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電脳戦機バーチャロン

『電脳戦機バーチャロン』(でんのうせんきバーチャロン、"CYBER TROOPERS VIRTUAL-ON")は、セガ(後のセガ・インタラクティブ)が1995年12月に発売したアーケードゲーム、および同作を第1作とするコンピューターゲームのシリーズである。3次元コンピュータグラフィックスで描かれた空間の中で「バーチャロイド」と呼称される戦闘用の巨大ロボットを操縦し、敵プレイヤーと対戦するTPS形式の対戦アクションゲームで、メカニックデザインはカトキハジメが手掛けている。設定やゲームシステムを共有する全4作が発売され、家庭用ゲーム機やパーソナルコンピュータでの展開や移植版も発売されたほか、ゲームのプロデューサーである亙重郎の構想の下、小説や設定資料集、ドラマCDなどの形で作品世界の構築が行われた。プレイヤー対プレイヤーの対戦アクションゲームは『ストリートファイターII』シリーズ以来対戦型格闘ゲームが主流で、前進・後退・ジャンプのみという狭い自由度でしか移動できないものであった。しかし、バーチャロンシリーズの特徴は、プレイヤーは自機の後方の視点から3Dの戦闘フィールドをみて、前後左右空中と自由な機動を楽しめるようになっていることである。カトキハジメによるバーチャロイドのデザインや、高速で機動しながらの射撃戦・近接格闘戦なども特徴。ロボットゲームの草分け的存在というわけではなく、以前にも『バトルテック』などのロボットゲームのタイトルや、『サイバースレッド』のように類似したインターフェースを持つFPS形式の対戦アクションゲームは存在した。しかし、これらのゲームは「アニメのような操縦桿を使ったロボット操作の再現」に重点が置かれ「対戦」はそれに付随するものでしかないか、もしくは逆にロボットゲーム独自の操作性やけれん味が重視されていなかった。このことにより操作は複雑でアクション性に乏しく、地味でマニアックな印象は拭えなかった。それ故『バーチャロン』以前のゲーム業界では「ロボットものは売れない」という評価が一般的であった。それにもかかわらず、毎年セガに入社してくる新人の中にロボットゲームの企画書を上げてくる者が多くおり、それでは売れないということを分からせる「あえて失敗させるためのプロジェクト」という名目で企画に許可が下され、『バーチャロン』の開発は始められた。しかし、会社のこの想定に反して完成した作品は大ヒットし、その結果としてロボットゲームの代表的な作品と見なされることとなる。『バーチャロン』は3D格闘ゲームとそれまでのロボットゲームをミックスしてよいとこ取りをしたような、つまり、操作系を対戦前提にシェイプアップしたことにより格闘ゲームにあるスピーディさと緊迫感を手にしたロボットゲームである。また、シリーズのプロデューサーが「アクション詰め将棋」と形容する、高速で撃ち合いつつもある程度制限された動作の中で相手を理詰めで追い詰めていくようなゲーム性も志向されている。各シリーズの公式サイトは、2014年5月に発生したセガ(後のセガホールディングス)商品情報サイトへの不正アクセスにより一時的に閉鎖されていたが、段階的に復旧が進み、2016年2月5日の電脳戦機バーチャロン フォース(Xbox 360版)の復旧を以って完全復旧した。『バーチャロン』シリーズは、大きく分けると4作品だが、さらに移植作品やマイナーチェンジなども多数存在するため、シリーズにおける統一的なバージョンであるM.S.B.S.Verが設定されている。1995年12月にアーケードゲームとして登場したシリーズ第1作。バーチャロイドと呼ばれる8種のロボットが登場する。操縦桿2本という斬新な操作インターフェースを採用した。バーチャロイドはこの操縦桿の操作に応じてダッシュやジャンプ、攻撃などを行う。次作以降と区別する場合、背景設定の「オペレーション・ムーンゲート」に因んだ『O.M.G.』もしくはドットのない『OMG』、単に『初代』とも呼ばれる。1998年3月にアーケードゲームとして稼動開始。1対1を追求したシリーズ2作目、通称『オラタン』または『OT』。バーチャロイドの種類も増え、機体毎の防御力の差の表現に「V-アーマー」が導入された。