ジャレット・ライト（Jaret Wright , 1975年12月29日 - ）はアメリカ合衆国カリフォルニア州アナハイム出身、メジャーリーグの投手。父親は日本の読売ジャイアンツでもプレーしたことのある、元エンゼルスのクライド・ライト。実力は毎年2ケタ勝利を期待出来るレベルのもの。しかし1999年に肩を壊してから多くの故障に悩まされ続けているため、2ケタ勝利は3回にとどまっている。主な武器は140km/h後半のツーシームの直球やカーブ。それに加えて、チェンジアップやカットボールも操る。また、フォーシームの直球は150km/hを超えることもある。数多くの投手を育成・再生し、投手コーチとして名高いレオ・マゾーニーのおかげで一度は復活した（2004年）が、ヤンキース移籍後は再び怪我に悩まされている。2007年からは再びマゾーニーの指導を受けてプレイすることになったが、復活を果たすことは出来なかった。メジャーデビューの年のワールドシリーズ第4戦に先発投手として起用され、6回3失点で勝利投手となった。更に4日後の第7戦でも先発し、6.1回を2安打1失点（ただし5四球）に抑えたが打線が思うように得点を挙げることが出来ず、試合は2-3で敗北。3勝4敗でワールドチャンピオンを逃してしまった。それ以降ライトがプレイオフで投げるとなぜか勝てず、1998年以降のプレーオフでライトが登板した試合のチームの成績は1勝10敗（それ以前は4勝1敗）という結果になっている。

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