ランド・カルリジアン(Lando Calrissian)は、アメリカのSF映画『スター・ウォーズ』シリーズ(エピソード5、エピソード6)に登場する架空の人物で、2作とも俳優ビリー・ディー・ウィリアムズが演じている。初期はカルリシアン表記が多かったが、現在ではカルリジアンに統一されている。ミレニアム・ファルコン号の船長ハン・ソロのかつての悪友。ランドがギャンブルによって手に入れたファルコン号の操縦をソロに教えてもらったことが二人の初めての出会いであった。それ以前のランド・カルリジアンの経歴は謎に包まれており、はっきりしているのはソッコーロという惑星で生まれ、ギャンブルや詐欺によって生活し、手にした大金によってしゃれた格好をして多くの女性と頻繁に交際していた、20代になってようやくギャンブラー(及び詐欺師、本人は実業家だと言っている)として安定した収入を得ることができるようになった、という以外はほとんど分かっていない。ソロから操縦を学んだ後ランドは銀河中を駆け巡り数々の冒険をし、大金を手にしては再びそれを手放す、ということを繰り返していた。その後彼はギャンブル大会で再び出会ったソロとのサバックによる「イカサマなしの賭け」で負け、大金とともにファルコン号を手放すこととなる。その後は雲の惑星ベスピンの中心都市クラウド・シティを持ち主から賭博で巻き上げた。この惑星は、ティバナ・ガスと呼ばれる重要な採掘資源の産地でもあった。彼は、このことに目をつけ、帝国に目をつけられないよう、いかなるギルドにも属すことなく極めて小規模ながら採掘事業を展開した。以後都市の執政官として彼は採鉱業に携わり都市と市民のためにまじめに働き、サイボーグの補佐官、ロボットの力を借りて帝国軍の目を盗んで密貿易で利益を得て、更に反乱同盟軍に物資の横流しをしていた。帝国の逆襲では、帝国軍の追跡を逃れようとしていたハン・ソロとレイア・オーガナを惑星にかくまうが、実際はボバ・フェットの報告により彼らの到着を予見していたダース・ベイダーらがすでに到着した後であり、ランドは自分の星を帝国から守るためにやむをえずソロを裏切り、その身柄を引き渡すことになる。しかし、のちにベイダーが彼との当初の約束を反古にして、レイア姫とチューバッカまでも帝国に連行しようとしたため、機転を利かせロボットと協力して2人を救出し、帝国に乗っ取られたペスピンから脱出する。その後はジャバ・ザ・ハットの元へ送られたソロを救出するため、チューバッカと共にタトゥイーンに向かった。ジェダイの帰還では、傭兵としてジャバの宮殿に潜り込み、情報の収集と救出の機会を伺っていた。ソロを救出後、反乱同盟軍の将軍に任じられ、帝国軍の第2デス・スター破壊のための突撃隊長の任を受け持つ。この時、ソロ自身の頼みからミレニアム・ファルコンに搭乗し、帝国軍の猛攻撃をかいくぐりながら、デス・スター中枢部の破壊に成功した。ちなみに借り受ける際に、「傷ひとつなくソロにファルコン号を返す」と約束していたがデス・スター突入の際に狭いダクトの壁にぶつけてパラボラ型レーダーを破損してしまった。なお、第2デス・スターからの脱出が間に合わずに死亡するという案もあり、期限ギリギリまで検討されたが最終的にこの案は没になった。ソフト版では若本規夫が担当。その他TV版などでは内海賢治や樋浦勉、田中信夫などが担当し、ゲーム作品『スター・ウォーズ ローグ スコードロン II』では安原義人が担当した。レゴ・スターウォーズでは高瀬右光が担当している。アニメ作品『スター・ウォーズ 反乱者たち』ではソフト版と同じく若本規夫が担当している。
出典:wikipedia
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