ジェイアールバス関東館山支店（ジェイアールバスかんとうたてやましてん）は、千葉県館山市北条にあるJRバス関東の営業所。関東地区の省営バスで初めて、省営バス全体でも4番目に開設された営業所であり、ジェイアールバス関東の支店の中ではもっとも長い歴史を有する。館山駅駅舎に隣接した建屋にて高速バス乗車券売り場を同支店の直営で営業している。当支店常駐車両で運行するもののみ記述する。いずれも日東交通と共同運行。好調な高速バスとは対照的に、路線バスは自家用車の増加などによる利用客離れで赤字の状況にあり、国・県・沿線自治体（館山市・南房総市）が赤字分を補助金で補填して運行を維持しているのが現状である。2011年2月には同支店と館山市の連名で沿線住民に対し、路線バスの利用を呼びかける文書での回覧を実施した。同支店管内では運行区間毎に系統番号を設定（同支店作成の路線図に明記）。しかし、実際には行先表示に明示はしていない。南房州本線：（館山駅 - 安房神戸 - 安房白浜駅）洲の崎線：（館山駅 - 坂田 - 伊戸 - 平砂浦ビーチホテル - 南房パラダイス - フラワーパーク - 安房白浜駅）なお、2012年10月以降、高速バス「房総なのはな号」の一部が館山駅以遠を一般路線バスとして運行している。2014年10月現在の該当系統は以下のとおり。観光地の路線ということもあり、国鉄時代は座席定員の多いトップドア車がほとんどであった。JR化後は前後扉か前中扉の路線車が主体となっているが、その場合でも前乗り前降りで運用されることから、後扉または中扉は基本的に使用しない。また、観光地ということで2人がけシートが主体となっている。当地区では日野車体のいすゞ車という、国鉄では多数導入されていたがバス全体から見れば珍しい車両も在籍していた。1993年 - 翌1994年にかけては、同社で唯一（当時）となる三菱ふそう・エアロスターも導入された（現在は廃車）。現在は日野車の割合が高い。一時期は中古車を都営バス・横浜市営バス・京浜急行バス・東急バスから購入の上使用していたが、2 - 3年程度で廃車となっており、一時的な車両不足を補う役目を担っていた。JRバス関東の支店の記述でもふれている通り、車両購入の決定権が支店にあるため、このようなことも支店レベルの決議事項で行うことが可能であることを示す実例である。現在運用についている車両は全て大型車である。中型車を購入していた時期もあったが、2009年に全車廃車となり、現在は在籍していない。また同支店管内は、東京都ディーゼル規制区域である関係上、経年車両は非規制区域で運行している他支店の車齢の若い車両とトレード等で対応している（一部の経年車は適合DPF（粒子状物質減少装置）装着で対応）。高速車は2013年より大半が44人乗りハイデッカー車の日野セレガと三菱ふそうエアロエースに置き換えられたが、三菱ふそうエアロバスも2台残存する。東京支店の乗務員も房総なのはな号では同支店の車両に乗務することから、通し乗務になっている吉川・松伏号へも当支店の車両が使用される。2013年12月11日から2014年2月17日まで復刻デザインバス「赤つばめ」（東京支店所属H657-12401号）も房総なのはな号で運行した。

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