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2005年J1最終節

2005年J1最終節(2005ねん・J1・さいしゅうせつ)は、2005年12月3日におこなわれた日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)ディビジョン1第34節のことを差す。特に本項目では、最終節で優勝の可能性のあったセレッソ大阪(C大阪)・ガンバ大阪(G大阪)・浦和レッドダイヤモンズ(浦和)・鹿島アントラーズ(鹿島)・ジェフユナイテッド市原・千葉(千葉)の5チームの試合について記す。1996年シーズン以来となる1ステージ制となったこのシーズンは、2004年シーズンの16クラブにJ2から昇格した川崎フロンターレ(川崎)と大宮アルディージャ(大宮)を加えた18クラブ2回戦総当たり(全34節)で行われた。この年の序盤はFC東京、鹿島、横浜F・マリノス(横浜FM)が第4節まで3勝1分けでトップ集団を形成したが、FC東京は第5節から6連敗し、横浜FMも勝ち星を積み重ねられず、共に優勝争いから後退しはじめる。代わって名古屋グランパスエイト(名古屋)、サンフレッチェ広島(広島)、千葉が浮上してきたが、互いに敗戦や引き分けなどを繰り返し、またC大阪、G大阪といった関西勢や大宮、川崎の昇格2クラブも上位に絡むなどの混戦を呈した。第11節終了時には首位鹿島が2位の名古屋との勝ち点差を10に広げ、且つ2位から14位のアルビレックス新潟(新潟)までが勝ち点差6の中でひしめく状況となったが、これを境に鹿島の快進撃は影を潜めるとともに2位以下の激しい争いからG大阪が抜け出すと第22節に首位を奪取。さらにジュビロ磐田(磐田)、浦和、広島といったタイトルホルダーや、後に日本代表監督となるイビチャ・オシム率いる千葉も浮上し、また終盤にはC大阪が怒涛の追い上げを見せた。首位に立ったG大阪は一時、2位と勝ち点5差をつけるもその後は一進一退の攻防が続き、千葉の優勝で終了したヤマザキナビスコカップ2005後の第30節には、勝ち点差8の中に6チームがにひしめく状況となった。その後もこれら上位陣の攻防は続く中、首位のG大阪が名古屋・大宮・千葉相手に3連敗を喫し勝ち点を上積みできず、2位鹿島も2分け1敗と停滞。その間隙を縫って、この3試合を上位陣で唯一無敗(1勝2分け)で乗り切った3位C大阪が、最終節前の第33節で遂に首位へ浮上、4位浦和・5位千葉も2勝1敗でそれぞれ勝ち点を6ずつ上積みした。一方で、6位川崎はC大阪・磐田に連敗して第32節の時点で優勝戦線から脱落した。上位が終盤で勝ち星を大きく上積みできなかったこともあって勝ち点差はさらに詰まり、最終節を前に首位と勝ち点差2の中に5チームがひしめく状態となり、まれに見る大混戦となった。最終節の組み合わせは以下の通り。優勝の可能性を残す5チーム(下記の太字で表したチーム)すべてが別の会場で戦うという組み合わせの妙となった。※左側がホームチーム。開始予定時刻はすべて午後2時。優勝のためにはG大阪は引き分け以上、浦和・鹿島・千葉の3チームは勝利した上で他チームの動向に頼る必要があった。勝てば唯一自力で優勝を決められるC大阪だが、C大阪が引き分け以下で他の4クラブが勝ち点でC大阪に並んだ場合には、得失点差でC大阪が他の4チームに劣ることが明らかであったことから、この日のために5試合すべてに中継車を送り込んだNHKでは、実況中継の中で「勝ったクラブのうち、(試合前時点で)最も順位が上のクラブが優勝」などとも説明されていた。各会場とも午後2時4分に試合開始。そのわずか3分後に長居で試合が動いた。試合開始から3分、C大阪のMF久藤清一が右サイドからあげたクロスをFW西澤明訓がヘディングしゴール左角に。2000年のファーストステージで掴みそこねた夢を手繰り寄せる一撃であった。その1分後(4分)には新潟で浦和のDF堀之内聖が、7分にはカシマで鹿島のFW野沢拓也が続けて得点。さらに12分には等々力でG大阪のFW・アラウージョがペナルティエリア間近からゴール左上角へのミドルシュートを決め先制。13分には浦和のMFポンテがFKを直接決めて追加点を重ね、各地で優勝を狙うチームにゴールが続々と誕生した。