パナソニック(旧・松下電器産業)のVTRの歴史(パナソニックのVTRのれきし)では、パナソニックやグループ会社におけるVHS・S-VHS(スーパーVHS)方式・他方式の家庭用ビデオテープレコーダ(VTR)について、その歴史や当時ヒットした代表機種を紹介する。※リモコンは本年以降のモデルより、接続したTV受像機の基本操作も可能となった(入力切替・電源入/切・音量調節・チャンネル順送り選局・消音のみ。メーカー設定をする事によりパナソニックのみならず他社製TVも操作可能)。・本年以降製造のS-VHS機・VHS機には「3倍モード録る・見る専用19ミクロンヘッド」を搭載(N22・HB48は除く)。録画時はヘッドギャップ間隔を従来機より広げて映像信号をより多く取り込み、再生時はヘッドギャップ間隔を逆に狭める事で解像度を向上。これにより(3倍モードで録画されたテープ)再生時においても(従来機にありがちだった映像のぼやけが目立たなくなり)標準モードに迫る高画質を実現した。この機能は画面(オンスクリーン)メニュー「オプション設定」項でオン・オフ可(「19ミクロンヘッド」項が新設され、通常は「自動=入」を選択。3倍モード再生時に画面にノイズが出て自動修正しきれない場合のみ「切」を選択する)。※本年(SB800W)以降のモデルより、リモコンは1996年モデルまでのTVコンパチブル型から「液晶付TVダイレクト型」に変更(モノラル式のN22・N33・N50を除く)。1~12の数字ボタンにはGコード入力機能に加えチャンネル直接選局機能が加わった(1996年モデルまでのチャンネル選局は順送りのみ)。※本年以降のモデルからは「デジタル放送簡単予約」機能を新設(モノラルビデオは除く)。デジタルチューナー側における予約操作と同時に本体の「デジタル放送予約」ボタンで予約番組の開始時刻と録画モードを予め設定しておけば、予約録画開始時刻になった時にデジタルチューナーより送信されるAV信号に連動して本機が外部入力録画動作を開始し、予約録画が終了してデジタルチューナーからAV信号送信が停止されれば本機も連動して録画動作を停止する。ただしこの機能を用いて録画するには、デジタルチューナーに搭載されているAV出力端子からのケーブルを必ず本機後面の「外部入力(LINE)1」端子に繋がなければならない(入力2・入力3端子に繋いだ場合は本機側でも録画モード・開始&終了時刻・予約チャンネルを設定する必要がある)。この機能は地上・BS・110度CSデジタルTVと組み合わせた場合でも使用可能だが、この時はモニター出力端子付きの機種に限る(2009年以降のモデルはモニター出力端子を廃止した機種がほとんどなので、最新デジタルTVと組み合わせた場合はこの方式によるデジタル放送録画が出来ない)。また画質は標準画質となる。・本年以降はパナソニック独自の技術として、従来の最長3倍モードを大幅に上回る長時間録画が可能な「5倍モード」を搭載した機種が登場(現在発売中のBD/DVDレコーダー&VHS複合機「DIGA」にも5倍モード搭載)。ただし5倍モードで録画されたテープは録画元の機器でしか再生出来ないので、使い回しが効かないという短所がある(他機での再生はパナソニック製5倍モード搭載機であっても不可、当然ながら他社製VTRとの互換性も無い)。さらに5倍モードで録画されたテープは(ジョグシャトル・シャトルリング使用時を含む)コマ送り&戻し・スロー・静止・早送り・巻き戻し再生をすると(標準&3倍モードで録画されたテープよりも)ノイズが目立つため、通常の再生時以外は(オプション設定の「ブルーバックON」設定時のみ)ブルーバック画面となる。
・リモコンはTVのみならずデジタルチューナー(スカパー用)操作も可能となった。・本年以降の機種より、AV入力端子のない旧式TV受像機でVTR画像を見るための「RF出力」切替方式が(本体後面のスライド式アンテナ切替スイッチによる切替から)リモコンの初期設定メニューで設定する方式に変わった(本体後面のアンテナ切替スイッチを撤去)。
・さらにカセットの録画内容を完全消去(初期化)可能な「テープリフレッシュ」機能も新設された(所要時間は120分テープ使用時で約17分)。ただしこれは録画内容及び頭出し信号を完全消去する機能であり、テープを新品同様にするための機能ではない。また誤消去防止用ツメを折ったカセットの場合、ツメ折り部分にセロハンテープなどを二重貼付すれば消去・再録画が可能。※本年モデルと前作2001年モデルのリモコンではTVのみならずデジタルチューナー(スカパー、地上・BS・110度CS)も操作可能(ただしDVD・HDD複合機リモコンはデジタルチューナー操作機能非搭載。また1999年・2000年モデルのリモコンで操作可能なデジタルチューナーはスカパー用のみ)。TV操作は対象機種を従来型アナログTVに設定した場合と地上・BS・110度CSデジタルTVに設定した場合とで方法が異なり、デジタルTVに設定した場合は番組表(Gガイド)表示・放送切替・3桁入力による選局も可能。但し4色(青・赤・緑・黄)ボタンと「d(データ)」ボタンは一部上位機(DHEシリーズ)にのみ搭載。RF出力(AV入力端子の無い旧式アナログTV受像機でVTR画像を見るための出力方式をVHF非放送チャンネル1或いは2に変換する)機能搭載の機種は本年発売のモデルが最後となった。NV-VPシリーズ以降の機種よりRF機構廃止。さらにリモコンはサイズがこれまでより小型化され、数字ボタンはフタ内に収められた(前作2002年モデルではTVのみならずデジタルTVとデジタルBS/CSチューナーもビデオリモコンで操作出来たが、本年以降のモデルではTVのみの操作可能でデジタルチューナー操作機能・放送切替&3桁入力ボタンは廃止)。当モデルは全てRF出力(AV入力端子のない旧式TV受像機でVTR映像を視聴する場合、画像出力をVHF非放送チャンネル1或いは2に変換し、TV受像機側で非放送のアナログVHFチャンネル1或いは2を選んでVTR画像を視聴する)機能を持たない。DVDプレーヤー単体(再生専用)機のうち据置型は2008年に生産終了(ただし2009年にブルーレイ対応機DMP-BD60で復活)。現在は地デジ搭載録再機「DIGA」とポータブルDVDプレーヤーのみ生産。以降パナソニックショップに供給されるVTR単体機及び据置型再生専用DVDプレーヤーはDX BROADTEC・パイオニア・ビクターなどの他社製品に変わっている。同時にビデオカセット・オーディオカセットは生産体制を以前より縮小。パナソニックショップには他社のビデオ・オーディオカセットが供給されているが大半は取り寄せとなっており、パナソニックショップで販売される記録媒体の中心はDVD-RAM等に移っている。現在発売されているDVDレコーダー及びBDレコーダー「DIGA」のうちビデオデッキ一体型は全てVHSタイプである(SQPB=S-VHS簡易再生機能付)。またDMR-XW40V以降の機種はビデオテープへの番組直接録画が不可能となっている(HDD或いはDVDへ録画してからVHSへダビング)。また現在発売中のVHS一体型DIGAは全てシングルチューナーである(WチューナーはXW41Vが最終機種)。
出典:wikipedia
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