動作パターンも大幅に追加され「クイックステップ」「バーティカルターン」「空中ダッシュ」「スライディング(しゃがみダッシュ)攻撃」「ダッシュ近接」などの操作が可能となり、攻撃も左右ターボボタンの使い分けにより多彩なものとなった。またシステム基板の性能向上によってバーチャロイドのデザインにも制約が少なくなり、エフェクトもシンプルだった『O.M.G.』に比べ派手なものになった。発売直前のAMショーのバージョンでも、グラフィックの向上が見られたが、テムジンの前ダッシュボムがOMGのままだったりと試行錯誤が開発にあった。2001年10月にアーケードゲームとして稼動開始。通称『フォース』または『VO4』。ロゴマークはアラビア数字の「4」であるが、これは4人対戦の意味の「4」であり、実際のシリーズは3作目である。前述の通り1対1の対戦だった前作とうってかわり、2対2の最大4人対戦となる。アーケード版では、当時の対戦ゲームとしては珍しい磁気カードによる継続プレイシステムを採用している。このカードには名前、使用中の機体、戦績、ゲーム状況、オプションの記録が行え、カードの発行と内容確認は別の「VO4ターミナル」と呼ばれる筐体で行う。このカードを作らないと大半の機体が使えない。使用基板が高価なSEGAHIKARUで、大型筐体のみ出荷され、1P&2P、3P&4P、ターミナルが必要であったため、設置スペース及びコストの関係上導入した店舗が少なかった。一方で時間経過とともにインカムが落ちて撤去された筐体が、発売当初は設置されなかった別の地域に運ばれて稼動・再燃するといった現象も起きた。現時点でバーチャロン・シリーズのアーケード最終作であることもあって、単一タイトルとしては非常に息が長いゲームとなっており、2013年時点でも一部の店舗で稼動している。。また、本作の家庭用移植が実現した現在、SEGAHIKARU基板のタイトルとしては唯一家庭用版が発売された作品にもなっている。2003年5月29日に家庭用向け専用にPlayStation 2で発売されたシリーズ最新作、通称『マーズ』もしくは『MARZ』。フォースのレギュレーションをベースにして、ミッションクリア型のアクションアドベンチャーゲームに仕立て上げている。戦闘はほぼフォースと同じであるが、ストーリーモードでは敵2-3機を同時に相手にしたり、軍事施設や輸送トレーラーを破壊するミッションなどもある。ステージについても迷路ステージや地雷ステージもあったりと、家庭用機ならではの要素が追加されている。回復アイテムや一定時間能力が上がるアイテムが追加されており、アクション性が重視される。また従来はムック・雑誌等の資料でしか知ることができなかった背景設定が、ゲームの随所でおおまかに語られている。『フォース』のレギュレーションに準じた通常の対戦モードも備わっており、コンピューターが操作する機体を交えての2人対戦や協力プレイも可能ではあるが、4人プレイには対応していない。『マーズ』では初心者やアクションに自信のないプレイヤー向けのオプションとして、操作を簡略化したオート操作モードも用意されており、本作の特徴の一つとなっている。本作はシリーズとしては初の移植作ではない家庭用オリジナルの作品であり、旧来のファンだけではなく、今まで『バーチャロン』に触れたことがなかった新規のユーザーを取り込むというコンセプトが掲げられた。その一方で、2009年4月にXbox 360版『オラトリオ・タングラム』の公式サイト上で行われたアンケート結果では、同作を「シリーズ4作品中で最も好きなタイトル」として挙げた回答者は少数に留まり、第3位に大差をあけられて最下位となっているほか、本作を「移植作を含めた7作品中で初めてプレイした作品」に挙げた回答者も、PS2版OMGに次いで下から2番目という低い順位に留まっている。『バーチャロン』シリーズは基本的に、攻撃ボタンとダッシュボタン(『オラトリオ・タングラム』以降はターボボタンという呼称)のついた、左右一対の操縦桿(ツインスティック)を操作して、自分が操縦する機体(バーチャロイド)の操作を行う。家庭用では専用のツインスティックが発売されている場合もあるが(詳細は「#ツインスティック」を参照)、ゲームパッドなどを用いることもできる。この場合はコントローラーの形状に合わせた独自の操作が用意されているが、ツインスティックによる操作を模した操作を設定できる場合もある。