伝馬町(てんまちょう、でんまちょう)は、日本の地名。江戸時代、宿場の重要施設である伝馬所(問屋場)があった地区を指すことが多い。江戸に入った徳川家康の代の慶長8年、家康以前からの江戸住みであった千代田村、宝田村、祝田村に、江戸城下の伝馬役を任じていたが、手狭になり始めた江戸城域の拡張が計画され、慶長11年、これら3つの村域を移転させて起立した。3つは総じて「三伝馬町」という。元の村域は江戸城西丸下として整備された。この移転にあたり、家康は村民たちに他の町域よりも馬の出入りが可能な大きな庇家と全江戸町域筆頭の格を与え、江戸の鎮守であった神田明神と山王権現の通常1年置きに交代で行う例大祭に、この三伝馬町は毎年山車を出してよいという栄を与えていた。村民はそれぞれの町域で引き続き伝馬役を継いだ。伝馬町にはそれぞれ荷受問屋が集まって活況を呈し、後にさらに商家や仕入問屋も集まって発展していくことになる(→銀座、馬喰町)。寛永15年にはこれらの付属町として赤坂と四谷にも伝馬町が起立している。
出典:wikipedia
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