『ゴールデンアイ 007』()は、1997年に任天堂から発売されたNINTENDO64用ファーストパーソン・シューティングゲームである。開発はイギリスのレア。映画『007 ゴールデンアイ』をゲーム化した作品である。2010年(日本では2011年)には別の開発元が制作したWii版が発売された。同映画をモチーフとしたものとしては『ゴールデンアイ ダーク・エージェント』(PlayStation 2、ニンテンドーゲームキューブ、ニンテンドーDS)も存在するが、ストーリーは全くのオリジナルであり、関連性はほとんどない。プレイヤーはイギリス諜報機関「MI-6」の工作員、「007=ジェームズ・ボンド」として数々の指令を受けながら、衛星兵器「ゴールデンアイ」の秘密を探っていく。基本的なストーリーは映画版と同一であるが、一部ストーリー展開が異なっていたり、ゲームのオリジナルステージも登場する。レアによる映画『007 ゴールデンアイ』のゲーム化企画は、映画および原作に感銘を受けたが任天堂ヨーロッパ(NOE)からスーパーファミコン(SNES)およびバーチャルボーイ向けソフトとしての開発資金供給を受けたことから始まった。しかし、レアは同時期にオリジナルの立ち上げを計画していたことや、権利の多くを映画会社側が保有することなどを理由に開発には消極的な姿勢を取っていた。また、開発着手後も発売に適した映画公開やテレビ初放送の時期を逃したり、E3でも注目を集めることができなかった為、開発チームの士気は非常に落ち込んでいたという。なお、バーチャルボーイ版は本体の売上不振に伴い開発が中止されている。その後、ゲームボリュームの拡大等に伴い、プラットフォームを任天堂の新型機(後のNINTENDO64)へと移行した。本作は元々バーチャコップ風のレールシューターとして開発が進められていたが、新型機のコントローラーにアナログスティックが搭載されることが明らかになった為、これを活用する移動やエイミングの機能を追加したことでファーストパーソン・シューティングにジャンルが変更された。マルチプレイ要素は開発のタイムリミット寸前に追加され、レアの上層部も実際に目にするまで存在を知らされていなかったという。当時家族向けゲームの開発に重点を置いていた任天堂にとって、諜報員の活動を描く『ジェームズ・ボンド』は非常に暴力的なフランチャイズであった。Hollisによれば、宮本茂は本作について「殺人がクローズアップされすぎている」「殺人だらけのこのゲームが悲劇的すぎる」の2点を指摘し、「ゲームが終われば病院に行って、敵全員と握手するようなゲームにするのはどうかな?」と提案したという。この提案自体は採用されなかったが、実際に流血表現の緩和など暴力表現の抑制が加えられた。2006年、任天堂アメリカ(NOA)社長レジナルド・フィサメィが本作をWiiのバーチャルコンソールで配信する計画の存在を明かしたが、以後の続報はなかった。2007年、開発元のレアが公式サイト上のQ&Aコーナーにおいて本作がバーチャルコンソールに登場する可能性についてコメントした。この中では「実現不可能」ではないとしつつ、レア自体の売却や本作の権利が様々な企業に移り変わった事に触れ、実現の可能性が非常に低いことを示唆している。2008年には誌にてXbox 360のXbox Liveアーケードでのリメイクが発表されたが、Xbox Live版権元である「Microsoft Game Studios」はその発表を噂にすぎないとして否定した。結局、正式なリメイク版の発表は2010年になってからだった。ストーリー上の繋がりを持つ続編は存在しないが、本作のゲームエンジンを受け継ぎ、本作の開発チームによって制作された『パーフェクトダーク』という続編的な位置付けのゲームが、2000年にNINTENDO64用ソフトとして発売されている。『ゴールデンアイ』をタイトルに冠するソフトは、2006年まで権利を有していたエレクトロニック・アーツから様々なハードで発売されているが、それらはいずれも本作や映画版との関連を持たない。コース毎によって様々な任務が用意されているが、内容によってある程度分類できる。中にはミッションを完了することでゴールになるステージがある。それぞれの組織に属する人物に分けて記述する。なお、ミッション8・9については映画ではロジャー・ムーアが007を演じているが、今作ではピアース・ブロスナンが007である。銃器のみならず、金属を引き寄せる電磁石時計やレーザー時計等の秘密兵器が登場する。これら特殊武器を除き、オリジナルに似せたゲーム独自の名称が用いられている。初期装備のほかに敵兵を倒すとその使用していた武器を入手でき、既に手に入れた同じ武器を拾った場合は弾薬のみ入手するが、その敵が二丁装備で使用していた場合は同様に二丁目の装備として入手できる。以下、武器として使用できる装備のうちお楽しみモードを使用しても二丁装備が不可能な武器は(※)を表記。以下は、特定武器の所持が可能になるモードである。両手が書いてある場合両手に所持することが可能。NINTENDO64版のテレビコマーシャルでは映画評論家である浜村淳と水野晴郎が出演していた。内容は「ジェームズ・ボンドのテーマ」をバックに浜村と水野が「007ごっこ」をするというもの。ナレーション(※)もこの二人が担当した。※以下がCMのナレーション(30秒版の場合。15秒版では少し内容が異なる)2010年6月のE3において、版権を得たアクティビジョン・ブリザードによるWiiリメイク版が同年11月に発売予定であることが発表された。Wii日本語版は任天堂が発売する。発売に合わせて、クラブニンテンドーの景品としてゴールデンクラシックコントローラPROが700ポイント(2011年6月30日から8月31日までの期間は、『ゴールデンアイ 007』のシリアルナンバーを利用すると300ポイント)と交換で配布される。TVCMではジャルジャルとしずるが出演し、ローカルプレイによる4人対戦を行っている。以下は64版からの変更点である。DS版はコール オブ デューティDS版をベースとしており操作性はこれに近い。コミコン・インターナショナル2011でHD機であるPS3とXbox 360への移植が発表され海外では2011年秋に発売予定1995年公開された映画版と同じGOLDEN EYEだが、映画版のティナ・ターナーではなく、ニコール・シャージンガーが歌っている。
出典:wikipedia
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