都圏を中心に、西洋フード・コンパスグループ株式会社が9店舗、西洋レストランシステムズ株式会社が11店舗を展開している。なお2012年8月31日をもって西洋フード・コンパスグループ株式会社と西洋レストランシステムズ株式会社は資本提携関係を解消している。かつては「CASA」「Casa Grande(カーサ グランデ)」「DINING CASA(ダイニング カーサ)」の3業態があったが、現在は「Casa Grande」に統一されている。かつては、ファミリーレストラン部門のCASA(カーサ)は西洋フードシステムズ(現:西洋フーズ・コンパスグループ)の中核事業で、すかいらーく、デニーズ、ロイヤルホストに続く多店舗展開をバブル期の1980 - 90年代に推し進めて一時は北海道から九州地区まで、200店近い店舗を有していた。CASAの店舗入り口には約10m前後のもみの木が植えてあり、夜になると電飾のツリーが点灯していた。また、近所の主婦を対象にした料理教室なども開催して、地域に密着した戦略も行っていた。また、ハンディーターミナル導入が、競合他社よりも遅れた(1990年以降)ため、フロアー従業員は手書きでのオーダー受けを行っていた。1980年代のファミリーレストラン全盛期に、。同業他社のすかいらーくが新業態「ガスト」など、バブル崩壊後の消費低迷に合わせた展開を押し進める中、西洋フードシステムズは1991年に寿屋系列のレストラン「グルッペ」を買収。更にCASAのブラッシュアップ、グランドメニューの見直しで「町の洋食屋さん」コンセプトの新メニューを打ち出す。しかし、全体の業績改善までには至らず、不採算店舗の閉店、他社レストランのフランチャイズへの加盟(びっくりドンキー)を行い、フランチャイジーとしての可能性の模索・検討を進める。2001年には、CASAの大規模な業態転換店舗である「キッチンデミグラ」、中華レストランの「フーチン」2業種の低価格レストランチェーンの計画を発表し、実際に数店舗を改装・リニューアルオープンさせた。その後、リニューアル計画は中断し、2002年、慢性的な不振が続いていたファミリーレストラン事業・CASAの郊外型120店舗を譲渡額約68億円でココスジャパンに売却した。これにより西洋フードシステムズは一旦ロードサイド型レストランから撤退した。また、郊外型以外の店舗に関しては、「やきとり釜飯はん」「糸ぐるま」などの各種外食チェーンのブランドと共に売却され、2016年現在、アンドモワ株式会社が経営している。なお、売却されずに残った店舗は居酒屋「五風」や焼肉食べ放題店「肉だら家」に業態転換したが、2011年にCASAに再び業態転換した。建物は従来のような青を基調とした寒色系の外観ではなく、朱色を基調とした暖色系の外観となっている。しかし2014年に全店舗撤退した。現在は駅ビルやデパートを中心に元の親会社だった旧セゾングループ(西友・西武百貨店など)の、商業ビルテナントとして営業を続けている。CASA新大久保店や、旧CASA東京オペラシティ店は、セゾン系列では無いビルに入っており、以前のロードサイド型CASAの外観、看板類が良く保たれている。CASA西友河辺店(青梅市)は特徴的だったポールサインの看板も見ることができる。CASAも他の外食レストランチェーンと同様に現在ドリンクバー(一部導入していない店舗も有)を導入している。
出典:wikipedia
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