上位4クラブが揃ってリードしているため、この時点での順位の変動はなかった。この動きに対戦相手もただ耐えているばかりではなかった。20分、長居ではFC東京MF鈴木規郎が1点を返し、試合を振り出しに戻した。37分、等々力で川崎のDF寺田周平がコーナーキックからのボールを頭で決めて同点としたそのとき、長居では試合の行方を大きく左右する場面が訪れていた。C大阪のFW古橋達弥がFC東京の選手に倒されたことにより、C大阪はPKを得たものの、FC東京の執拗な抗議により焦らされたこともあったのか、C大阪MFゼ・カルロスの放ったPKはFC東京GK土肥洋一により阻止され、得点のビッグチャンスを逃した。このワンプレーにより順位は大きく変動し、浦和が首位に立った。さらにカシマでは前半終了間際にアレックス・ミネイロが追加点をあげ、鹿島にとって国内3大会(リーグ戦、カップ戦、天皇杯)通算10個目のタイトルを掴もうと攻め込んでいった。わずかなインターバルを終え、優勝を狙う5クラブのうち、G大阪がメンバー交代を行う。後半からDFシジクレイを實好礼忠に交代し守りを修正したのである。後半が開始し、試合が動いたのはまたも長居からであった。48分、C大阪MFゼ・カルロスのドリブル突破からのこぼれ球をFW西澤明訓がゴール左隅に叩き込み、PK失敗により霞んでいた夢を再び手繰り寄せる、執念の一撃を与える。西澤は試合前の「勝たなければ一生負け犬」という言葉に表れた意気込みどおり、2ゴールという形を見事に残してみせる。さらに58分にはカシマで鹿島FW野沢拓也が決め、56分には等々力でG大阪DF宮本恒靖のゴールで勝ち越すも62分に川崎MF谷口博之のヘディングにより同点とされ、その数分前の60分に新潟で浦和FWマリッチが得点するという、前半とほぼ同じ展開で試合は進んでいった。各会場ともその後は一進一退の攻防が15分ほど続いたが、試合は等々力で動いた。川崎DF森勇介がG大阪の左サイドのMF家長昭博の突破を阻止すべく守りにいくも、ペナルティエリア内での痛恨のファウルを起こし、G大阪にPKが与えられる。前半のほぼ同じ時間帯にPKを止められたC大阪に対し、G大阪は79分にMF遠藤保仁が冷静に決め勝ち越しに成功。このシーズンの開幕時、Jリーグ創設時の「オリジナル10」では千葉とともに国内3大会のタイトルのいずれも獲得していないチームであったが、その両チームはこの年のナビスコカップ決勝戦で対戦。PK戦までもつれ込む死闘の末、タイトルは千葉が獲得した。それゆえ最後のチームとなったG大阪にとって優勝のかかったこの一戦に対する思いは熱く、また遠藤にとってはその時の失敗を払拭する1点でもあった。しかしほぼ同じ時刻にカシマでも鹿島がPKを獲得し、これを決めるべく投入されたMF本田泰人が期待に応えてゴール。直後の80分には新潟で浦和MF山田暢久もゴールし、さらにスコアレスが続いていたフクアリでも82分、名古屋のFW鴨川奨のゴールにより千葉が1点リードされるなど、試合は各地で再び大きく動き始めた。そして迎えた後半終了間際。このままC大阪が優勝するかと思われたが、ドラマは起こった。ロスタイム突入直前の89分、FC東京は相手ゴール前に攻め込む。対するC大阪はクリアの応酬を繰り返す混戦となったが、そのこぼれ球をFC東京のMF今野泰幸により決められ、同点に追いつかれてしまう。その直後にはフクアリで千葉がPKを得るとMF阿部勇樹が決め、続けざまに千葉MF坂本將貴のゴールで逆転に成功。一方等々力でも、C大阪が同点に追いつかれ最後の最後で優勝の芽が出てきたG大阪は、それを祝うかのようにFWアラウージョがこの日2点目となる駄目押し点を入れ、試合を決着。あまりに劇的な展開に、サポーターが観客席から飛び出し選手たちと抱き合って狂喜乱舞するという光景が生まれた。そして全ての会場で試合は終了した。これによりG大阪の優勝が決定し念願の「タイトルホルダー」となった。対してあと一歩のところまでタイトルを掴みかけていたC大阪はまたしてもタイトルを取り逃しただけでなく、得失点差により5位まで順位を落とす結果となった。-----

出典:wikipedia

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