石榑峠(いしぐれとうげ)は、鈴鹿山脈の三重県いなべ市と滋賀県東近江市との境にある峠。国道421号が通る。標高は690m。峠の前後2kmほどの区間は簡易舗装がなされているものの非常に狭隘な急坂で、2t以上の車は通行止めとなっている。また車幅が2mを超える車も通行できない。狭隘区間の入り口には車幅を制限するためのコンクリートブロックによるゲートがある。冬期は通行止め。また、2008年(平成20年)9月2日の豪雨により、峠を含む区間は通行止めとなっており、復旧工事も行われないことから新道開通により正式に廃道になるものと考えられる。鈴鹿山脈の主稜線上にあり、北側の竜ヶ岳から南側の釈迦ヶ岳へと延びる登山道がこの鞍部を通っている。峠近くの南側にはNTTの無線中継所があったが、撤去された。この峠道を石槫トンネルでバイパスする道路で、2003年(平成15年)に事業化。2006年(平成18年)5月27日に着工し、2009年(平成21年)1月30日にトンネルの貫通式が行われた。2011年(平成23年)3月26日供用開始。このトンネルにより、所要時間が約30分短縮され、冬期閉鎖や重量車規制が解消された。石榑峠は名古屋急行電鉄がトンネルを建設する計画があった。また新幹線の計画の前身であった弾丸列車もこの石榑峠を通る予定であったが、結局新幹線は米原を通るルートとなった。
出典:wikipedia
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