『はぴねす!』("Happiness!")は、日本のアダルトゲームブランド・ういんどみるの恋愛アドベンチャーゲーム。ブランド第6作目。また、それを原作とした漫画・アニメ・小説作品。魔法に関する逸話が残り、魔法使い養成学校が存在する「瑞穂坂」の地を舞台とした恋愛劇と騒動、そしてこの地に眠る「秘宝」を巡る争奪戦を描く。キャラクターデザインは同ブランドの『結い橋』や『くれいどるそんぐ』と同じく、こ〜ちゃが担当している。販売促進活動の一環として、メインヒロインのキャラクターソングを収録したCDシングルがPCショップなどで販売されたほか、担当声優のコスプレによる「はぴねす! スーパーライブ」が行われるなど、当時のういんどみるとしては異例の規模で作品宣伝が行われた。ビジュアルファンブックでのインタビューでは「よりライトよりのユーザー層にもアピールしようとした」と語られている。2005年アダルトゲームの年間セールスでは第10位のランクを記録した。立ち絵がキャラクターの感情表現などに合わせて動き回るういんどみるのお家芸ともいえる演出に加え、今回は魔法戦においてCGが使用されるなど、演出面では派手になっている。また、オープニングテーマ「ZERO」をはじめとした、Elements Gardenデザインによるボーカル曲も評価が高い。コンシューマー版では、Elements Gardenに変わって5pb.の志倉千代丸、T'S MUSICの濱田智之、幡手康隆らが全面的に音楽を担当している。おまけシナリオも含めた劇中で「作品中に登場するほとんどの女性と関係を結んでしまう」展開は、今作でも踏襲されている。ういんどみるの第5作目として開発が開始されたが、当初第6作目の予定だった『ちょっと素直にどんぶり感情』が第5作目として先に発売された。その後も開発は続けられ、2005年10月21日にWindows用パソコンゲーム『はぴねす!』初回限定版が、同年11月18日に通常版が発売された。2006年7月28日にういんどみるOasisより、7つのオムニバスストーリーと麻雀ゲームが収録されたファンディスク『はぴねす! りらっくす』(Happiness! Re:Lucks)が発売された。『はぴねす!』『はぴねす! りらっくす』共に初回限定版には原画集とサウンドトラックが付属している。2007年1月25日にはマーベラスインタラクティブよりプレイステーション2版『はぴねす! でらっくす』が発売された。2008年6月20日には『はぴねす!』『はぴねす!りらっくす』のロットアップが公式HPにて公表された。2008年10月24日には『はぴねす!』発売3周年を記念して、『はぴねす!×はぴねす!りらっくす SPECIAL BOX』が発売された。『はぴねす!』『はぴねす!りらっくす』2作品のWindows Vista対応版がセットとなっている。ゲームの内容自体には変更はない。2014年5月30日、E-mote Liteによるアニメーションに対応した『はぴねす!えもーしょん』が発売された。E-mote対応の他、解像度の向上、対応OSの変更等が行われている。内容は『はぴねす!』『はぴねす!りらっくす』のセットだが『まーじゃんもりらっくす』は収録されていない。パッケージ絵はこーちゃによる書き下ろし。魔法にゆかりのある瑞穂坂で、幼い頃以来魔法と関わらずに生きてきた主人公の小日向雄真。ある事情から養母となった「かーさん」小日向音羽、その娘であるすももと平凡な暮らしをしていた。しかしバレンタイン前日、悪友の買い物に引き回された帰りに、自分の通う学園の生徒神坂春姫が魔法を使う場面に遭遇し、思わず見とれる。また翌日には成り行きで彼女からバレンタインチョコをもらってしまう。一方その夜、学園で何者かが魔法で戦闘を行ったために校舎が崩壊するという事件が起こり、そして普通科と魔法科が一時合同になるという知らせが入った。迎えた新学期、クラス発表の掲示には、冬に出会った春姫の名前があった。彼女の親友柊杏璃も加えての新たな学生生活が始まる。しかし、その裏で学園に紛れ込み、何事かしでかそうとする人物が暗躍していた。波乱に満ちた1か月の先に雄真を待ち受けるのは幸せか、それとも!?声の出演は、PC用ゲーム / PS2用ゲーム / TVアニメの順に記載。『はぴねす!』