カラヴァッジョ（）は、イタリア共和国ロンバルディア州ベルガモ県にある、人口約1万6000人の基礎自治体（コムーネ）。バロック期の画家カラヴァッジョ（ミケランジェロ・メリージ）は当地で幼少時代を過ごした（出生地はミラノ）。ベルガモ県南端部、ジェーラ・ダッダと呼ばれる地域に位置する。コムーネ面積は32kmで市域は南北に長く、南にクレモナ県に接する。カラヴァッジョの街は市域中央にあり、県都ベルガモから南へ約23km、州都ミラノから東へ39km、ブレシアから西へ約45km、ピアチェンツァから北へ50kmの距離にある。市域の東部のバリアーノとの境界は、フォッソ・ベルガマスコである。13世紀から14世紀にかけて、西のアッダ川からセーリオ川を経て東にオーリオ川まで掘られた運河は、中世から近世にかけ「ベルガモ」と「クレモナ」の境界線となっていた。1432年5月26日、当地の野原に聖母の出現があったといい（カラヴァッジョの聖母）、これを記念した聖堂が建設されている。一般に「カラヴァッジョ」の名で知られるミケランジェロ・メリージは、カラヴァッジョ侯爵家に仕える邸宅管理人を父として生まれた。当地で生まれたとする説もあるが、一般的な説ではミラノに生まれ、ペストを逃れて当地で幼少期を過ごしたと考えられている。

出典:wikipedia