『エレベーターアクション』は、タイトーから発売されたアーケードゲーム。1983年に業務用のアクションゲームとして発売。この項目ではその他の『エレベーターアクション』シリーズ作品についても合わせて記述する。プレイヤーはスパイに扮し、敵地に潜入して機密文書を奪取し、脱出することが目的である。合計スコアが10000点以上になると、残り人数が一人増える(2つ目以降のステージで10000点になっても同様。ちなみに最初の残り人数は2人)。ただし、20000点になっても残り人数は増えない(よって、一番多い残り人数は3人である)。()内の数字はランプを落とし、停電状態になっている時のスコア(一部のフロアは最初から停電状態)。なおランプ攻撃は停電時は不可能である。また、プレイヤー同様に敵もエレベーター内のシャフトに転落することがあるが、このときは得点にならない(これはエレベーターアクションリターンズでも同様で、HPに関係なく即死)。プレイヤーが以下の状態に陥るとミスになり、残り人数が1人減る。アーケード版の第一作目も、難易度がかなり高い。次のような特徴がある。4面で背景が1周するが難易度は上がっていく。クリアボーナスは面ごとに、1000点、2000点、3000点、・・・となり、最高9000点まで増える。また、一定時間が過ぎてもクリアできない場合、突然BGMが変わり、敵の動き、出現数が最高難度の状態になり、赤いドアからも敵が出現するようになる。自分の動きは遅いままであるため、ビルの地下から脱出にこぎつけるのが困難になってしまう。また、エレベーターの操作性が悪くなり、各階移動途中のエレベーターの操作はできなくなる。この状態になると面クリアしない限り、ミスをして次のプレーヤーが出てきても状態が解除されないため全滅してしまう危険がある。BGMが変わる前に素早く書類をすべて盗んで、速やかに脱出する必要がある。ファミリーコンピュータ版では、アーケード版と比べて敵の攻撃が激しくなるまでの時間が極端に短くなっており(3分程度)、すべての書類を回収しながら下に降りて行くと、無駄な動作を一切しなくても、地上10階あたりで必ずその時間に達してしまう。このため、アーケード版とは異なる攻略法が要求される。また、その際におけるBGMの変化もなく、ミスした場合は元の状態に戻る点がアーケード版と異なっている。残機制にさらにライフ制を追加、敵キャラクターに番犬やロボットを追加、クエスチョンマークのドアに入ることで通常の銃以外の武器が手に入る、さらに最終面では最上階まで登りヒロインを救出しにいく独自の面が追加、など様々な変更点・追加要素があるためアレンジに近い移植となっている。また日本版は一周四面ループだが海外版は六面ループに変更されている。『エレベーターアクション リターンズ』 ("Elevator Action Returns") は1995年にタイトーから発売されたアーケードゲームである。エレベーターを用いたステージギミックは共通しているものの、スパイによる隠密行動を描いた前作とは打って変わり、今作では軍の特殊部隊とテロリストグループによる激しい戦いが描かれている。また、前作からかなり長い年月が経っていることもあり、従来の縦スクロール面に加え、新たに横スクロール面も登場するほか、ダッシュ移動が可能になる、二人同時プレイが可能になるなどのシステムが大幅に追加されている。各ステージ構成は以下の通り。8方向レバー+2ボタン(攻撃、ジャンプ)を操作し、ゴールを目指す。プレイヤーには体力ゲージが存在し、攻撃を受けることで減少、ライフがなくなると1ミスとなる。ステージの要所要所に赤いドアがあり、ドアの中に入らなければ先に進めない。全6ステージ。ステージ各所にゴミの山や粉袋、木箱が積んでありそれらを崩すとアイテムが出現することがある。また青いドアの部屋に入るとルーレット式でアイテムを得ることができる。アイテムは食料などの体力回復アイテム、サブウェポン、特殊武器(後述)、点数アイテムがある。プレイヤーキャラクターは以下の3名から選択可能。近接距離では特殊武器の弾薬を消費しない格闘攻撃が可能。カートはAAB、イーディとジャドはABで連続技になる。格闘攻撃で敵を倒すと得点が2倍になる。なお、レバー下入力時は、近接でも銃撃となる。ジャンプは垂直、斜め前方ジャンプそれぞれ攻撃判定がある。サブウエポンとしてボムを投げられる。レバー入力なし+ボタン同時押しで遠くに、下入力+ボタン同時押しで近いところに投げる。