株式会社マルカン百貨店(マルカンひゃっかてん)は、岩手県花巻市に本社のある日本の百貨店の一つ。地方の小型百貨店。通称「マルカンデパート」。スーパーマーケット、レジャー施設等を運営するマルカングループの中核をなしていた株式会社マルカンは1959年4月2日に設立。1973年に花巻市上町にマルカン百貨店を構えた。1977年2月に百貨店部門につき株式会社マルカン百貨店が設立された。「マルカン百貨店」は北上市、水沢市(現:奥州市)にも進出していたこともある。2016年6月7日をもって花巻市上町の店舗を閉店した。なお、株式会社マルカンが花巻市内で経営しているアルテマルカン桜台店などは営業を継続している。花巻の老舗で馴染み深い周辺市民も多く、食事時間帯の大食堂は曜日を問わず賑わっていた。地下食品売り場はスーパーマーケット型の売り場となっていたが、2011年2月20日で営業を終了した。以後、地上8階のうち6フロアで衣料品や日用品を販売していた。2015年夏に耐震診断を実施したところ不適応と診断され、老朽化で部品調達など施設補修が困難であること、改修や建て替えには多額の費用が必要となること、不特定多数の人が訪れる店舗で安全性を確保できないことから存続は困難と判断。2016年6月7日をもって閉店することとなったが、花巻市の花巻家守舎が運営の引き継ぎを検討していると報道された。しかし、先述の通り閉店となった。なお、本店向かいの駐車場は初期は日本の百貨店では珍しく1か所の上下に2台駐車のできる二段形となっていた。6階大食堂の名物メニューは巨大ソフトクリームで、全国ネットのテレビ番組で何度か取り上げられていた。2015年9月現在、価格は税込180円。以前はバニラ・チョコレート・ストロベリーの三種類があったが、2011年時点ではバニラのみである。箸で食べるのがベターとされている。ソフトクリームだけでなく、「ナポリカツ」「マルカンラーメン」なども人気がある。昭和のレトロな雰囲気を残した大食堂は花巻市の名物となっており、中心街は人通りが少なくなっている中、それでも大食堂は常時多くの人を集めていた。マルカン百貨店自体も売り上げの殆どを大食堂が占めていた。注文は、あらかじめ入口にある食券売場または食券販売機で食券を購入し、ウェイターに食券を渡し、半券を受け取る形式となっていた。年中無休であったが、閉店発表以降は利用客が殺到したため従業員の体調に配慮し、毎週水曜日は休業となっていた。
出典:wikipedia
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