『天使のお仕事』(てんしのおしごと)は、1999年1月6日~3月24日にフジテレビの水曜劇場枠で放送されたテレビドラマ。1999年の真冬のある日、父親の遺言から阿部まりあがシスター志願の為にサンタ・ビアンカ・クローチェ修道院にやって来た。彼女は、おっちょこちょいで周囲をあっと驚かせる程のドジを繰り返しながらも、厳しい修道院生活を送っていた。しかし質素な生活に馴染めなかったまりあは修道院を抜け出し、父親が眠る墓地へと赴く。そこで妻を殺され深い絶望を抱えて心を閉ざした弁護士・日下部護と出会い、寝ぼけたまりあは亡父と見間違える。あくる日、サンタ・ビアンカ・クローチェ修道院の土地所有者となった実業家・前島からの依頼で明け渡しを求め、日下部と助手の岩田がやって来る。神様や人間どころか自分すら信じられない日下部に、当初は反発を覚えるまりあだったが、次第に彼の苦しさを理解し、彼の心を救いたいと思う様になる。観月ありさは月9『ボーイハント』(1998年)終了後わずか1クール明けて再び主演した(次出演作は本作品終了1年後の『ナースのお仕事3』)。キャスト・スタッフの大半が『ナースのお仕事』からシフトしており、一種のスター・システムと言える。エンディングの演出も『ナースのお仕事2』と類似していた。しかしながら『ナースのお仕事』で観月とコンビを組む松下由樹は当時他局ドラマの出演があってか本作には出演していない。前述のとおり、本作には同じくフジテレビで同じく観月が主演した『ナースのお仕事』シリーズのパート1、パート2にレギュラー出演した俳優が多数レギュラー出演し、同作と似たような作風になった。本作品ではまりあ(役名)のドジっぷりは朝倉いずみと同じであるが、相方(ルームメイト)は理絵であり、朝倉いずみと尾崎翔子のような漫才的な掛け合いはなく、淡々と分かち合っていく様が描かれた。まりあの視点からシスターの日常と自立を軸に描いており、いずれにせよ宗教色が残るなどして、作品の人気が小学生にもコミカルで世界観がなじみやすい『ナースのお仕事』シリーズと比べて振るわなかったとされる。修道院をめぐる財政問題や犯罪被害者として苦悩する日下部の姿といった現実的な社会面がシリアスに散りばめられていた。まりあという役名は『ナースのお仕事3』で誕生した尾崎翔子・沢田俊介夫妻の長女に名付けられている。日下部が警官から拳銃を奪い取り、妻殺しの犯人・小暮に向けて銃口を向け、まりあが身を挺して説得するも暴発してしまう場面があるが、「ナースのお仕事 ザ・ムービー」でも類似するシーンがある。要因は不明であるが現在までビデオソフト化どころか、フジテレビでの再放送もされていない(同時期に放送された「救命病棟24時(第一期)」・「こいまち」も全話再放送・ビデオソフト化がなされていない。)。オリジナルサウンドトラックCD(ブックレットに本編スチルとあらすじ等の記載あり)とノベライズ本が発売されており、ドラマの内容を垣間見ることは出来る。
出典:wikipedia
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