例えば専用ツインスティックが発売されなかったPlayStation 2の場合、専用コントローラー(DUALSHOCK)の方向キー又は左アナログを左スティック(ターボ:L1、左攻撃:L2)、十字に並んだ4つのボタン又は右アナログを右スティック(ターボ:R1、右攻撃:R2)に見立てるモードが用意されている。『マーズ』のみ上記の操作に加えて、基本的な操作が少ない入力で済むように変更・簡略化された「オート操作」(AIサポート)がオプションとして用意されており、攻撃の使い分けや近接戦闘でのガードを半自動化することができる。各バーチャロイドは三人称視点で描かれた3D空間の中で、前後左右への移動と旋回、ダッシュ、短時間のジャンプと下降を行うことができる。各動作はそれぞれある程度の制約を伴い、有利不利に結びつく。各バーチャロイドは攻撃ボタンと移動操作の組み合わせにより、多彩な攻撃手段を使い分けることができる。ただし各種攻撃には動作に応じたルールが付随し、不用意な攻撃には反撃を受けるリスクが伴う。バーチャロイド同士の戦闘は比較的広い空間で行われるが、ソードや鈍器による打突、あるいは四肢を用いた格闘攻撃が届く間合いになると攻防の手段や移動方法が自動的に変化し、近接格闘独自のルールが適用される。一部の機体にはレバーの入力とボタンを組み合わせた、固有の特殊入力技が用意されている場合もある。『フォース』および『マーズ』の対戦モードでは、戦闘中にスタートボタンを押すことでレスキューダッシュと呼ばれる操作を行うことができ、僚機に接触して互いのライフを分け合い、均等に再配分することができる。レスキューダッシュを行うと全ての武器ゲージを消費してしまう。また、リーダー機ではない僚機が撃墜された場合、行動不能になった僚機に接触することで同様にライフを再配分することができる。『マーズ』のストーリーモードでは、敵機を倒したりコンテナを拾ったりすることでアイテムを入手できる。このうち回復アイテムは最大5個までストックすることができ、取得した回復アイテムを消費することによって自機および僚機のライフを約半分程度回復することができる。僚機が同伴するミッションでは、回復アイテムを持っていないか、ライフが100パーセント残っている状態に限り、同じ操作でレスキューダッシュを行うことができる。 ちなみにSS(セガサターン)のツインスティックを改造し、変換器で無理矢理「ツインB」の操作タイプで対応させる事もできるお互いに攻撃しあい、先にヒットポイントをすべて失った方が敗北となる。また、制限時間内に決着がつかなかった場合は、残りヒットポイントの多い方の勝利となる。これを3セット行い、2本先取した側の勝ち抜きとなる。ドローの場合も極稀にある。なお、制限時間の有無や長さ、対戦本数は内部設定により変更可能。特に時間無制限1本勝負は『デスマッチ』とも呼ばれる。『フォース』及び『マーズ』における対戦モードのレギュレーションでは、隊長機のヒットポイントが先になくなったチームが敗北となる。また、制限時間内に決着がつかなかった場合は、残りヒットポイントの合計が多い方の勝利となる。一人用のアクションゲーム仕立てとなっている『マーズ』のストーリーモードでは、プレイヤー機のヒットポイントが失われるか、制限時間内に決着がつかなかった場合にゲームオーバーとなる。勝利条件はミッションの内容によって異なり、提示された条件を達成できなかった場合にもゲームオーバーとなる。『O.M.G.』『オラトリオ・タングラム』では、基本的には自由に機体を選ぶことができる。『フォース』のアーケード版では、継続プレイ用の磁気カードを作成した際に基幹機種の中から1機体を選び使用することになり、プレイしていくうちに新しい機体が支給される。支給は原則として同系列だが、テムジン707系と747系、フェイ・イェン系とエンジェラン系とガラヤカ、マイザー系とスペシネフ系と景清系、アファームドJ系とアファームドT系はまれに相互に支給されることがある。また、現在使用している機体と同じ機体で、外見上の特殊仕様機(色違い、あるいはいわゆる胸パーツの変更)が支給されることもある。機体支給時は「乗り換える」か「今までの機体を使う」を選ぶことになる。乗り換えた場合、今までの機体を使いたければ、今度はそれが支給されるまで待つしかない。カードを用いない場合は、各系列ごとに1機種存在する基幹機種のみが選択可能となる。