福田 逸（ふくだ はやる、1948年 - ）は、日本の演出家、翻訳家、明治大学商学部教授、元財団法人「現代演劇協会」理事長。父は劇作家・評論家の福田恆存。恆存の次男として生まれる。1970年、上智大学文学部英文学科卒業。1973年、同大学院文学研究科英文学専攻修士課程修了。恆存の演劇活動を継ぐ。恆存等が結成した「劇団雲」を経て、その流れを汲む「劇団昴」では、シェイクスピア作品の訳・演出を主に手掛ける。2011年6月、国家基本問題研究所の評議員に就任。2013年秋、恆存の設立した財団法人現代演劇協会を設立50年にして解散する。『ジュリアス・シーザー』『マクベス』『リチャード三世』『ハムレット』などのシェイクスピア作品（エリザベス朝演劇）以外にも、T．ラティガン作『ウィンズロー・ボーイ』、A．フガード作『谷間の歌』、パム・ジェムズ作『マレーネ』、N．カワード作『夕闇』他、恆存の戯曲など多方面にわたり、『西郷隆盛』『武田信玄』『お国と五平』『道元の月』などの新作歌舞伎の演出も手がける。

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