バーディー (Birdie) はカプコンが製作した対戦型格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズに登場する架空の人物。初代『ストリートファイター』(1987年)の敵キャラクターとして登場し、後に『ストリートファイターZERO』(1995年)で大きくデザインを変えて再登場する。初代『ストリートファイター』ではボクシングやプロレスなど様々な格闘技で活躍していたが、その圧倒的強さのために戦う相手がいなくなり酒場の用心棒を務めるようになる。『ストリートファイターZERO』(以下『ZERO』)および『ZERO2』では卑劣で残虐な手口のためにプロレスをはじめとするあらゆる格闘技界から追放され、パブの用心棒としてくすぶっていたが、麻薬組織シャドルーの存在を知り野心を抱く。『ZERO2』のエンディングでは総帥のベガに自分を売り込んでシャドルー入りを果たすが、ベガが自分を利用する魂胆であることを見抜いている。また、「パワーはこのベガをしのぐかもしれん」と評される。『ZERO3』ではすでにシャドルーの一員となっており、ベガを倒して、サイコドライブを奪取して組織を乗っ取ろうとする。ただ、ベガはバーディーの目論見を気にしてはおらず、ある程度は自由に泳がせている。荒々しい性格ではあるが、後述の人間関係を構築した処世術と、うかつに危ないことをしない慎重さをもっており、『ZERO3』では自身は慎重にサイコドライブを調べていたのにマイク・バイソンに破壊されたことで呆れていた。初代『ストリートファイター』ではモヒカンヘアをした白い肌の巨漢だった。『ZERO』シリーズでは穴の空いたモヒカンと褐色の肌をしていて、両手の手錠を繋ぐ長い鎖が外見上の大きな特徴。その髪型には並々ならぬ執着を抱いており、対戦時の勝利ポーズでは櫛で髪を整える様が見られる。そのほか、同じくモヒカンヘアのザンギエフや大銀杏を結ったエドモンド本田などには髪型を理由に対抗意識を燃やす。バーディーの肌の色が初代から『ZERO』シリーズで変化した理由は設定上では明かされていない。開発者インタビューでは「基本的にはパラレルワールドの話という風に考えてほしい」「一応『ストリートファイター』のバーディーと同じ人物かどうかはどこにも明記していないので、あれはあくまで『ZERO』のバーディー」と語られている。『ストリートファイターV』(以下『ストV』)では『ZERO』シリーズのデザインを踏襲しているがモヒカンの形状が異なるほか、『ZERO』シリーズと違って体重が大幅に増加して肥満体型になっている。人物像についても、粗暴で野心家な性格だった面は鳴りを潜め、周囲の行動に振り回される等のコミカルな一面が強調されたキャラクターになっており、『ストリートファイターIV』以降は悪役ぶりが強調されたマイク・バイソンと相対している。尚、ケンからは「前にどこかで会ったような…でも体型は違ってたか?」、春麗に「昔と比べて丸くなったわね、性格も…体型も」と言われている。『ストV』のストーリーでは、シャドルー基地で新四天王のファンに帽子を被ることを義務付けられたことに激怒しシャドルーを抜け出した。その後は世界各地を転々と食い逃げしながら移動し、神月家の豪邸を通りかかったところで神月かりんに呼び止められシャドルーを抜け出したことを話すと「食客」として招待される。それからは、かりんや柴崎と共に行動することが多くなった。シャドルーに加わっていたこともあり、キャミィに対して「どこかで見たような…人形共の仲間か?」や「人形は今再調整中のはずだ」と言うなど脱退直前までのシャドルーの内情に詳しい。また、『ストV』ではVスキル、勝利演出、ストーリーモードでドーナツを食べることが多くなった。なお、プロレスラー時代には『マッスルボマー』シリーズに登場するタイタン・ザ・グレートとタッグを組んでいた経歴がある。『ストV』公式サイトの「キャラ図鑑」ではシャドルー入団前は赤いリーゼント頭かつ赤いヒゲを生やした姿で、好きな物はビールと音楽活動と設定されている。初代『ストリートファイター』では大柄な体格を生かしたリーチが長い攻撃を仕掛けてくる。特にヘッドバットとジャンピングハンマーナックルは強力な技である。『ストリートファイターZERO』の開発スタッフはそのコンセプトを「動きは遅いけれど一発逆転のできるキャラとして企画しました」「“リュウ、ケン”キラーのバーディーをぜひかわいがってやってください」と述べている。『ZERO』シリーズでも大柄な体格であるが、通常技のリーチは全体的にはそれほど長くない(遠距離立ち強パンチの「ダブルバーディーハンマー」やしゃがみ強キックの「ローリングバーディーキック」などはリーチが長く、とりわけ、CPUバーディーは迂闊な飛び込みに対しては超反応で前者の技を出して対応してくる)。反面、無敵時間を持つ突進技の「ブルホーン」、高威力のコマンド投げ、そして、相手が出した飛び道具を避けて大ダメージを与える好機に変えることが可能なスーパーコンボ「ブルリベンジャー」も持ち、飛び道具を持つ相手に対しても怯むことなく戦うことが可能なキャラクターである。『ストV』では肥満体型になり、動作も重くなっている。飛び道具を持つキャラクターに対して有効な「ハンキングチェーン」や「ブルリベンジャー」が追加され、「ブルホーン」が対空技に変更されている。中平正彦の漫画『STREET FIGHTER ZERO』の序盤に登場。格闘を捨てようとしていたリュウを、船上での麻薬取引の際の用心棒に雇う。アウトローではあるが、殺意の波動に目覚めたリュウを止めるべく、刑事である春麗と自発的に共闘して、自分の身を犠牲にすることも辞さなかった。さらにリュウの豹変ぶりに涙まで見せるなど、ゲームとは異なる人情味のあるキャラクターとして設定されていた。『ZERO』から『ZERO2』、さらに『ZERO2』から『ZERO3』にかけて、通常技や特殊技のグラフィックが大幅に描き換えられている。『ZERO3』のバーディーのCPU出現テーブルのパターンは特殊なものになっており、8人目の対戦キャラクターが必ずキャミィかバルログになる。ホームステージは初代『ストリートファイター』ではイギリス市街、『ZERO2』ではロンドン駅構内の公衆トイレの中、『ZERO3』ではトレインセメタリーとなっている。
出典:wikipedia
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