LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

国鉄クモユ141形電車

クモユ141形電車(クモユ141がたでんしゃ)とは、鉄道郵便輸送用として1967年(昭和42年)から製造され、日本国有鉄道(国鉄)に車籍を有した電車(郵便車)である。国鉄電車で全室を郵便室とした初の形式で、1967年に1 - 5の5両、1968年(昭和43年)に6 - 10の5両、郵便電車としては最多の計10両が日本車輌製造・汽車製造で製造された。郵政省が所有し、国鉄に車籍を置く私有車両である。従来、荷物車・郵便車として使用する電車はモハ72形など旧性能電車からの改造でまかなわれ、クモニ13形・クモユニ74形・クモニ83形などが各線区で使用されていた。1967年に高崎線・上越線系統普通列車の電車化を実施するにあたり、運転速度などの理由から改造充当とせず、純粋な新形式車両として設計された車両がこのクモユ141形である。上越線・信越本線系統のほか一時は東海道本線の京阪神近辺でも使用された。1986年11月の鉄道郵便輸送終了で用途を喪失し、分割民営化前に全車が除籍・廃車された。前後に運転台をもつ両運転台式で、1両での運転も可能である。正面は103系電車に類似する傾斜配置の3連窓で、灯火類は正面窓下左右にシールドビームの前照灯と標識灯を設ける。この意匠は、先に製造された郵便・荷物電車のクモユニ82形・クモニ83形などと同様のもので、いわゆる「荷電」の標準形態である。スカートは装備せず、台車端部にスノープロウを装備する。外部塗色は緑2号+黄かん色の「湘南色」で、クモニ83形などと同一の塗り分けである。側面中央には区分室採光窓が幕板部に配される。側窓は郵袋室の側扉窓・乗務員室扉窓を除きHゴム支持の固定窓で開閉はできない。車内労働作業環境改善のため冷房装置が当初より装備され、屋根上にAU12形分散式冷房装置を4基搭載する。車内設備は同時期に製造されたオユ10形客車とほぼ同一の構成で、鉄道郵便局員が郵便物を区分けする区分室・押印台などを中央に配し、小包などを保管する締切室・郵袋室を両端に配する。郵便室の荷重は7tである。1両単位で運用する必要から、電装方式は主回路機器を1両にすべて搭載する「1M方式」とされた。これは101系電車以降の直流形新性能電車では初の採用例である。電動機は100kWの直流直巻電動機MT57形を4基装備する。歯数比は17:82=1:4.82で、近郊形電車と同一である。主抵抗器・主制御器など各機器は艤装空間の制限から小型化され、発電ブレーキは省略された。台車は国鉄近郊形電車の標準形式DT21B形である。制御回路には新旧自動切替装置を搭載し、他の形式との併結に対応する。113系・115系・153系などの新性能電車、70系・80系などの旧性能電車に対応し、本形式の運転台から他車の発電ブレーキを制御することも可能である。1 - 5は製造直後に新前橋電車区(現・高崎車両センター)に配置されたが、翌1968年10月1日のダイヤ改正に伴い長岡運転所(現・長岡車両センター)に転属し、引き続き高崎線・上越線系統で使用された。6 - 10は宮原電車区(現・網干総合車両所宮原支所)に新製配置され、東海道本線大阪口で使用された。1978年10月2日ダイヤ改正に伴い長野運転所(現・長野総合車両センター)に転属した。以降、長野・新潟地区と東京を結ぶ列車系統において、旅客列車への併結・荷物列車への組み込みで使用されたが、1986年(昭和61年)の鉄道郵便輸送廃止により全車廃車された。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。