『ハテナ?の大冒険』(ハテナ?のだいぼうけん)は、カプコンが発売したクイズゲームである。もともとはアーケード用に製作されたゲームだが、後に異なる内容でゲームボーイ用ソフトが製作された。『アドベンチャークイズ2 ハテナ?の大冒険』は、1990年3月にカプコンがリリースしたアーケード用のクイズゲームである。『アドベンチャークイズ カプコンワールド』に続く、カプコンのアーケード用クイズゲーム第2弾であり、基本的なシステムは変わっていない。少年「ハテナ」が「天下一問答会」に出場するために、都を目指すというのが基本ストーリーとなる。また、敵キャラクターには同社のアクションゲーム『仮面の忍者 花丸』(1990年)のキャラクターがゲスト出演している。カードをめくって出た数の分だけ、すごろく式のマップを進んでいき、マスに止まるたびにクイズを出題されるという流れでゲームは進行する(最終ステージのみマップはなく、敵との連続クイズ対決になる)。クイズでは出題ごとに正解数ノルマ(3 - 8問)が定められ、10問目が終わるまでにそのノルマを達成しなければならない。また、誤答すると「お手つき」がマイナスされ、手持ちのお手つきがなくなるか10問終了してもノルマクリアできなかった場合にはゲームオーバーとなる。カードの中にはときどき「ラッキーカード」が混じっており、引き当てればお助けアイテムがもらえる。また、マークの入ったマスに止まると、タイマースロー・2択などの効果がある。すごろくは基本的に一本道だが、各ステージに1箇所ずつ「分かれ道」が用意してあり、「ベーシックコース」と「なぞなぞコース」を選ぶことができる。「なぞなぞコース」の方が近道だが、途中に中ボスのマスが用意されており、ここで一旦停止して中ボスを倒さないと先に進めない。中ボスはなぞなぞ対決を持ちかけてくる(なぞなぞを拒否することもできるが、その場合はジャンルセレクトによるクイズ対決となる)。また、各ステージの最後にはボスが待ち構えており、これもジャンルセレクトによるクイズ対決となる。 ゲーム誌『ゲーメスト』(新声社)誌上で行われていた「第4回ゲーメスト大賞」(1990年度)において、読者投票により年間ヒットゲームで24位を獲得した。1991年に刊行されたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』内の「ビデオゲームフルリスト」の紹介文では、「カプコンワールドの続編。新たに加わった『ゲーム』のジャンルがゲームフリークから注目された。ワールドほどではないが着実にヒット」と評されている。ゲーム誌『ファミコン通信』のクロスレビューでは合計26点、『月刊PCエンジン』では80・80・80・80・75の平均79点(満100点)、『マル勝PCエンジン』では7・8・7・7の合計29点(満40点)、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、21.42点(満30点)となっている。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で207位(485本中、1993年時点)となっている。『カプコンクイズ ハテナ?の大冒険』は、1990年12月21日にカプコンが発売したゲームボーイ用のクイズゲームである。本作がゲームボーイ初のクイズゲームとなった。カプコンのゲーム『1943 ミッドウェイ海戦』『ファイナルファイト』『ストライダー飛竜』『仮面の忍者 花丸』『ロックマン』『魔界村』をモチーフにした6つのワールドをクリアし、その先にいる「クイズマスター」を倒すのがゲームの目的である。基本的にはすごろく式のシステムだが、サイコロの代わりに数字の書かれたボールを使用する。手持ちのボールの中から好きなボールを選び、続けて出題されるクイズ(1問)に正解すると、ボールに書かれた数字の分だけマス目を進むことができる、という流れでゲームは進行する。クイズに間違えるとライフがマイナスされ、なくなるとゲームオーバーになる。アーケード版と異なり、ジャンルセレクトができる機会は存在しないが、ボールを選ぶ時点で次の問題の出題ジャンルを見ることができる。それぞれのワールドはRPGのマップのような方眼紙状のマス目で構成されている。特殊なマスに止まると、ライフ回復・2択などの効果が得られたり、アイテムがもらえたりする。また、中ボス・ボスのマスでは、ワールドのモチーフになったゲームに関連するキャラクターが登場し、それぞれ自分の得意なジャンルの問題を出題してくる。ボス戦ではアイテムを持っていると自動的に使用され、種類によって攻撃力2倍・ダメージ半減などの効果を受けることができる。ボスを倒すとワールドクリアとなる。このゲームには、通信ケーブルを使った対戦モードも用意されている。対戦モードは、クイズに先に正解したほうがマップを進むことができるというルールのもとで、相手より早くボスを倒すことを競う内容となっている。ゲーム誌『ファミコン通信』のクロスレビューでは合計24点、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、21.06点(満30点)となっている。また、同雑誌1991年5月24日号特別付録の「ゲームボーイ オールカタログ」では「クイズのジャンルは、文学、歴史にマンガからアニメまで非常に幅広く、問題数もかなり多い」と紹介されている。
出典:wikipedia
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