くにっこは、東京都国立市が運営するコミュニティバスである。2003年3月に開業し、愛称と車体デザインは市民公募で選ばれた。運行を立川バス(上水営業所)へ委託している。国立市は、東京西部にある市で面積は狭いものの、鉄道は東西方向に走る中央線と市南部を通る南武線が存在するのみであった。また、市内の道路は狭隘である区間が多く、既存のバス車両によるバスの運行が困難で公共交通がない不便な地域が存在していた。これらを解決するため、当局は2000年から部局を横断する形で検討会を市庁内に設置した。同時に、住民に対するアンケート調査も行われた。これらを基にして、2001年には「国立市コミュニティバス協議会設置要綱」を制定し、学識経験者、関係行政機関の代表、事業者団体等の代表、市民などからなる協議会を設置した。この中で、「既存の交通手段では対応の難しい交通不便地域におけるモビリティを確保するバス」を中心にすえた4本のコミュニティバスのコンセプトを提起した。これに、コンサルタントによる調査、市民ニーズなどをすり合わせることにより、どのような路線が適切であるのかの検討を行い、市内の鉄道駅のうち国立駅と市役所をはじめとした公共施設集積地区を結ぶルートを提言することとなった。しかし、市の財政状況が厳しいこともあり、必要性の高い北西中地区を短期対応とし、ほか2ルートは中長期対応とした。また、そのほかに運賃や運営形態などの提言が行われた初期は2台のバスを用いた47分に1本というサービスレベルであったが、運行開始当初から1日600人程度の利用が見られた。また、4割は東京都シルバーパスを利用した高齢者であり、これらの人々の外出支援としての役割を十分に果たしているといえた。なお、これらをあわせても、国立市の支出は当初見込みを下回ることとなった2つの運行ルートがある。運賃は全区間大人170円、小人90円均一である(バス共通カード、ICカード乗車券:PASMO・Suicaは利用できない)。なお、運行ルート名は全て運行区間の地域名を示している。2014年4月15日まで「青柳・泉ルート」の運行系統もあったが休止となり、翌日よりワゴン車を使った乗合交通サービス「くにっこミニ」による試行運行が開始されている。国立駅北口を起点に国立市役所、国立駅北口など4路線中最も広範囲を運行。日中のみ47分間隔で1日11往復運転。国立駅北口を起点に北西部にある都営団地を結ぶ。北西中ルートの区間運転で、朝夕のみ15分 - 32分間隔で1日17往復運転。これまでのバス車両では通れない狭い道でも運行できるワゴン車型の乗合交通サービスを2014年4月16日から最長3年の試行運行開始。名称は、国立市コミュニティワゴン「くにっこミニ」である。運賃は大人200円、小人100円で、くにっこの大人170円、小人90円より割高。しかし、70歳以上の高齢者や身障者は100円というくにっこには無い運賃制度がある。回数券も販売(50円22枚綴りで1,000円)されているが、くにっこには利用できない。
運行は、地元のタクシー会社である銀星交通(有)に委託している。午前中は矢川駅発着、1日15本運転。1日13本運行1日10本運行日野ポンチョ初代(12人掛け)2台が2003年3月から運用を開始し、内1台が2006年11に日野ポンチョ2代目と入れ替え。2012年1月に2代目がもう一台追加され3台体制になった。2014年4月に青柳・泉ルート休止に伴い、残る1台の初代車両が廃車となった。トヨタ ハイエースを採用。乗車定員は9名で進行方向右側が横向きシート、左側が前向きシートで最後尾は車いす用のリフトが格納されている。
出典:wikipedia
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