『Summer Days』(サマーデイズ)は、2006年6月23日にオーバーフローより発売されたアダルトゲーム。略称は『サマイズ』など。前作『School Days』の本編開始前の夏を舞台にしたスピンオフ作品である。初回版はバグが多かったため、修正及び強化を図ったリニューアルパッケージ版(リニューアル版)が2006年10月27日に発売された。2012年4月27日に、リメイク版『SHINY DAYS』(シャイニーデイズ)が発売された。詳細は#SHINY版を参照。本作品では前作にあった陰惨な描写はなりを潜め、淡い恋心から始まるひと夏の物語をテンポ良く描いている。更に今まで公開されなかった作中での人間関係が明らかになり、オーバーフローの他作品との関連性も明らかになった。前作と比べエンディング数は抑えられているが、これはタイトルの存在しないエンディングが多数存在するためである。また、本作よりディスクレスプレイが可能となった。本編以外の内容としては、ミニゲーム『アホ毛バトル』を収録。ちびキャラ化した世界を操作して同じくちびキャラ化した言葉を倒す内容だが、『School Days』のバッドエンドの1つ「鮮血の結末」のパロディでもある。初回版には、『School Days』のプレイ画面と共に出演声優のコメントを収録したDVDが特典として付属している。同じクラスの伊藤誠にほのかな想いを寄せる清浦刹那は、おたふく風邪で寝込んでしまった親友の西園寺世界に代わり、彼女の母親が店長を務めるファミレス「ラディッシュ」でアルバイトを始めるが、慣れないゆえに疲れ果ててしまう。更には、誠の家は確かこの近くと淡い期待を胸に抱きつつ、夕涼みも兼ねて近くの海岸通りを歩いていたところ、妹連れの誠に出逢ってしまい…。前作『School Days』に続き、本作も大量のバグと度重なる修正パッチのリリースを行った。バグの原因は、「製品出荷時にマスターデータと古いデータを誤って混在させてしまった、最終出荷確認時の確認ミスが原因」と発表されている。発売日前日の2006年6月22日には最初の修正パッチ配布が開始されたが、それは2.3GBという前例の無い大容量であった。まもなく、それによってサーバがダウンするという事態が発生したため、オーバーフローは公式サイトに謝罪文を掲載した上で修正版のVer1.01B(容量は1.25GB)を配布した後、販売店へは購入者配布用の修正パッチDVD-ROM(Ver1.021を収録)を発送し、公式サイトではサーバダウン回避のためにBitTorrentを使用した配布への変更などの対策を取った。しかし、修正パッチの公開はなおも続き、同年7月7日にはソフ倫の審査基準に違反する表現があったとして、自主回収を行う。その後、オーバーフローは同年10月18日よりアンケートカードを送付したユーザーのみを対象とした修正版DVD-ROMを発送することを、公式サイトにて発表した。この修正版は、同年10月27日発売のリニューアル版と同じくVer2.00である。更に、同年10月30日に修正版とリニューアル版の両方とも環境による不具合が発生することを受けて配布されたVer2.01が、2011年現在での最新版となっている。2012年に公表されたメイザーズぬまきちへのインタビューによると、本作の製作に入った際、創業当時からのメインスタッフの結婚退職や病欠が発生したことから、ある巨大な宗教団体の熱心な信者である兄弟のスタッフが本作のプログラムとグラフィックを取り仕切ることになり、発売までの間メイザーズぬまきちによる指揮監督が不可能な状況に陥っていたという。そして彼らが仕事の進捗報告を偽ったまま宗教団体での活動に注力していたため、大きなバグがある状態で発売されたのだという。その結果両名は退社したが、その後発売されたオーバーフローの作品に対する批判を彼らと思しき者が2ちゃんねるで煽動していたとメイザーズぬまきちは語っている。2008年4月11日にアイチェリーより発売された。DVD4枚組。パッケージには『Summer Days ビジュアル・ガイドブック』の表紙が用いられている。好感度ゲージや選択肢の時間制限、男性ボイス消去機能、ルートマップが削除され、一方でセックスシーンの回想モードは本編を始める前から鑑賞することも可能。ハードの性質上から、セーブ機能の代わりとして各話終了時に表示される3桁の数字のパスワードで進行状況の保存が可能だが、話が進む度にディスクを差し替える必要がある。前作『School Days』のDVD-PG版はPC版の内容をほぼ忠実に再現していたが、本作のDVD-PG版はPC版から一部のルートやエンディングが削除されている。なお、DVD-PG化の際に削除されたルートは、セックスシーンのみが『EXTRA SCENARIO』として別収録されている。2010年9月24日にPalaceより発売された。UMD3枚組。パッケージ画はPCリニューアル版と同じ。話が進むたびにディスクを入れ替える必要がある。選択肢の一部が減少された。字幕のON/OFFができないため、進行状況によっては不自然なフォント(表記)が存在するが、前述のDVD-PG版で削除されたルートもプレイできる。『SHINY DAYS』(シャイニーデイズ)のタイトルで、2012年4月27日に発売。足利いのりを新ヒロインに据えてシナリオを書き直した他、『School Days HQ』と同様にゲームエンジンや背景画を最新のものへ換装し、登場人物達の一部を原画から描き直してイベントやエンディングを追加したリメイク版に当たる。2011年4月2日にオーバーフロー公式サイトにて『SHINY SUMMER DAYS』(シャイニーサマーデイズ)のタイトルロゴといのりのシルエットが仮公開された後、同年6月3日にはオーバーフロー公式サイトとBugBug2011年7月号にて下記のミニゲーム『野球拳 Strip Battle Days』共々、正式に制作発表となった。一時はオーバーフロー公式サイトをはじめ各媒体にて発売日を2011年11月25日に決定した旨が告知されていたが、延期。同年12月1日には、オーバーフロー公式サイトにて発売日とタイトルの変更が告知された。また、予約開始日である同年12月15日には、『ニコニコ生放送』へ出演したメイザーズぬまきちによって発売延期の謝罪や作品の説明が行われた他、加藤乙女と村山野杏の声が担当声優の引退によって代役となることや、小渕みなみが担当声優の事情によって『野球拳 Strip Battle Days』へ登場できなくなったことが発表された。なお、後者については#小渕みなみの登場中止を参照。ラディッシュの制服については、PC版のものと新たにデザインされた猫耳系のものから選択できる。漫画化も進行中。SHINY版の開発に伴い、PC版は2011年8月26日をもってロットアップとなった。全て18歳未満閲覧禁止。
出典:wikipedia
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