カザン大学(カザンだいがく、、)はロシア・タタールスタン共和国の首都カザンにある大学。1804年に創設され、帝政ロシア時代の大学の中ではヴィリナ(ヴィリニュス)大学、タルトゥ大学、モスクワ大学に次いで4番目に古い。ヴォルガ川中流域やウラル地方における研究・教育の中心地となっており、ロシアにおける「有機化学発祥の地」として知られる。ロシアの大数学者ニコライ・ロバチェフスキーは、1827年から1846年までカザン帝国大学学長を務めた。アレクサンドル・ブートレロフ、ウラジミール・マルコフニコフ、らがカザン大学で教鞭をとっている。また、1875年から1883年に教授を務めたポーランド出身の言語学者ボードゥアン・ド・クルトネは、後のプラハ言語学派に繋がるカザン言語学派を創設することとなる。帝政時代末期には反体制を志向する学生運動の拠点となり、この学校に通っていたウラジーミル・レーニンは学生運動への参加を理由に放校処分を受けた。帝政時代は歴史・言語学、物理学、医学、法学の4学部を備え、1917年の十月革命の後に大学が拡充される。カザン大学本館は、1825年に建築家のピャトニーツキーの手によるもので19世紀におけるロシアの地方都市の新古典主義様式の代表的建築として評価されている。カザン大学本館の正面にはレーニンがかつて通っていたことにちなんでレーニン像が立てられている。ロシアの他の都市にあるレーニン像が頭の禿げた壮年の姿であるのに対し、カザン大学前にあるレーニン像は髪を蓄えた学生時代の若きレーニンの姿となっている。大学付属図書館の旧館には、東洋学関係の膨大な文献資料が所蔵されている。金沢大学、埼玉大学、東京外国語大学から留学生が来ている。副専攻で日本語を学ぶことができる環境にある。日露青年交流センターより日本語教師が1名派遣されている。
出典:wikipedia
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