Taito Type X(タイトー タイプエックス)は、タイトーが開発し2004年に発表したアーケードゲーム基板である。先代Type-Zeroの後継機。Taito Type Xの開発には東芝パソコンシステム株式会社が協力しており、東芝パソコンシステムが組み込み機器用製品として製造・販売している「FABコントローラシリーズ」が、Taito Type Xのベースとなっている。PC/AT互換PCを基に設計されているため(プラットフォームにはWindows XP Embedded、Type X ZeroはWindows Embedded Standard 7、Type X3はWindows Embedded Standard 7 64bit版がそれぞれ採用されている)、PCの開発インフラがそのまま使用でき従来の基板より格段に開発費を安くすることができる。また、ビデオボードの差し換えにより個々のゲームに最適のスペックを用意できるのも強みとなっている。Type Xリリース直後はマザーボードが割高であった事と動作不良の多さからオペレーターの評価は芳しくなく、セガ(後のセガ・インタラクティブ)の基板であるNAOMIが再び盛り返してきた事もあって今ひとつ普及には至ってはいなかったが、NAOMI GD-ROM SYSTEMの供給及び保守終了とType X2のリリースに伴いサードパーティも増加し、ゲームセンター以外にも設置されるデータカードダスなどのトレーディングカードアーケードゲーム等でも広く利用されている。アーケードゲーム基板を開発している同業他社(グループ会社も含む)もサードパーティに名を連ねている。カプコンはアーケードゲーム基板の自社開発を中断し、本シリーズの他にもセガ・インタラクティブ製のNAOMI・Nu、バンダイナムコエンターテインメント製のシステム246を採用している。バンダイナムコグループは、バンダイがナムコとの経営統合前からデータカードダス初代筐体にTaito Type Xを搭載していたが、後にバンダイナムコエンターテインメント開発のSYSTEM ES2 PLUSに切り替えられ、2015年3月にTaito Type Xを搭載していたデータカードダス初代筐体のサービス終了に伴い撤退。アーケードゲーム開発を行うセガ・インタラクティブと同じセガサミーグループのアトラスもトレーディングカードアーケードゲーム筐体であるクルカステーションにTaito Type Xを搭載していたが、セガへのアーケードゲーム事業移管後に発売され、かつクルカステーション筐体を採用している『けいおん!! 放課後リズムセレクション』と『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ MAGICARD BATTLE』に搭載されている基板に関しては不明である。タカラトミーアーツもプリティーリズムシリーズにTaito Type X2を採用していたが、2014年稼働開始のプリチケ筐体(『プリパラ』・『ブキガミ』などに採用)ではSupermicro製マザーボードに切り替えられた。(★印はNESiCAxLive配信専用ソフト)
出典:wikipedia
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