そのため7.6以降ではテムジン707系列はカード無しでは使用できない。『マーズ』の場合、ストーリーモード中に機体ごとに定められた支給条件を達成することで、使用可能な機体やカラーバリエーションが開示されていく。一度使用可能となった機体は自由に乗り換えることが可能で、また別のセーブデーターでも共用される。『フォース』のXbox 360版では、シングルプレイで特定の条件を達成することで使用可能な機体が開示されていくという、アーケード版と異なる仕様になっている。ゲームの舞台は巨大企業群が行政レベルまで運行するようになっている架空の未来世界であり、暦は16進数で表記される電脳暦(Virtual Century:V.C.)と呼ばれるものになっている。この時代、社会活動の全てが商業ベースで運行されるようになった事、そして人類共通の認識としての自分たちの限界──限りある地球圏でひしめき合うように生きていかざるをえないという事実は、紆余曲折の末お互いを潰しあう従来型の戦争を放棄させ、その役割の大部分を情報戦争へと推移させていった。しかし物理的戦争、闘争という形への欲求・需要を放棄するには至らず、代替として共存的闘争を旨とする「見世物」「戦争ゴッコ」たる「限定戦争」という概念が提出され、社会に組み込まれていった。本作品の設定・ストーリーはこの限定戦争に投入されることとなった巨大人型戦闘兵器「バーチャロイド(Virtuaroid)」と、バーチャロイドをもたらしたオーバーテクノロジー及びその周辺を中心に展開されていく。舞台は電脳歴V.C.a0年。月で発見された遺跡(ムーンゲート)から得られた技術(V.コンバータ)によって画期的な人型ロボット兵器「バーチャロイド(VR)」が開発され、極秘裏に販売準備が進められ、それと平行してビデオゲーム「バーチャロン」で優秀な成績を収めたプレイヤーがパイロットとしてスカウトされていた。そのなかで、月の遺跡が暴走を開始した。この脅威を排除するため、バーチャロイドを大量に投入し月遺跡破壊作戦が行われた。「オペレーション・ムーンゲート」と名づけられたこの作戦を描いたのが第1作である。ある事情でO.M.G.に参戦可能なのは「バーチャロン」用の機体に限定されており、軍事作戦のためにビデオゲームをプレイしなくてはならないという冗談のような事態となっている。前半のステージはシミュレーションによる適性検査であり、クリアすると遠隔操作用バーチャロイドが割り当てられ後半の実戦に入る。適性検査クリアに時間が掛かると、実戦の前にシミュレーターのバグでヤガランデと闘う事になる。副読本『SCHEMATIC』が発刊される前は、「プレーヤーはゲームをしているつもりでも、未来に実際に存在しているバーチャロイドを遠隔操縦しており、無自覚のまま戦場に投入されている」という趣旨の設定がセガサターンマガジン誌上で発表されていたが、上記のように改められた。オペレーション・ムーンゲートによって月遺跡の暴走の危機は免れた。しかし、バーチャロイドを開発していた企業国家DN社は月遺跡暴走の責任を問われる形で崩壊した。それに伴い、傘下にあった8つのプラントは独断による行動を開始する。最終的にはDNAを擁する第8プラントフレッシュ・リフォーを中心とした陣営とRNAを擁する第4プラントTSCドランメンを中心とした陣営に分裂した状態で事態は膠着することになる。そしてV.C.a4年、この両陣営の間で大規模な限定戦争が企画、実行された。その大戦役「オラトリオ・タングラム」を描いたのが第2作「オラトリオ・タングラム」である。なお、勝利者へは時空因果律制御機構タングラムの所有権が与えられることになっているが当のタングラムは電脳虚数空間の中で行方不明となっている。この戦役の真相は「マーズ」のゲーム中、プラモデル商品の説明書、一部の書籍において明かされている。オラトリオ・タングラム開幕より4年後のV.C.a8年、火星圏と木星圏で発見されたV.クリスタル(各々マーズ・クリスタル、ジュピター・クリスタルと呼ばれる)が活性化し、木星圏ではジュピター・クリスタルから出現する戦闘結晶体アジムとゲランによる被害が深刻化していた。この対策として「打撃艦隊フォース」が木星に派遣されるが、木星資源を巡る権益を持つ諸勢力はこれを歓迎せず、フォースの妨害を仕掛けることすらあった。後に、「木星継承戦争」と呼ばれるこの戦争を描いたのが、第3作「フォース」である。