爆発の挙動や攻撃範囲はキャラクターごとに異なる。一定範囲の敵をまとめて倒すことができ、銃撃より高得点を獲得できる。前作同様、弾数無制限のハンドガンが基本的な攻撃手段となる。今作では、上入力で斜め上にも攻撃が出来る。また、ゴミの山や木箱を崩して得られるアイテムのうち、「L」「M」の印のついたものを拾うと特殊武器が使えるようになる。「L」はランチャー。敵を貫通し炎上させる。然も、敵弾を掻き消す事も可能。残弾数は20。「M」はマシンガン。ボタンを押し続けると連射になる。残弾数は100。0になる前に再度同じ物を拾うと加算される。例えば、マシンガンが残り40発の時に同じ物を拾うと40+100=140 となる。既にどちらか一方を持っている時他方を拾うと、先に持っていた方は消える。例えば、マシンガンを既に持っている時ランチャーを拾うと、マシンガンは消える。携帯ゲームとしてダウンロードすることもできる。『エレベーターアクション デスパレード』 ("Elevator Action Deathparade") は2009年にタイトーによって製作されたアーケードガンシューティングゲームである。当時珍しかった縦長の画面によるガンシューティングゲームで、画面の前に設けられた「アトラクションドア」が実際に開閉することで、エレベーターを利用した攻防戦を体感できるようになっている。主人公の装弾数は12発。残弾がゼロの時か、画面外を撃つとリロードする。ガンコントローラー及びゲーム中主人公らが使用する拳銃はデザートイーグルを模している。ガンコントローラーの他に、筺体に3つのボタンが設置されており、エレベーターに乗った際などのアクションに使用される。また、ガンコントローラーの撃鉄部分にもボタンが設置されており、これを押すことでフラッシュグレネードが使用可能。一時的に時間の流れが遅くなる効果がある。また、ゲーム中にアタッシュケースが落ちており、これを撃つことで中身を回収することが可能。中身は、機密書類、体力回復アイテム、フラッシュグレネードの3種類。舞台設定はアメリカ。「P01細胞(読み方は"ぴーわんさいぼう")」と呼ばれる生物研究のデータが外部へ流出。事態収拾とデータ奪回のため、政府は陸軍犯罪捜査司令部「CID」のメンバーを敵組織へ潜入させた。しかしこれまで行われた作戦はすべて失敗。潜入した隊員のグレッグ、チェスター、カーツら3名との連絡も途絶えてしまう。そして、最後の希望であるザック・A・レインウォーターとイリーナ・イザベラの2名が投入される。『エレベーターアクション デラックス』 ("Elevator Action Deluxe") は2011年8月にスクウェア・エニックスによって発売されたアクションゲームである。対応機種はPlayStation 3で、PlayStation Storeによるダウンロード配信限定タイトルとなる。販売メーカーが"スクウェア・エニックス"となっているのは、2010年にタイトー(タイトーソフト)がスクウェア・エニックス・ホールディングスの傘下に入った為である。「アーケードゲーム黄金時代の名作が28年ぶりに復活」と銘打ち、グラフィックこそ3Dポリゴンであるものの基本的なゲームシステムはオリジナル版をベースにした2Dタイプのアクションゲームとなっている。本作の新要素として、HD画質によるグラフィックや演出面の向上や新たな武器および敵の登場、やりこみ要素の充実などが行われている。また、特典としてアーケード版・初代エレベーターアクションも収録されている。プロデューサーは『―リターンズ』の製作にも携わった津田洋介が担当。ゲームの開発は『みんなでスペランカー』の製作スタッフが行っている。本作は、最大4人までのオフラインマルチプレイが可能。当初はネットワークを利用したオンラインプレイにも対応させる予定だったとされているが、マップデザインや操作性の向上を優先した結果、実装には至っていない。2011年10月にタイトー制作のレトロアーケードゲームの主人公キャラクターが無料追加配信され、2011年10月26日より『奇々怪界』の小夜ちゃんが第1弾として配信されたのを始めとして、『タイムギャル』のレイカ、初代『エレベーターアクション』のスパイ(ドット絵)、『アルカノイド』のバウスが、それぞれ配信された。
出典:wikipedia
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