海洋気象台(かいようきしょうだい)は、かつて日本に存在した気象台の一種で、主に海洋観測や海上気象観測、海上警報の発表を行っていた。気象庁の地方支分部局の1つで、管区気象台と同格とされた。廃止時点では日本国内に4か所置かれていた。第一次世界大戦後の海運界の好況の波に乗って1920年、海運業者からの希望により神戸に海洋気象台が設立された。1927年から海洋観測を開始。戦時中に函館気候測量所が函館海洋気象台になり、戦後長崎、舞鶴にもそれぞれ長崎海洋気象台、舞鶴海洋気象台がつくられた。海洋気象台は神戸海洋気象台と名称を変更し、以後気象庁とこの4つの海洋気象台が日本周辺海域を5つにわけ、それぞれ受け持つこととなった。組織上は管区気象台と同格であるが、気象業務の一部については管区気象台の管轄下に置かれていた。2013年1月、同年10月から、神戸、函館、長崎の三海洋気象台を地方気象台に改組した上で、海洋気象業務を大阪、福岡、札幌の各管区気象台に移管し、舞鶴海洋気象台は廃止して新たに本庁組織の日本海海洋気象センターを設置することが決定した。また京都府では、1つの府県予報区に2つの気象台を持つ特異性から、この改編に先立ち2012年3月28日に舞鶴海洋気象台の地上気象業務の管轄区域である京都府北部での予報等発表業務を、京都地方気象台へ移管した。2013年10月1日に組織変更が実施され、日本の海洋気象台は廃止された。※以下は2013年9月30日時点。
出典:wikipedia
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