シンチ・ロカ("Sinchi Ruq'a":ケチュア語で勇敢で寛大)は、インカ神話によるとクスコ王国の初期王朝(別名「下王朝」)第2代国王である。(クスコ王国は1230年頃(一説に1105年頃)に成立したと言われている。)の王。父は初代サパ・インカであるマンコ・カパック、王妃はスティク・ワマンの娘であるママ・コラ、子に第3代リョケ・ユパンキがいる。クスコ王国は、後にパチャクテク帝の治下でインカ帝国(正式名:タワンティンスウユ)になった。インカ建国神話の1つでは、シンチ・ロカが先導しクスコの谷に彼の家族と定着したと伝える。『』の作者によると、シンチ・ロカは市街地を建設し、谷の土壌を改良するために多量客土を運び入れ、土地を肥沃にしたという。シンチ・ロカの逸話にはテウオティヒの話が知られている。テウオティヒは伝言をもたらすために隣国に送られた外交官だったが、到着次第即座に殺され、頭部を欠いた姿でシンチ・ロカの元に送り返されてきた。伝説では、この事件をきっかけとした戦争において、クスコ王国は決定的な勝利を収め、周囲の谷への支配を開始したとされているが、考古学的資料や他の分野における研究成果では彼の統治に関して否定的である。父の名の一部である『カパック』は、将軍という称号になったが、『シンチ』は後に市長又は地域的な統治者の称号として使用された。
出典:wikipedia
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