におけるメインヒロインは以下の4人。初回プレイで攻略可能なのは「神坂春姫」「柊杏璃」のみ。この2人いずれかのハッピーエンドを観ると「高峰小雪」「小日向すもも」へのルートに進めるようになる。「小日向すもも」のみ、魔法使いではない。以下の2人はメインヒロイン4人のハッピーエンドをすべて観た後で攻略可能となる。PC版ではルートは共通でHシーンがそれぞれ加えられているだけだが、PS2版では個別のエンドになる。2006年7月28日にういんどみるOasisより発売された『はぴねす!』のファンディスク。ういんどみる作品が正式なファンディスクとして店頭販売でリリースされるのは今回が初となる。初回版には主題歌を収録したマキシシングルCDと、他ブランドの原画家などが手がけたイラストと作品中CGの線画を収録したビジュアルブックが同梱。このディスクからサブキャラであった「式守伊吹」、「上条沙耶」の二人がヒロインとして昇格を果たしている。この作品からういんどみる関係作品の審査機構がソフ倫からメディ倫に変更されている。このモードでは主人公と各ヒロインとの本編後のストーリー、及びハーレム+渡良瀬準シナリオを楽しむ事が出来る。基本的に各ヒロインとのエンディングを迎えた後の話である為、ストーリーによっては各キャラクターの設定や状況にばらつきがある。特に準のシナリオは「ぱちねす!」として他ヒロインのアフターストーリーとは異なる世界観で描かれている。「ぱちねす!」世界の特徴としては、あるマジックアイテムの効力により、「術の対象者に起こりうる事」を形にしたパラレル世界である事、ヒロイン全員分のシナリオの結末をミックスした世界になっている事が挙げられ、またその中で主人公は本編中に登場したほぼ全ての女性キャラクターと関係を結んでいる状態にある。ここでは本編に登場したキャラクターを使った麻雀ゲームが楽しめ、一般的な四人打ち対戦(現実での麻雀に於ける「関東ルール」に近い)と特殊ルール下の二人打ちの二つのモードに分かれている。二人打ちでは、最初に選択したパートナーキャラクターに勝つとそのキャラのおまけCGを取得できる。またパートナーに勝つ事によって四人打ちでの登場キャラが増える仕組みになっている。条件を満たすと、登場人物欄に表記された過去作品のヒロインが登場し対戦可能となる。二人打ちの主な特殊ルールは、つぎのものがある。詳細なルールは記事「麻雀のルール」を参照のこと。メディアワークス刊『電撃姫』2005年10月号の付録DVD。はぴねす!電撃姫オリジナル体験版・キャラクターソングムービー・ういんどみるの1~5作目とはぴねす!のオープニングムービー・声優の対談・2005年キャラフェスで行われたライブ「はぴねす! スーパーライブ in キャラフェス」のダイジェスト版を収録。声優はヒロインを演じる榊原ゆい・成瀬未亜・日向裕羅・安玖深音の4人の対談が収録されているが、アダルトゲームの声優が顔出しでインタビューを受け、それがDVDとして供されるのは異例。ライブでは4人ともキャラクターのコスプレ姿で登場、歌の振り付けは榊原の指導によるもの。『月刊コミックアライブ』(メディアファクトリー)2006年8月号(創刊号)から2007年6月号まで連載された。作画は藤井理乃。アニメ版がベースであるため、春姫を主人公とする視点から描かれている。単行本は同社のMFコミックス・アライブシリーズより刊行。2006年10月から12月にUHFアニメにて全12話放送。基本的には神坂春姫の視点で物語が進行する。全体的に原作とはストーリーが異なっており、特に雄真と春姫の関係や伊吹たちの転入、oasis関連、雄真の魔法への感情などが大幅に変更されており、原作にはないストーリーも追加されている。また、物語が6月以降まで続くために、原作では設定のみの存在だった夏服が登場する。アダルトゲーム原作のテレビアニメとしては極めて珍しいことに、一部のメインキャラ(神坂春姫、柊杏璃、高峰小雪)の声優がPC版から変更されていない。なお、UHF局などを中心に放送されているテレビ通販番組『はぴねすくらぶ』とは何の関係もない。マーベラスエンターテイメントより発売。全6巻。
出典:wikipedia
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