サンタ・クルス・デ・テネリフェ()は、スペイン・カナリア諸島州サンタ・クルス・デ・テネリフェ県にあるムニシピオ(基礎自治体)。テネリフェ島にあり、グラン・カナリア島のラス・パルマス・デ・グラン・カナリアと共同でカナリア諸島州の州都である。サンタ・クルス・デ・テネリフェ県の県都でもある。人口は約22万人。この地にはグアンチェ族が住んでおり、アナガ王国の一部であった。スペイン人にとって新大陸へ向かう途中の重要な位置にあったため征服の目標となった。カナリア諸島のほかの島々が征服されたのち、1494年にアロンソ・フェルナンデス・デ・ルーゴ()が上陸した。彼は砦を築き、20年間グアンチェ族と戦ったのちにこの島を征服した。勝利の印に十字架(クルス)が建てられたために、町に「サンタ・クルス」の名前が付いた。16世紀にはアメリカ大陸との中継地として重要な港になり、イギリスとの貿易で経済が発展した。イギリスはこの地の支配を狙い、1657年から1797年まで3回の攻撃(最後はネルソン提督による)を行ったが敗れた。この町はサン・クリストバル・デ・ラ・ラグーナの一部だったが、19世紀はじめに独立した市となり、カナリア諸島の都となった。1982年にカナリア諸島が自治州となると、ラス・パルマス・デ・グラン・カナリアと共同で州都となった。西隣には旧市街がユネスコの世界遺産に登録されているサン・クリストバル・デ・ラ・ラグーナがある。サンタ・クルス・デ・テネリフェへのアクセスには、2つの国際空港テネリフェ・スール空港(テネリフェ南空港)、テネリフェ・ノルテ空港(テネリフェ北空港)が使われる。南空港はテネリフェ島の南部にありサンタ・クルス・デ・テネリフェからは60kmの距離で、おもにヨーロッパ各国からの便が発着する。北空港はサンタ・クルス・デ・テネリフェ市街から北西に11kmにあり、スペイン本土やカナリア諸島間の便、格安航空便に使われている。2007年、北空港のあるラ・ラグーナとの間にテネリフェ・トラム(路面電車)が開業した。
出典:wikipedia
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