なお、プレイヤーが所属する「打撃艦隊フォース」はジュピター・クリスタルからリバース・コンバートしてくる戦闘結晶体「アジム」と「ゲラン」を水際で撃破、実世界への侵入を阻止するというアンベルIVの目的のもとで結成されている。ゲーム前半の火星ステージは一般部隊による限定戦争興業であると同時にフォースへの選抜プログラムを兼ねているという設定。舞台はV.C.a9年の火星圏。木星継承戦争の開幕後、混乱を極める火星戦線は限定戦争としての管理ができなくなり、さらなる混乱への一途をたどり始めた。それらの混乱を意図的に引き起こし何らかの企てをする謎の組織「ダイモン」の存在が確認された。タングラム消失にまつわる一連の事件も全て、彼らダイモンが引き起こしたと言われるが真相は定かでない。フレッシュ・リフォー盟主の座を引退したリリン・プラジナーは、ダイモンを討伐すべく特務機関「MARZ」を設立した。MARZとダイモンの戦い、それに関わる様々な機関や人物との交錯を描いたのが、第4作「マーズ」である。MARZ所属の隊員であるハッター軍曹が敵に捕われ、消息を絶ったという報告から物語は始まる。プレイヤーはハッター軍曹の捜索を命じられて火星圏におけるDNAの勢力圏に向かうが、そこでかつて「オペレーション・ムーンゲート」に出現した巨大要塞型の兵器ジグラットを操る未知の敵と遭遇する。ハッターを救出したプレイヤーは陽動作戦を兼ね、敵の詳しい情報を得るため、ハッター軍曹と共に木星圏にあるRNAの支配域へと向かう。情報を得るために接触した薔薇の三姉妹の態度はMARZと敵対的であったが、彼女らからダイモン・フラグメントなる未知のアイテムに関する情報を得る。ダイモン・フラグメントは木星圏に所在するJクリスタル(ジュピター・クリスタル)に似た性質を持っていることが解析され、プレイヤーは詳しい情報を得るため、Jクリスタルから実体化したアジムとゲランと交戦する。しかしアジムとゲランが倒されるとJクリスタルはいずこかへと消滅し、プレイヤーは消滅の余波によって地球または月へと転送されてしまう。プレイヤーは、MARZの組織から援助を受けられない土地で孤立する。月では、白虹騎士団の白騎士クリアリア・バイアステンと行動を共にし、Jクリスタル消滅の影響によってムーンゲート周辺で多発するシャドウ現象を追う。地球では「オラトリオ・タングラム」が継続中の禁制領域シバルバーでハッター軍曹と合流し、薔薇の三姉妹やMARZの上官に言われるままワイルド・クリスタルと呼ばれるアイテムの収集に当たるが、そのせいで恐るべきヤガランデの幻影やジグラットと交戦することになり、結果としてハッター軍曹は上官への不信感を募らせてMARZを離反してしまう。いずれにせよプレイヤーの遭遇した事件の背後にダイモンを名乗る存在があることが示された後、プレイヤーは月から地球へ、地球から月へと転送され、両方のルートを経由する。その間にも火星圏では、ダイモンが提供するオーバーテクノロジーを巡って企業国家同士の攻防が激化しており、MARZは苦境に立たされていく。ダイモンによって火星の極地へと秘匿されていたJクリスタルを奪取するため、プレイヤーは火星へと帰還し、通信回線をハッキングして挑発的な言説を浴びせてくるダイモンの罵倒を受けながらも、攻撃に晒されている拠点を防衛したり、ダイモンにハッキングされた大型ミサイル基地を破壊したり、報酬のために独断で精鋭部隊S.H.B.V.D.を巻き込んでダイモンに荷担したギル少尉の一味と敵対したりする。騒乱の中、MARZを離反していたハッターはS.H.B.V.D.所属時代のコネクションを使ってギル一味を退かせるが、その一方で事態の攪乱こそがダイモンの思惑に対抗する術であると主張し、プレイヤーとも対決する。プレイヤーはハッターを退け、Jクリスタルの元に辿り着いてこれを解放するが、ダイモンの狙いはその際に発生する時空の歪みにあり、これがダイモン側の大量破壊兵器である事象崩壊要塞の完成を間近なものにしてしまう。電脳虚数空間に潜んでいる要塞の位置を探し出すには、要塞のセンサーであるダイモン・フラグメントを7つ集めて逆探知を仕掛ける必要があり、プレイヤーはその任につく。新たに若い女性のオペレーターがプレイヤーの専属として配属され、彼女はミッションの合間に「オペレーション・ムーンゲート」や「オラトリオ・タングラム」の裏側で暗躍していたダイモンの正体について明かしていく。