『パロウォーズ』は、1997年9月25日にコナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)から発売された日本のゲームソフト。同社の看板シリーズの1つ『パロディウス』シリーズにおける、唯一の非シューティングゲームによる外伝的作品である。『パロディウス』シリーズに登場するキャラクターが登場する架空の世界『パロワールド』に点在する8つの大国のうちから1国を選択し、世界の覇権を目指す戦略シミュレーションゲーム。ただし他のパロディウスシリーズと異なり、自社のゲーム作品ではなく実際の世界における各国の情勢や兵器等をパロディしている。登場する兵器は極上ロボを除きほぼ全てが実在の兵器をモチーフとしたものであり、兵装に関してもシリーズに見られるユニークな攻撃手段等は極上ロボに限られ、大勢はミサイル等の実弾兵器で、中には実在の兵器の名称をそのまま使っているものもある。シリーズの定番である『グラディウス』シリーズや『ツインビー』シリーズからのキャラクター出演は無く、他の各キャラクターにおける設定等も本作独自のものが多い。全世界を笑撃に巻き込んだ『第二次パロワールド大戦』(通称:第二次極上大戦)が終結して50余年。現在の世界は『ペンタ連合』『コイツ&アイツ機構』『アラジオ連合』の3つの軍事組織が水面下でお互いに牽制し合い、結果として絶妙な均衡による平和が保たれていた。しかし、ある日を境に謎の行商ネコを名乗るジョン・ニャン次郎がこの関係に介入を始めた事によって、世界の均衡は徐々に崩れ始めた…。自国の名誉と平和のために『第三次パロワールド大戦』を勝ち抜き、世界の覇権を掴み取れ!ゲームモードは1人用の『シナリオモード』と、最大4人までの対戦が可能な『マップバトルモード』の2つが用意されている。進行はターン制で、都市や施設を占領して軍事力を蓄えつつ兵器の生産や指揮官への出撃を指示し、相手国の基地の占拠か後述の特殊兵器『極上ロボ』の破壊によって完全撤退に追い込む事が目的であるが、逆に自国の基地が占拠されるか極上ロボが破壊されるとゲームオーバーとなる。本作では、戦闘時における『補給』『視界』『Z・O・C』などの様々な効果の有無を切り替える機能が備わっており、それぞれを任意に設定する事で初心者から上級者まで幅広く対応できる特徴がある。各国には、代表と補佐(出撃表の2番目に登録されている指揮官)の各1名を含めた32名、8ヶ国で総勢256名の指揮官が存在し、それぞれに『命中率』『直感』『根性』『陸指』『海指』『空指』の6項目(上限は100)に加え兵器タイプ毎の防御力が設定されているが、各指揮官の成長限界値は一律ではない。また、レベルアップによって顔が変化する指揮官が多数存在する。各指揮官は、ある一定のレベルに到達すると階級が上がると共に戦闘を優位に行う『能力』が使用可能になる。開始当初は、代表と一部の補佐以外は全員一律で少尉から始まる。本作に登場する兵器には、各国所属の指揮官が搭乗する陸戦、海戦、空戦兵器の3系統の他、各国の代表者が搭乗する特殊兵器『極上ロボ』がある。各国の代表が搭乗する特殊兵器で、非常に高い防御力と攻撃力を兼ね備える最終決戦兵器。移動力は低く、都市などの建物マスには立ち入る事が出来ない。編成数は1機固定だがユニット数表示が耐久力を表しており、0になると破壊される。また、移動要塞としての側面も持ち合わせており、周囲4マスから基地で待機中の指揮官を出撃できる。一般兵器のように相性による弱点は存在しないが、補給でのダメージの回復やテレポーテーションでの移動は不可能。隠された仕様として、「自軍の極上ロボの上下左右4マスで攻撃を行った味方ユニット」には1/32の確率で「必殺攻撃」が出ることがあり、その場合どんな敵でも(例え極上ロボでも)一撃で破壊することができる。本作には、6種類の占領可能な建物と2種類の占領不可能な建物の合計8種類がマップに配置されている。敵あるいは味方の指揮官が完全に撃破された時、50%の確率でその場所に『大入袋』か『福袋』のいずれかが出現する事がある。『大入袋』は指揮官の能力値をランダムで1上昇させるか、一定額のウッキーを入手出来る。『福袋』には以下に挙げる10種類のアイテムのうち1つが入っている。アイテムには『ネコの町』『ネコの港』での購入などで入手可能な一般アイテムと、マップに点在する埋蔵品の発見か『福袋』のいずれかのみで入手可能な非売品の特殊アイテムがある。
出典:wikipedia
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