彼女の話によれば、ダイモンとは現人類誕生以前にムーンゲートを建造し、Vクリスタルを意のままに制御した古代文明の残留思念のようなものであるという。オペレーターの話題はやがて、かつてダイモンに養父を暗殺され、15歳から指導者として「オラトリオ・タングラム」の争乱を率い、後にMARZの創設者となった女性、リリン・プラジナーの話題へと及ぶ。オペレーターは最後に、他ならぬ自分こそがリリン・プラジナーその人であることを明かし、MARZの真の創設理由がダイモンとの戦いに決着を付けることにあると語る。プレイヤーはリリンに命じられ、ダイモンとの決戦の場である事象崩壊要塞内部へと送られる。要塞内部では、かつてリリンが設計したタングラムのAIが、ダイモンに乗っ取られて要塞と同化されかかっており、プレイヤーに助けを求める。プレイヤーは要塞内部に配置されたジグラットなどのダイモンの兵器群を蹴散らし、途中、かつて主人公に救出された時の恩義を返しに来たハッター軍曹の助力を得ながら要塞の中心部へと辿り着き、ダイモンに操られたタングラムと対決する。タングラムを拘束する6つのRSTユニットをプレイヤーが破壊するとエンディングとなるが、エンディングにおいてタングラムが語る内容は、それがプレイヤーが見た何周目のエンディングかによって異なる。ダイモンから解放されたクリスタルは宇宙空間を飛び越え火星へと向かっていき、火星は青い星となる。ゲーム中、プレイヤーが操作することになる巨大人型兵器。略称VR。正確には、戦闘バーチャロイドという。また、O.M.G.で活躍するVRを基準として第1世代、第2世代、第3世代がある。限定戦争で用いられるVRは商品兵器であり、扱いとしては機材に近い、あるいは機材そのものである。バーチャロイドのメカニックデザインは全てカトキハジメが手がけている。デザインに当たっては、これらのメカニックに同じ技術基盤が用いられていることを示すために外見の共通化が図られており、具体的には頭部には当時ジョイポリスで稼動していたセガのアトラクション『VR-1』用のヘッドマウントディスプレイ「メガ・バイザー」の意匠が、背部に背負った装置V.コンバータにはセガサターンやドリームキャストなどのセガ製の家庭用ゲーム機本体の意匠が使用されている。電脳戦機バーチャロンシリーズは、唯一ストーリーモードを導入している『マーズ』を除き、ゲーム中では登場人物が明確な形で物語に関わる場面は少ない。ただしゲームのバックストーリーや小説、漫画、ドラマCD作品などには多数の登場人物が登場し、中にはイッシー・ハッター軍曹やミミー・サルペンといった、複数の作品に登場する人物も設定されている。二本のジョイスティックを左右に配した専用ゲームコントローラ。バーチャロンシリーズ独自の形状ではなく、類似のインターフェイスはバーチャロン以前にも他社のアーケードゲームなどに用いられており、後発のゲームでも採用しているものがある。バーチャロンシリーズの場合、人差し指で引くトリガーで右手および左手の武器を、親指で押す上部のボタンにダッシュ(ターボ)の操作が割り当てられており(詳細は「#操作方法」を参照)、各スティックは8方向へのデジタル入力となっている。本作の関連商品として家庭用のツインスティック・コントローラが発売されており、セガサターン用、ドリームキャスト用、Microsoft Windows用、Xbox 360用のものが発売されている。専用ツインスティックが発売されなかったPlayStation 2版『O.M.G.』『マーズ』や、発売が遅れたXbox 360版『オラトリオ・タングラム』では、個人でセガサターン(SS)用ツインスティックを改造したものを変換器で接続したプレイヤーもいる。バーチャロンシリーズはゲーム本編では語られない設定が多々あり、それらを補完する解説書やサイドストーリーも幾つか発表されている。組み立て説明書に記載される機体解説で新設定が公開されることが多い。また、1/144(ウェーブ)と1/100(ハセガワ、壽屋、ボークス)スケール。ただし、ウェーブの1/144シリーズ、壽屋の1/100シリーズは現在生産されていない。

出典:wikipedia

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